2012年8月14日 (火)

愉しきかな おやじバンド

先月のことになるが、おやじバンドを聴きに行った。

最近は聴くのはもっぱらクラシックであるが、昔は結構ジャズライブなども聴きに出かけたものだ。今回は、銀行の広報で戦友ともいうべき仲間のHさんが出演するので誘われたのだ。戦友といっても、異なる金融機関の友人なのだが、広報の世界は会社を超えた付き合いが出来るので面白い。

Hさんは、旧華族のやんごとなきお方である。私が第九の合唱に誘い、一時は一緒に歌っていた。血はあらそえないもので、銀行員のかたわら水彩画などをものし、雅楽に手を染めるなど、根っからの芸術家気質とみた。そして、近年は銀行の先輩の誘いで、おやじバンドやっているのだ。

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出かけたのは、銀座松坂屋に程近いTACTというライブハウス。100名ほど入れるだろうか、立派な会場である。観客は殆どがHさんが勤める金融機関関係の方のようだったが、アットホームでいて、とてもノリノリの愉しい一夜だった。

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曲目は洋の東西を問わず、ビートルズから懐かしのグループサウンズまで幅広。アマチュアバンドだから、技量は「それなり」であるのだが、メンバーが皆愉しんでいる様子がとてもほほえましかった。

リズムギターを弾くメンバーが、昔を思い出したのだろうか、感極まって涙ぐんで演奏の手が止まってしまったあたりには、私もほろっとさせられた。

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Hさんは、ヴォーカルとキーボードを担当。味のある声で、なかなかのもの。上手く歌いこなしていて少々驚いた。

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驚いたといえば、観客に私と同じ合唱団の女子がいたこと(上写真左端)。たまたま、同じテーブルでまん前に座っていたので、歌の話をしていたら、合唱をやっているとのことで、なんと曽我大介さん=一音入魂合唱団の名前が出たのにはビックリした。合唱指導の豊原先生について個人レッスンも受けているらしい。世の中狭いというか、ここにも幸せなセレンデピュティがあったのだった。

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2011年11月22日 (火)

JUJUの「バードランドの子守唄」

ジャズファンならば、Lullaby of Birdland(バードランドの子守唄)はよくご存知だろう。

20年位前だから大昔の部類に入るが、まだ合唱も始めていなかった頃、一時期ジャズヴォーカルに凝っていた時期があった。この歌はいわゆるスタンダードと呼ばれる名曲で、私の大好きな曲でもあった。サラ・ヴォーンがクリフォード・ブラウンと共演した演奏が名盤だが、他にも、クリス・コナーとか、私が敬愛するメル・トーメの演奏も素晴らしい。

まさか、この名曲を、こんな形で聴くとは思ってもみなかった。一年ぶりくらいにJ-POPSのベスト50を見ていたのだが(プロモーションビデオ)、そこの「coming soon」に登場したJUJUというポップス歌手が歌っていたのだ。

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JUJU「という」と断ったのは、このブログの読者の中にはご存じない方も多いと思ったからである。私は、名前は知っていたし、上手い歌手だなと気にはなっていた。最近、JEY‘EDとデュエットした「永遠はただの一秒から」なんて、グッとくるいい歌だ。

JUJUは1976年生まれのJ-POPS女性歌手。最近良く聴くところのR&B系のシンガーである。古くは、これまた私の好きなMISIAや小柳ゆき、あたりから火がついたような気がするR&B系であるが、ソウルフルでシャウトする歌が心地よい。ここ数年カラオケには行かなくなったが、意外にも(笑)私も好んで歌っていたことがある。そういう意味で、JUJUはMISIAや小柳ゆきの系統を継ぐ正統派R&B系と言ってよいだろう。時代を反映して、ちょっと軽めだけれど。

さて、冒頭の話に戻るのだが、その彼女が歌うLullaby of Birdlandがとても素晴らしいのだ。正統派のジャズヴォーカルと言っても良いだろう。あわてて、色々と調べてみた。そうしたら、彼女は12歳の時からジャズシンガーを目指し、音楽活動に入ったということが分かった次第。その後、ニューヨークへ渡り大変苦労をしたらしい。そうか、そういう事だったのか。だから、とっても上手なんだね。

http://www.5ive-star.com/detail/771

http://pvblog.blog98.fc2.com/blog-entry-11679.html

Lullaby of Birdlandはテレビ朝日系ドラマ「DOCTORS〜最強の名医〜」主題歌なのだが、どんなドラマなんだろうと興味がそそられた。そして、もっとかきたてられたのは、この歌を含めてJUJUは初のジャズ・アルバムを作っていることなのだ(下記:今月30日発売)。

名曲揃いである。しかも、ゲストが菊地成孔や渡辺香津美・・・・などというのが凄いではないか。ぜひ手に入れて聴いてみたいものだ。

JUJU[2011年11月30日 発売]
【初回生産限定盤】CD+特典DVD+デジパック

A Woman Needs Jazz
You’d Be So Nice To Come Home To
Night And Day
Candy
Cry Me A River
Girl Talk
Lullaby Of Birdland
Moody’s Mood
Quizas, Quizas, Quizas
Calling You
Ev’ry Time We Say Goodbye
Lush Life
みずいろの影

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2010年11月16日 (火)

恐るべしK-POPSパワー

読者は「少女時代」や「KARA」をご存知だろうか?

前回に続き、別の韓国ネタを書こうと思ってたのだが、珍しく早く帰宅し、NHKのクロ現(クローズアップ現代)を見ることができた。「韓国アイドル日本上陸の舞台裏」との番組表だったが、韓国ポップスの実態を面白く扱っていた(番組表の表記がおかしいなあ)。

まず出てきたのが、冒頭の「少女時代」と「KARA」だった。日本のランキングを見ていても、最近は上位を占め、韓国美女軍団旋風はとどまる所を知らない。「少女時代」の素晴らしいスタイルと「脚技」には舌を巻くし、「KARA」のケツ(尻)振りダンスにはノックアウトの状態だ。彼女達の歌はフックソングといって、印象的なメロディーに合わせて、同じ単語が繰り返される「刷り込み」効果を狙っている。まさに左ストレート、右フック(笑)のワンツーパンチなのだ。

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ユーチューブです。

http://www.youtube.com/watch?v=vLwSuJSomaY&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=nGhCJezWwu4

番組によると、韓国では幼稚園児の頃からポップスターを目指して歌やダンスの練習に励んでいるという。韓国の受験事情の厳しさはつとに知られるところであるが、ポップスの世界でも子供が深夜まで練習漬けで、家族を挙げてサポートしているというのだ。日本とは鍛え方が違うし、これでは負けてしまう。

興味深いのは、K-POPSを韓国政府が国を挙げてバックアップしていること。韓国の音楽市場は日本の30分の一に満たないという。必然、音楽をアジア各国に輸出しなければ産業として成り立たない。政府はK-POPSを有力な輸出産業と位置付け、資金的なものも含めて支援をしているのである。番組では「少女時代」が一週間で韓国→台湾→日本→シンガポール?へ巡業(笑)する様子を見せていたが、外貨を稼ぐ「金の卵」として政府の支援があってこそなのだろう。また、消費財へのCM出演や、ハリウッドで3Dコンテンツ制作し、サムソンの3Dテレビとセットで販売するなどの秘策も登場していた。

これは、私が今回の韓国出張で感じたことと同じなのである。ものづくりの産業界においても事情は同じで、韓国では産業育成に関わる政府の役割が非常に大きい。いま流行の環境産業においても、政府が綿密な成長戦略を立案し、莫大な補助金を投じる。民間投資家が立ち上げるファンドにも政府が出資するかわりに、特定産業に投資を求められるという構図である。

近年の日本の経済状況から見ればある意味ではうらやましいことである。しかし、30年前の日本ならいざしらず、今のわが国にはもはや韓国と同じことは出来まい。それに、現状の政治の体たらくでは、望むことさえ無理というものだ。

韓国のK-POPSはますます力をつけてくるだろうし、グローバル、特にアジア市場への展開という点では、日本は追い抜かれ、いまでは大きく遅れをとっているとみてよい。産業界全体からみても深く考えさせられる番組であった。

ところで、韓国では「少女時代」や「KARA」のような美女がたくさん居たかって?ソウルに数日間いただけだからなんともいえないが、残念ながら目の覚めるような美女には出くわさなかった。しかし、街中やレストランにいる中年以上のオバちゃんたちと美女軍団はどうも結びつかない。ある人いわく、「韓国の若い女性の多くは整形しているから」だと。そうか、韓国は整形天国だし、整形も韓国の主要産業であると納得した。男としては整形産業の隆盛だけはごめんこうむりたい。

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2010年2月22日 (月)

ハレルヤ!・・・・うれしくって抱きあうよ

ハレルヤ!・・・もちろん、現在丸の内合唱団で練習中のヘンデル作曲「メサイア」の中の最も有名な曲である。

今日は久々の休日で、DVDデッキの録画番組を整理していた。ポップスランキングを観ていたら、YUKIという女性歌手の「うれしくって抱きあうよ」がなかなか良い歌。鼻にかかった意図的にグリッサンドを用いた歌い口が、なんとも浮遊感に富んで面白い。なぜか、フレーズの最後に「僕と君を繋いだ ハレルヤ!!」と歌う歌詞も気になる。

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この声、この顔・・・・・どこかで見たなと思いつつ調べたところ、JUDYAND MARY(ジュディマリ)のヴォーカルだったのだ。大ヒット「そばかす」を聴いたのは、もう15年も前になるのだなあ。知らないのは私だけかもしれないが、ジュディマリ解散後にYUKIとしてそれなりに活躍していたらしい。

http://jpopmomomo.blog100.fc2.com/blog-entry-5012.html

http://gyao.yahoo.co.jp/player/00100/v08363/v0836300000000532673/

PVを観ると、彼女はなんとも若く見える。とても、38歳で二児の母親にはみえないなあ。もともと童顔ではあるのだけど、歌を歌う刺激が老けさせないのだろう。このPVはかなかな良くできていて、懐かしさや人とのふれあいが優しく描かれている。不思議な初老の男・・・原田芳雄が登場するのも面白い。是非ご覧ください。

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もうひとつ、面白い歌を紹介しよう。恵比寿マスカッツという女性グループが歌う「バナナ・マンゴー・スクール」という歌。はっきり言ってキワモノである。よくこの歌がヒットチャートに登場したものだと驚く。

http://gezimayuo.blog117.fc2.com/blog-entry-5684.html

もともと、テレ東の深夜番組「おねだり!!マスカット」に出演しているAV女優やグラビアアイドルが歌っている歌らしい。私は深夜番組にはトンと縁がないが、知る人ぞ知る位置付けなのだろう。

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2010年1月24日 (日)

痘痕も笑窪

「あばたもえくぼ」・・・・「好きになると欠点まで好ましく見えること」(広辞苑)。

映画「アバター」を観た。大ヒット中の3Dムービーである。文句なしにリアルで美しい。確かに3D技術は素晴らしいが、CGもここまできたのかと思わせるような、細部にこだわった映像作りが見事である。

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3D映画にはいくつかの種類があるようで、映画館によって異なる。このため方式によってかけるメガネも違ってくる。私が観たのはワーナーマイカルで、もっとも簡単な偏光方式のメガネ。なんと持ち帰ることも出来るのだ。109は別方式でメガネには液晶シャッターが組み込まれているらしい(こちらは貸与)。

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三時間の大作であるが、ちょっと色々なストーリー=SF、アクション、もちろん恋愛、文明批判少々・・・・といったてんこ盛りで、素晴らしい映画だが、感動はしない。残念ながら「アバターも笑窪」にはならなかった。

私は年に2,3本しか映画を観ないので、長女のフィアンセの言葉を借りると、ラストサムライ+マトリックスのコンセプト。まあ、映像が斬新で楽しめるなら、見る価値はあるのだろう。

ヒットチャートを観ていたら、すごく気になる歌に出会った。Kalafina(カラフィナ)という女性3人のユニットによる「光の旋律」。なんとも言いようのない、美しく哀しく、個性的な趣を持った歌である。

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http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/kalafina/index.html

ネットで調べてみると、この歌の作曲者である梶浦由紀に行き着いた。アニメ音楽などを手がけ、一部のファンには「梶浦サウンド」という言葉で熱烈な支持を得ているという。教会旋法(フリギア旋法)などを使い、古風で(現代人にとっては新鮮)懐かしい雰囲気を作るのが得意なようだ。この「光の旋律」でも、彼女の中欧・東欧的なサウンド、木管楽器の深い響きに魅了される。

http://www.fictionjunction.com/

そういえば、PVでの寒々とした風景やKalafinaの衣装も、どこかロマ(ジプシー)の雰囲気を漂わせている。ぜひ聴いて欲しい(下記で動画が見られます)。

http://youcheck.blog32.fc2.com/blog-entry-6401.html

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2010年1月19日 (火)

ユーミンの知られざる世界

前号で予告をしていた番組「MASTER TAPE 荒井由実”ひこうき雲”の秘密を探る」について書こう(NHK BS2 116日放映)。私が、ユーミン(特に荒井由実の頃の)ファンなのは、一年ほど前に私のブログでユーミンの連載をしたことでも分かっていただけるだろう。

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-db5b.html

以降5本程度のブログ

番組では、1973年録音当時のマスターテープを探し出す。そして、レコーディングに参加したミュージシャン達に集まってもらい、実際にマスターテープを再生し、ミキシングされたレコードやCDではわからないような音までも聞きながら、当時の様子を語ってもらうという趣向。スタジオにはユーミンはもちろん、有賀恒夫ディレクター、吉沢典夫エンジニア。ユーミンのダンナの松任谷正隆(ピアノ)、細野晴臣(ベース)。ちなみに、ギターの鈴木茂は昨年大麻所持で逮捕されたため欠席(私の勝手な解釈)。そして、ビデオ出演だが、ユーミンを世に送り出したプロデューサー(アルファレコード社長)の村井邦彦などなど錚々たる顔ぶれである(写真はNHKブログより)。

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「ひこうき雲」はユーミン(荒井由実)のファーストアルバム。ユーミンのその後の活躍を約束するような素晴らしく、そして革新的なアルバムである。私が大好きなアルバムでもあり、また私が以前勤めていた支店がある、田町のアルファレコードスタジオで録音されたことから、思い入れも強い・・・この事も以前の私のブログで書いた。

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-0c09.html

番組は、単に昔の思い出話をするわけではなくて、マルチトラックに録音されたミュージシャン達の録音をトラックごと(楽器ごと)に抜き出して聴いたりして、当時そして今も大変斬新である、ユーミンの歌唱やアレンジを浮き彫りにする。

裏話も面白い。もともと「ひこうき雲」の歌は、雪村いづみが歌うはずだったとか。ユーミンは歌には自信がなく、作曲家志望であったなど・・・・なるほどなあ(笑)。

バックの録音はすぐに終わったが、肝心のユーミンの歌を録音するのに1年間もかかった事。彼女自身が言っているが、歌が上手くないのでボイストレーナーに通ったり、鑑賞に堪えられる?ものになるまで時間がかかったというのだ。

また、なぜ彼女の歌がノンビブラートなのか?これについては、自然に歌うと、いわゆる縮緬ビブラートがかかってしまい、これが有賀プロデューサーには耐えられなかったらしい。だから、有賀氏は彼女にノンビブラートで歌えと指示をしたのである。

ユーミンはブリティッシュ・ロックが好きだったが、バックのミュージシャン達(キャラメルママ)はアメリカン・ロックが大好きで、微妙な違和感があったことも。ダンナの松任谷正隆氏は当時、ブリティシュロックは許せないと公言していたという。そんな、音楽趣味の異なる(笑)二人だったが、二人の馴れ初めめいた話もあった。ユーミンが一番好きな歌「雨の街を」の録音で、上手く歌えなくて何度も録音し直していた時。ある日スタジオに行ってみたら、ピアノの上に牛乳瓶に挿された大好きなダリアの花が一輪・・・・・・ユーミンの好みの花を聞いた正隆氏が置いたものだったという素敵なエピソードも。

再放送 BS 2 219()11:0011:54

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2010年1月17日 (日)

聖域なき声域~高音域の魅力

聖域なき声域・・・・たんなるダジャレです。

前回のブログで、好きな歌としてMISIAの「逢いたくていま」を採り上げたが、MISIAをはじめとして、なぜか私は音域の広い歌手が好きだ。古くは広瀬香美から始まり、小柳ゆき、MISIA、SALYU(サリュー)、AIなどなど。カラオケでも好んで歌う。なぜか女性の歌、叫ぶように歌い上げる歌が好きだ(笑)・・・・・というか、歌手ではなく歌自体を選んでいるのだが、歌手や歌の傾向が似てくるのだ。

先日、ネットを見ていたら、声域に関する面白いHPをみつけた。「音域調査GYM」というページである。

http://www.music-key.com/index.html

ポップス歌手の音域を調査していて、歌手ごと、曲目ごとに音域を丹念にグラフ化しているのである。カラオケの参考にと説明してあるが、私は単純に歌手の音域、それもどこまで高音が出せるかを比べてみることに興味がある。

http://www.music-key.com/artist/index2.html

普通の歌手・歌なら2オクターブ程度だが、広瀬香美やMISIAは3オクターブはいける。MISIAは5オクターブとの噂があったが、実際裏声を含めてもそんなに出っこない。広瀬香美は「ロマンスの神様」では地声でhiFまで、「Search-Light」では裏声でhihiEまで出していることが分かる。

http://www.music-key.com/hirose/index.html

もっとも、こんな歌を素人が歌うのはシンドイ。私の場合はキーを上げて、オクターブ下を歌うのだが、そうでなくても歳をとり高音が出なくなっているのに、声を絞るようにして歌わないといけない。それが、快感でもあるのだが(笑)。

そうそう、我々丸の内合唱団のホームグラウンドであるマルキューブで、昨年末に広瀬香美のミニコンサートをやっていた。確かに実演で聴いても高音。しかし、曲中ずっとキンキンしていて、聴いているほうは耳が痛くなってくる。それほど凄いハイトーンであった。

おまけ:このブログを書く前に録画番組を観ていたのだが、涙が出そうになる素敵な番組だった。NHKNBS2が一昨日に放映した、MASTER TAPE 荒井由実”ひこうき雲”の秘密を探る・・・である。本当に感激した。これについては、後日ブログにアップしよう。

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2009年4月25日 (土)

ふたたび、ひこうき雲

ユーミン(荒井由実)の連載は終わったのですが、もう一度カムバックです。

本日の朝日新聞朝刊、土曜版(be)になんと「ひこうき雲」が掲載されたのだ。「うたの旅人」という連載で、なかなか面白い企画である。作品の多くがエピソードを入れてノスタルジックな採り上げ方をしているのだが、いつもこれを読んでいると「歌は世につれ、世は歌につれ」という諺がリアリティをもって迫ってくる。

さて、話はだいぶ前に田町(芝浦)にあった、アルファレコードの窓無しスタジオから始まる。私は以前芝浦の支店に勤務していたことがあったので、とても懐かしく思えた。今から40年弱前、作曲家の村井邦彦が、当時立教女学院に通っていた荒井由実に「専属作家にならないか?」と口説いたそうだ。この一言をもってしても、彼女の才能の偉大さが分かるだろう。

村井は、彼女のファーストアルバム「ひこうき雲」は「20世紀の日本の名盤ベスト50には入る」と意気込んでいたそうだが、当初はほとんど話題にならなかった。私もブログで指摘したように、彼女の歌はある意味前衛的であり、一部の人にしか理解されない面がある、ということなのだ。今日の新聞で小倉エージは「類がなく、新しいジャンルを自分で作るような革新性があった・・・・・略・・・・・・彼女は画家だったので、曲も絵画的だった」と述べている。絵画的という表現も私がブログで書いている。

だが、結婚して松任谷姓を名乗るころになると、「繊細な言葉や表現に浸かっていたかったのに、ポップに行ってしまった」とそれまでの熱狂的なファンが違和感を感じるようになる。あるファンは「曲がユーミンらしくない」と苦言を呈したそうだが、かけがえのない「私小説的世界」から離れてゆくことが我慢できないファンの気持も、私には分かる。

私もユーミンの歌は好きで、ずっと聴いてきたが、ファンといわれれば、松任谷由実ではなく荒井由実のファンである。決して、貸したレコードが帰ってこなかったからではない・・・・・そう実感させてくれた、今日の新聞特集であった。

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2009年4月21日 (火)

青春アカペラ甲子園

女ポール・ポッズ

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昨日、友人が教えてくれた「ズーザン・ボイル」という女性アマチュア歌手?。帰宅してユーチューブに見入ってしまった。Britain's Got Talent(ブリテンズ・ゴット・タレント)というイギリスの公開オーデション番組で賞賛された「事件」である。日本のテレビでも放映されたようで、家人も知っていた。

今年の4月11日というから、つい最近のこと。お世辞にも美しいとはいえない容姿の(差別しているわけではない)47歳の中年女性。ステージに登場した時点では、会場の失笑をかっていたのだが、ひとたび歌いだすと、その美しく張りのある声に聴衆は騒然。審査員も万票の最高点を与えた。歌はミュージカル「レ・ミゼラブル」の「夢破れて」。まさに名歌名唱。感動を与えること間違いない。容姿と歌のギャップの大きさといってしまえばそれまでだが、いまや中年女性(彼女はキスもしたことがないという)のドリームストーリーとして、瞬く間に世界中で有名になっている。

http://www.youtube.com/watch?v=hZTmbmvYSm0

この番組を見て、思い出したのが、以前にブログで紹介したポール・ポッズ。同じ番組、同じ設定・・・・・・ちょっと出来すぎているような気もするが、まさに女ポール・ポッズなのであります。男ポッズも女ボイルも、見る者に感動と勇気を与えてくれます。皆さん、一見いや必見ですぞ。

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_eb19.html

さて、本題に入ろう。最近は会社で嫌なこと、疲れることがまとまって起こっていて私は元気がない(Oさんのせいではありませんよ)。久しぶりに、早く帰宅して食事をしながらテレビを見ていたら、面白い番組をやっていた。「青春アカペラ甲子園」。いろいろなアマチュアのユニットが登場して、アカペラで歌い、出来を競うというユニークな番組である。前身の「ハモネプ」から数えると7回目になる歴史ある?番組とのこと。

アカペラというとゴスペラーズを思い出すが、単に声部が分かれた(例えば混声四部)ユニットではなく、ボイスパーカッション(ボイパ)が入っているのが面白い。ボイパは様々な楽器(主に打楽器)の音色をそっくり口で表現する技術とされていて、人間業とは思えないような名人もいる。

http://wwwz.fujitv.co.jp/FOD/hamonep_index.html

ユニットは小学生から大学生、社会人?まで多種多様で、聴いていて実に楽しい。さぞや練習が大変だったろうと思うが、素晴らしいハーモニーを聞かせてくれる。なかには愛知県岡崎高校のコーラス部発祥のユニットも。このコーラス部は音楽コンクールで優勝の常連で、世界合唱オリンピックで一位に輝いたというツワモノ。そこのメンバーによるユニットだから上手くて当然。

我々丸の内合唱団からもユニットを誕生させてはどうだろう。フツーの合唱団ではない、マルガツにピッタリの企画だと思うが。

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2009年4月 8日 (水)

瞳を閉じて、もう一度夢を見よう

帰宅して何気なくテレビをつけたら、NHK番組SONGSで松任谷由実=ユーミンの特集番組をやっていた。この番組は録画予約しているのだが(録画するだけで見ないことが多いが)、今日は15分早く始まったので、途中からしか見ることが出来なかった。果たして、すばらしい番組構成だった。長崎県の離島 奈留島にある高校のために作られた名曲「瞳を閉じて」が、今でも歌われている場面。18歳になり就職?で島を離れる若者がフェリーで旅立ってゆくシーン。おもわずもらい泣きしてしまった。ユーミンの歌と現実の場面が本当に渾然一体となって感動を呼ぶ。当時、ユーミンが作曲するきっかけになった一通の手紙を書いた女学生(今は主婦)との30年目にして初めての出会い・・・・などなど、NHKの番組つくりは憎いほど上手い。

そのあと、長野県の立科中学の卒業式で「卒業写真」を歌う場面も感動的。ユーミンが参観していたのだが、感動のあまり彼女ももらい泣きしてしまう・・・・・ユーミンの挨拶はちょっと余計だったけど。私のブログでは、これまで、4回に分けて30数年目に私が書いたユーミンのエッセイを紹介してきたが、今日のテレビを見て、昔の「私の青春」を思い出した。単に懐かしいだけではなく、この感動は今の自分にも新たな力を、パワーを与えてくれるような気がする。

さて、今日はブログを書くつもりはなかったのだが、テレビを見た勢いで、番外編とゆこう。私は現在、ある会社の経営層にいるのだが、年度初めになると会社全体の会議があってスピーチをさせられる。その中身をここでご紹介しても意味はないが、今回スピーチの結びで話したことをご紹介したい。ずばり、ユーミンの話だからである。

最後に私事も交えまして、最近感じたことをお話します。私が所属している合唱団
がこの前ユーミンこと松任谷由実と共演する機会がありました。もっとも共演した
のは女声だけで、男声はおいてけぼりで3時間たちっぱなしで指をくわえていましたが・・・・・。
その際、ユーミンの話を聞く機会がありました。彼女は足元の経済危機や政治不信の世相を反映して、前向きな夢を描きにくくなった今、自分の意識を変えることが大切だと強調していました。今は、これまでの延長線上で夢にふけっていたのではダメだ。仕事が減ってきていても、それをネガティブに受け止めるのではなく、「いろいろなことができる」と前向きに考えたほうがよい。

彼女が新曲を作るときも、これまでに膨大な曲を蓄積してきたので、今までやっていないことをやるのは大変だという。でも、一度手を染めたと思っていたことでも、自分の価値観さえ変えれば、同じコード(和音)進行でも新鮮なものができる。自分が変わってゆくことが何より大切だと実感している、というのです。4月8日にリリースされる35作目のアルバム「そしてもう一度夢を見るだろう」では、時代が変わり重苦しい世界にあっても、夢は続くと歌っています。全体が茫洋として明るい時よりも、暗闇のほうが光のありかがはっきりする。それが希望であ
り夢であると言っています。

「そして、もう一度夢を見る」・・・・どうか皆さん、自らの価値観を変えてゆく、変革してゆく思いで、暗闇の中の鋭く光る希望に向かって、一緒にがんばってゆきましょう。

どうですか?なかなか良いスピーチの結びでしょ。自画自賛ですが、ユーミンはいいこと言いますよね。

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