2009年11月29日 (日)

クリスマスコンサートの裏話

藝大アーツが大成功に終わりほっと一息と行きたいところだが、イベント合唱団の丸の内合唱団は息つく暇もない忙しさである。

もっとも、私的には、そのあとに体調を崩しインフルエンザ・・・・海外出張の延期(中止ではありません)など、公私にわたりバタバタでした。

次はロイヤルパークホテル水天宮でのクリスマスコンサートである。イベント合唱団については賛否両論があるのだろうが、マルガツのいかにもマルガツらしさが、折々のイベントに参加することだろう。かくいう、次回のクリスマスコンサートも、私が引っ張ってきた・・・・正確に言うと頼み込んだイベントなのだ。

http://www.rph.co.jp/info/inf00110/001841.html

秋のイベントが終わると、恒例の大晦日の第九ガラ・コンサートまで「第九」の練習にまい進するのが常。しかし、大晦日の前に大切なイベントがあるではないか・・・・・そう、クリスマスです。マルガツがクリスマスに参加しないのはおかしい(笑)という発想が前々から私にあったのだ。クリスマスといえばクリスマスソング。丸の内合唱団が歌わないわけにはゆかないだろう。合唱団としても季節のレパートリーとして必須である。丁度よい機会だからなんとかチャレンジしたいと数年前から考えていたのである。

われわれのホームグラウンドである丸ビルマルキューブにはでっかいクリスマスツリーが飾られるし、一連の丸ビルのクリスマスイベントで歌えたらいいなあと考えていた。例によって、スポンサーのガードは固かったのだが、ヒョンなことから「形を代えて」実現の運びとなった。このブログでも登場した地所さんの役員さんとお話していたら、グループ会社のロイヤルパークホテルの役員さんが、学生時代にグリークラブに入っていて合唱が好きだということを聞きつけた。ホテルでは客寄せのため、よくクリスマスコンサートを行うし、合唱が出演することも多い。丸の内合唱団の前身である女声合唱団のころ、帝国ホテルで第九を歌ったことも知っていた。

さっそく、ロイヤルパークホテルの役員さんと面談して、クリスマスコンサートの企画を提案した。なにしろ突然の話なので、ホテル側も多少の戸惑いはあったようだが、マルガツの丸ビル公演での実績と、客寄せが出来るという点で、快くお引き受けいただいた。ホテルでの飲食を割引していただけるようなので、団員の皆さん、ぜひご家族、お友達に声をかけていただきたい。

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ロイヤルパーク水天宮は、舞台(ロビー)のスペースも比較的余裕があるし、地下一階から二階まで吹き抜けの構造でなかなか音響も良いとみた。クリスマスソングを歌う環境としては十分だと思う。皆さん楽しみにしていてください。

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2009年11月 3日 (火)

乾杯!!空前絶後の懇親会

そして、あの伝説の懇親会である。

伝説と言ったのは、間違いなく伝説になるからである(笑)。丸の内合唱団かつてない空前絶後の懇親会であったことに異論を挟む人はいない・・・・であろう。

まず、参加人数84人の最大規模。会場は大手町のマンハッタンブルー。ここは天井の高い豪華な会場で音響も素晴らしく、スタインウェイも自由に弾ける。まさにマルガツの懇親会に打ってつけ。幸運にもキャンセルがでて、マンハッタンを使うことができたのだ。参加されたソリストの村上敏明さんも気に入って、ご自身のリサイタルで使いたいとおっしゃっていた。

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しかし、なにより凄かったのは、イベントに関わっていただいた藝大の先生方が数多く出席されたことだ。これで、懇親会の盛り上がりが決定付けられたと言ってもよい。実は、これには事前の根回しが大変だったのだ。先生お1人おひとりに、私と懇親会担当のOさんとで、藝大練習のときから何回も念押しして回った。当日、チョッと都合が悪く・・・・とおっしゃられた先生も、私が控え室に乗り込んで(笑)、会場まで連行した・・・・という次第なのだ。やはり、藝大さんと丸の内合唱団のコラボレーションなのだから、懇親会も一緒でなければ寂しいし、イベント自体が竜頭蛇尾に終わる。

そして、もちろん懇親会自体の企画が素晴らしかったことである。Oさんの、参加者をいかに楽しませるかという、ショーマンシップ精神の賜物だろう。藝大の先生方もたいそう楽しまれたと思う。まさか、会場入口から団員のアーチで迎えられるとは思ってもみなかったろう。音楽は「こうもり序曲」・・・・クラーバー、バイエルンオペラの演奏CDだし。

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乾杯の音頭も、直野先生のご挨拶の後、村上先生の「こうもり」乾杯の歌を合唱とともに歌い盛り上がった(サプライズその1)。サプライズその2は、先生方、三菱地所さんへのプレゼント贈呈で、実行委員からの寄せ書きに加えて、「藝大アーツWITH 丸の内合唱団」の特製ラベルの越前茶が渡されたこと。これは懇親会の終わりに団員参加者全員にも配られた(サプライズその3)。写真下は瀧井先生のいつにもまして熱のこもったスピーチ。ここで、今回の藝大・マルガツコラボの馴れ初めを知った団員も多かったろう。

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サプライズその4は、なんと藝大先生方の飛び入り歌唱。村上先生が、新海さんとともにカンツォーネを熱唱!。急遽CDサイン会のオマケまでついた。そして、最大のサプライズは、直野先生のテデウムとわれわれの合唱。これについては、前回ブログで採りあげた。事前に私とOさんで「出来たらいいね」と話はしていたが、まさかOさんが本当に頼んじゃうとは・・・・マルガツの魔力のなせる業かもしれない。それだけ、先生方が楽しんでいただいていたから、快くお引き受けしていただいたのだと思う。

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サプライズその5は植田さんの「誕生祝い」とロングガム?のプレゼント。これには、入江さんから私へのご指名が(11月3日が誕生日)、これまた飛び入りではいり、一緒にお祝いしていただいた。

神尾さんは「星は光りぬ」、ミナエ先生は「子犬のワルツ」を演奏され、盛大な拍手が沸き起こったが、これは恒例でありサプライズとはいえないだろう。

団員の皆さんは女性もステージ衣装のまま来られた方が殆どで、さながら舞踏会のよう・・・・・いや、本物の舞踏会なのであった。写真は、マルガツから新しいユニットが誕生か!?

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最後にナブッコを歌ってお開き。

こうして、伝説の懇親会は幕を閉じたのである。

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2009年10月30日 (金)

必見!藝大アーツ:声楽講座

このブログの後半に、声楽を学習している人にとってのポイントが書いてあります。最後までお読みください。

いよいよ明日が藝大アーツの本番である。
25日から、三菱地所賞受賞者を中心とした様々なコンサートが丸ビルで行われているが、特別コンサートである多田羅教授のコンサートに出かけた(前回ブロ
グ)。

演奏曲目は、シューマンの「詩人の恋」とブラームスの歌曲集。「詩人の恋」は私
の大好きな歌(リート)だ。シューベルトの三大リートのあとを継ぐ、ドイツリー
トの傑作。若い詩人の恋愛から失恋にいたる生き生きとした感情がみずみずしい歌の中からこぼれ出てくる。もともとは若い詩人=テノールが歌うことが多い
が、最近はバリトンの歌手も多く歌っているようだ。なにせ、特に日本でも人気の
高いシューベルトの「冬の旅」をメゾソプラノやアルトが歌う時代なのだ。

多田羅さんはやや声の調子が悪かったのか、高音域が割れ気味であったが、深い情感を漂わせる素晴らしい歌唱に浸ることができた。なにより感動したのは、ディクション(発音や発生の歌い口)のすばらしさ。きわめて明瞭で、ドイツリートの歌い方のまさにお手本である。一緒に聴きにきていた丸の内合唱団の同僚と顔を見合わせて感激した次第。多田羅さんのお弟子さんは幸せである。後半のブラームスの歌曲集では、声の調子も戻り、ブラームス特有の深く暖かい情感たっぷりの名歌唱を聴かせてくれた。

その後の企画がユニーク。声楽にかかわるQ&Aコーナーで、ネットで公募した質問に多田羅さんが答えるという試み。嬉しいことに、たくさんの公募者の中から私の名前も呼ばれた。私の質問は、「練習で声域を拡げることができるか。特に高音域を」というもの。

多田羅さんは、声の基本は体全体を使うこと。そのためにはスポーツなどによ
り、体全体を鍛えることが大事だと話された。そして、より高音域を出すことについては、この会場に来てくれた人だけに「秘訣」を教えてくれた。それは・・・・いや
ここでうかつには話せない。多田羅さんが長年にわたる経験と、教育指導によって見つけられた「秘訣」だから。でも、ヒントぐらいはお許しいただけるだろう。そ
れは・・・・スタッカートである。勘のよい読者諸氏はもうお分かりかと思うが。

最後に、多田羅さんにとって、秋を感じる歌はなにかという質問。多田羅さん
は、季節の秋とともに人生の秋を感じる歌をご紹介された。さすがである。その歌
は、モーツァルトの「夕べの想い」K523である。

「夕べが来た。太陽が沈み、月が銀の光を放つ。
 私は人生の旅を終え、やすらぎの国へと旅立つが、
 あなたが私の墓で涙を流すとき、貴方を天国へと吹き送ってあげよう」。

まさに、人生の秋・・・・である。先生はシュワルツコップの名唱を特に推薦され
ていた。
彼女の情知バランスのとれた気高く美しい歌唱に勝るものはないだろう。

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2009年10月27日 (火)

国連合唱団と多田羅さんリサイタル

昨日は二回目の藝大練習。おりからの台風接近による大雨で、一時はどうなることかと思ったが、無事開催。練習の前に合唱団のチラシを丸ビルまで取りに行ったのだが、偶然にも国連合唱団がリハーサルをしていた。

丸の内合唱団は、31日本番で藝大さんとコラボレーションを行うのだが(前回記事)、その際来日中の国連合唱団をゲストとして迎えるのだ。国連さんは「赤とんぼ」と合唱の名曲である「大地讃頌」を歌う予定だが、この大地讃頌は、われらがマルガツの持ち歌でもある。一緒に合唱できたら、それこそ美しい国際交流になる。そこで、私が国連さんにお誘いの提案メールを出したのだが、ナシのつぶて。英語がまずかったのか?届いてないか?などなど、大変不安であった。

先週になりようやく、国連さんの日本側窓口である毛Yさんと連絡を取ることができて、なんとか話の糸口を見つけることが出来た。毛Yさんは、中国の古箏奏者で、藝大に留学されていて、今回国連合唱団とのツアーが組まれている。そして、昨日の国連さんとの「遭遇」なのである。なんという偶然。国連さんと会いたい、コンタクトをとりたいという思いが通じたのかもしれない。

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私は英語が不自由なので、毛Yさんにご紹介していただこうと考えていたのだが、生憎毛Yさんはご自分の演奏準備で手一杯。えい、ままよ・・・・・とばかり、国連さんに突撃した。自分で言うのも気が引けるが、こういうところは、我ながら大胆というか厚かましいのである。まず指揮者を見つけて自己紹介&握手。そして、団長(プレジデント)を探し出して同じように握手をした。たどたどしい英語で、丸の内合唱団の実行委員長であると自己紹介すると、お二人とも大変喜んでくれた。これで、われわれのイベントの成功は間違いなしである(笑)。

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さて、本日は藝大アートシリーズで丸ビルホールに出かけた。藝大教授で日本を代表するドイツリート(オペラにも沢山出演していらっしゃる)の名バリトン多田羅先生のリサイタルである。

思えば、一年前、この丸ビルホールでの藝大コンサートで、瀧井敬子先生と知り合いになったのだ。その時はフルートのコンサートで、丸ビルホールの音響が余りに素晴らしいので、なにげなく三菱地所の関係者にお話をしていたら、それを聞きつけたのが瀧井先生。瀧井さんが音響の調整をやられていたのだった。瀧井さんは、その時私に対して、単刀直入に「来年オペラを歌いませんか」と誘われたのだ。はじめてあった男に、なんと大胆な・・・・・とは思ったが、それがキッカケで今日の丸の内合唱団がある・・・ここまで来てしまったのである。私も、「ナブッコなら今ここででも歌えますよ」(丸の内交響楽団とのジョイントコンサートの演目であった)と大風呂敷を広げたのを、昨日のことのように思い出す。

今年の丸ビルホールの音響も素晴らしい。多田羅先生の素晴らしいリサイタルについては後日書くとして、スタインウェイのピアノの音色が秀逸である。このピアノ特有の鋼のようなきらびやかさではなく、ドイツリートに合わせた落ち着いた澄んだ音色が胸を打った。これも瀧井先生の手による音響調節の上手さなのだろう。

マルガツでは、リハーサルの発声練習に使う丸ビルホール。体育館のような印象のスペースだが、この藝大アーツの時期は、本当に素晴らしいホールに生まれ変わるのだ。

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2009年10月25日 (日)

藝大アーツいよいよスタート

われわれ丸の内合唱団が出演する「藝大アーツin東京丸の内」がいよいよスタートした。

このイベントは、都市開発企業(三菱地所)が藝術教育機関(東京藝術大学)と手を組んで、丸の内から藝大の藝術を発信するという、ユニークで大変意義深い取り組みである。今年で三年目だが、三菱地所から見れば文化を醸成してこそ真の街づくりである。また、藝大から見ると「大学から街へ打って出よう」という藝術と社会の交流を狙っている。かくいう丸の内合唱団も「丸の内から音楽文化を発信する」という高い志を持っている。今回のイベントでは、私が合唱団の実行委員長を務めているのだが、まさに大学と社会(合唱団=丸の内を中心とする現役ワーカー)の交流という重要なテーマに取り組んでいることになる。

今日がオープニングセレモニーということで、丸ビルまで出かけた。昨夜営業終了時間から徹夜で組み立てた舞台も立派に完成。マルキューブ天井には大きな垂れ幕が下がっている。なにかワクワクしてきました。以下では写真をクリックするとポップアップ(拡大)できます。

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オープニングセレモニーは、冒頭に藝大生のフルートアンサンブルによるモーツァルトの「フィガロの結婚」からスタート(写真上)。藝大の宮田学長さんと、主催者の三菱地所壇野専務さんがご挨拶。その後、壇上で三菱地所賞の表彰式があった(写真下)。壇野専務さん(写真下右端)には私の本業(ベンチャー育成)でもお世話になっていますが、私の大学の先輩で、学生の頃はオーケストラ部に所属していらした。音楽に大変理解のある方です。

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振り返ると、マルキューブの脇に名物「藝大神輿」が鎮座しています。毎年藝大祭に学生が製作する神輿ですが、この神輿の名前は「科内安全」。凄い形相をした「オカン」がしゃもじを片手に迫ってきます。

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さて、セレモニーの後は、宮田学長とフルートの金教授によるトークショー。宮田学長の作品も舞台に飾られています。宮田さんは「イルカ」をモチーフにした作品を多く作られていて、この作品はいつもは学長室に置いてあるとか。マリンバのバチで作品を叩くと、深い海の音がするのが素敵である。

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宮田さんについて以前アップしたブログをご覧ください。

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-bed7.html

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-c0b4.html

トークショーのはずだったが、流石に芸術家のお二人、次は金教授のフルート談義になった。金昌国先生はわが国フルートの第一人者で私も実演やテレビで何度も演奏に接している。金先生はフルートの種類、フラウト・トラベルソからアルト、バスフルートまで実際に吹いて音色の違いをご披露された。大変珍しかったのは、世界に二本しかないというダブルコントラバスフルート・・・・・金属工芸家の宮田学長も大変興味深くごらんになっていた。

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最後に司会者がこれからの演奏会のスケジュールを読み上げたのだが、このイベントの最終日にあるオペラ・ガラコンサートでは、丸の内合唱団の名前もはっきり呼ばれて、感無量だった。なにせ、最後を締めくくるトリのコンサートであり、大変注目されているのだ。藝大の先生方も、音楽、演出、美術などなど教授陣が総力を挙げて、マルガツのため、いやオペラ・ガラコンのために力を出していただける・・・・なんて贅沢なイベントであることを実感した。

宮田学長をはじめ藝大の先生方、三菱地所の関係者の方々にご挨拶にゆくと、皆さんから期待していますとか楽しみにしていますといったお言葉を頂戴し、これは頑張らなくてはと思うことしきりでした。

本番は10月31日の15時30分と、17時からの二回です。どうか皆様ご来場ください。

http://www.marunouchi.com/marubiru/01_event/event/090811-01.html

最後に一言。舞台は清水(きよみず)先生の素晴らしい作品。こんな具合になっています(写真)から、団員の皆さん足元には十分ご注意ください。

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2009年8月16日 (日)

藝大学長からのエール

「題名のない音楽会」は大昔から親しんでいるクラシック音楽番組。ギネスブックにも登録されている長寿番組だ。

先週、今週と45周年記念「伝説の名場面スペシャル」をやっていた。司会者は黛敏郎、武田鉄也、羽田健太郎、いまの佐渡裕へと続くが、どれもこれも懐かしい想い出でいっぱいだ。特に驚いたのは、30年前に録画された岡本太郎のピアノ。岡本はアンチ・音楽論者だと紹介された。絵画はどんな下手な人でも描けるが、音楽は楽器を介在しないと演奏できないからだという。なるほど、と思ったが、この言に反して、岡本太郎の弾くピアノは凄かった。ショパンの軍隊ポロネーズ。もちろん、完璧な演奏ではなかったが、グランドマナーというか堂々とした演奏スタイルは、分野は違うが、一流と呼ばれる芸術家は凄いと感じ入った次第。

また、美空ひばりの「トスカ」。「歌に生き恋に生き」の堂々たる貫禄。まさに、この題名からして、名実ともに美空ひばりに書かれた曲のようではある。

http://www.youtube.com/watch?v=HX2U_VN0jN0

さて、なぜかこの記念番組に、東京藝大学長の宮田亮平さんが出演していた。彼は、司会者の佐渡裕の友人で、佐渡の「題名のない」初回番組に友情出演したそうだ。なぜ、親しいか・・・・・宮田さんは生まれが新潟県の「佐渡」だから・・・・と発言していたが、なかなか宮田さんは面白い人である。いや、初めて尊顔を拝したが、フットワークが軽くユニークな人・・・・・とても学長とは思えないノリのよい人なのだ。爆笑問題のテレビ番組に出演するし、大学構内を自転車で乗り回す。私自身も、周りから「とても○○に見えない」と陰口をたたかれているようだが、私は「軽い」、宮田さんは「ノリがいい」レベルは違うが(笑)・・・・・親近感を感じる。

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このブログで宮田さんを採り上げたのは、もちろんマルガツで10月に藝大さんとのコラボレーション(オペラ・ガラコンサート)があるからだ。宮田さんの作品を見たければ、東京駅の地下、最近評判のグランスタに行ってみるといい。そこにある「銀の鈴」が宮田学長の作品である。彼はわが国有数の金属工芸家である。特に、シュプリンゲンというイルカをモチーフにしたシリーズは、銀の鈴でも見ることができる。

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宮田学長は、題名のない音楽会の番組の中でこう言っていた「題名のない・・・・はこれから美術とのコラボレーションをやったらいい」。また、「藝術に枠を作ってはダメだ」とも。藝術教育に携わる人たちへの要望として、異分野への挑戦をどんどんやってほしいという話だったが、私には丸の内合唱団へのエールに聴こえたのである。ほかの合唱団にないユニークなマルガツらしさを大切にしてほしいものである。

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2009年8月 9日 (日)

驚愕!・・・マルガツ団員が!!

いやー、驚きました。丸の内合唱団の団員が・・・・まさに驚愕です。

・・・と書くと、オッシーやノリピーなど時節柄「ヤバイ」話と勘違いされますが、とてもよい話です。昨日深夜、夏休み旅行の写真をパソコンで整理していました。なんたって1000枚を超える写真です。デジカメだからどんどん写しちゃいます。だから、必要な写真をプリント店に出すのに、パソコン画面でチェックする必要があるのです。作業も終盤、疲れているところでしたが、パソコンで教育テレビ「トップランナー」の録画予約が始まりました。いつもは録画しても見ないことが多いのですが、この日は同じパソコンでデジカメ編集の途中であること、出演者がヴァイオリニストの庄司紗矢香だったこともあり見ていました。

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庄司さんの苦労話・・・これが非常に面白い・・・・に引き込まれてしまったのですが、そこになんとマルガツのMさんが突然登場したのです。ビックリしました。「なんでそこにいるの?????」と思わず叫び、腰を抜かす思いでした。観客の質問コーナーで選ばれて質問していたのです。最近は休団中で久しぶりでしたが、相変わらず見目麗しいお顔です。

彼女にリアルタイムで携帯メールをしたら、驚いた様子で返事が返ってきました。まさか、友達が見ているとは思わなかったみたい。

肖像権、いや著作権の問題があるかもしれませんが、前者はご本人に「ブログに書くぞ」と通告してありますので、お許しいただけるでしょう。慣れないことで、動画キャプチャーに時間がかかりましたが、下記リンクを見てください。

再放送は12日(水)午前3時からBS2で

http://www.nhk.or.jp/tr/

また、オンデマンドでも試聴できます。

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2009009042SC000/index.html

http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_090809227680_1.htm">驚きました</a>

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2009年8月 7日 (金)

打ち水コンサート

夏休み旅行から帰ってきました。年に一度は海外に家族旅行するのが我が家の恒例行事。家内とフランスへ行ってきました。某旅行会社のツアーです。

訪問地は、パリ→ゴッホの終焉の地「オーベル・シュル・オワーズ」→モネの庭園のある「ジヴェルニー」→これまたモネと縁の深い「ルーアン」→フランスの江ノ島(笑)「モン・サン・ミッシェル」→優美なロワール地方の古城→大聖堂で有名な「シャルトル」→パリといった具合。盛り沢山な北フランス周遊です。

パリには一度立ち寄ったことはありましたが、北フランスの本格的な観光は初めてです。モンサンミッシェエルで豪雨に見舞われたほかは、天候もまずまずで知的好奇心も十分に満たされた楽しい旅行でした。この話は何回かに分けてお話しましょう。

そんなこんなで、今夜の丸の内合唱団の「打ち水コンサート」に参加することが出来ませんでした。残念。帰国は昨日でしたが、練習に全く参加できなかったことと時差ボケでかなりしんどい状態だったからです。でも、仲間たちの演奏を聴く事ができてよい経験でした。

「打ち水コンサート」は生憎の豪雨で開催が危ぶまれたようでしたが、予定時間には雨も小降りになり、演奏場所がビルの庇の下でしたので濡れなかったみたい。ビヤガーデンのお客さんもそこそこ来ていて、なかなかの盛り上がりでした。雨のせいで会場側ではなくビルに向っての合唱で、音響的には仕方のない部分もありましたが、それでも浴衣姿で楽しく歌っていたのが印象的でした。スポンサーの三菱地所の方も聴きにこられなによりでした。

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2009年5月27日 (水)

合唱団はお呼びじゃない?!

前回ブログの続きである。合唱団がいらないというのは、大問題である。

バッハの宗教曲を聴いていて、近年の流行は合唱の各パートを1人で歌う・・・場合によってはソリストを兼ねるという、大変な演奏方法が定着しつつあることである。

これをOVPPという。ブランデーのVSOPではない(もう死言だが)。One Voice Per Partの略である。ラフォルジュルネ(熱狂の日)のリチェルカーレ・コンサートの演奏はまさにこのOVPP。最後に聴いた、鈴木雅明指揮のバッハ・コレギウム・ジャパンによる「ヨハネ受難曲」でも、各パート1人ではなかったが、合唱はパートあたり3人程度に刈り込んでいた。

なんで、こんなことになったのか?最近の不景気の影響で演奏にもコストカットが求められているのか・・・・・いや、ちゃんと理由があるのである。一昔前までは、バッハの宗教曲では大人数の合唱とソリスト、そしてちゃんとしたオーケストラがついていた。ところが、前回のブログでも述べたように、作曲当時の演奏をそのまま再現するという潮流が大きくなり、必然的にオーケストラも声楽も少人数になってきた。バッハでも、これまた有名な「ブランデンブルク協奏曲」もオーケストラ各パート1人の演奏形式も当たり前になってきている。

考えてみるに、バッハの複雑かつ絡み合うポリフォニーの処理、繊細な表現、言葉の明瞭性などを重視すれば、各パートの数を減らしたほうが良いことは明らかである。我々、丸の内合唱団がモテットを歌った際も、特にあの気の遠くなるようなメリスマを100人規模の合唱団で歌うことの難しさを、いやというほど味わった。なかでも言葉の表現力は大切で、音楽学者の礒山雅さんは「バッハのカンタータは単なる音楽ではなくて、人間として生きるうえでの宗教的なメッセージである。それには言葉を重視した演奏でなければならない。」「そして、それ以上に大切なのは、歌手一人ひとりが人間的なレヴェルで音楽とかかわりを持つこと。演奏者全員が親密な関係をもち話し合いながら音楽を作ってゆくことだ」と言っています。大人数の合唱では、そうした目標の達成がなかなか難しいのは確かなのである。

メリスマで思い出したが、最近は例えば、ホホホホとかハハハハと各音符を切って歌うのは古めかしい歌い方らしい(合唱団の団友の話)。別の合唱団の指導者も、そういう歌い方は間違いだと指摘していた。熱狂の日でも、プロの歌い手はメリスマは各音符の音価を保ちながら「レガート」で歌っていた。我々、マルガツにこのように歌えといわれても難しいだろうが・・・・・。

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さて話を戻すと、こうした傾向に拍車を掛けたのが、音楽学者であり指揮者でもあるジョシュア・リフキンの考証である。リフキンはバッハの時代、ライプチッヒの合唱隊は様々な理由で人数を確保する事が出来ず、原則各パート1人で歌っていたことを突き止めた。それどころか、ソリストと合唱の区別がない・・・つまり、オーケストラとソリスト4人(合唱を兼ねる)で演奏したというのだ。これはまだ、定説にはなっていないが、現時点では有力な説として認められている。実は、このOVPPはリフキンが提唱した演奏形式で、日本ではリフキン方式とも呼ばれている。実際、リフキンは「ロ短調ミサ曲」でこのOVPPを実演している(CDもある)。

マルガツがアンコールで歌った「主よ人の望みの喜びよ」はリフキンの演奏ではこうなります。http://www.youtube.com/watch?v=Q2MVohd9yJE

いずれにしても、各パート1人なんてことになると、合唱団の出番はなくなるし、仮に歌うことになってももの凄いプレッシャーだろう。以前、マルガツの練習でバスパートが私1人しかいなくて、大変往生した。OVPPなんてとてもじゃなけれど、勘弁、勘弁。

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2009年5月10日 (日)

来年のラフォルジュルネは?

今年が終わったばっかりなのに、もう来年の話ですか?

でも、今のうちから決めておかなければいけないのですよ。せっかちに見えますが、マルガツ団長さんの頭もこのことが心配のようです。いずれにしても、来年のメインテーマはショパンで決まり。ただ、ショパンの合唱曲は聞いた事がありません。

となると、周辺企画で探すことになります。本家のフランス ナントでは、ショパン+ロマン派・・・具体的にはメンデルスゾーン、リスト、シューマンに決定したそうですが、日本では未定とのこと。メンデルスゾーンは初期ロマン派ですから、ちょっとショパンとは違うような気がします。でも、シューマンは確実でしょう。彼なら「流浪の民」とか合唱曲があります。ブラームスが入るとグッと厚みを増すのですがね。

団長さんは、オーケストラつき合唱曲を沢山歌うのがライフワークのようですから、ひそかにメンデルスゾーンを狙っている。でも、エリアとかパウロとかのオラトリオはハードル高いですよ。

まあ、作曲家がどうなるかは主催者任せになってしまいますが、私にはアイデアがあります。ショパンでも大丈夫。ただし、アンコール曲がふさわしいと思いますが。

皆さん平原綾香がショパンの歌を歌っているのはご存知ですか。昨年末の紅白でも歌いました。ショパンの歌といっても編曲です。「ノクターン」という曲と「カンパニュラの恋」という二曲。実は同じ曲で、前者が英語バージョン、後者が日本語バージョンです。ノクターン20番(遺作)に歌詞をつけたものですが、なかなか良くできてます。この曲、映画戦場のピアニストでも採り上げられましたね。平原綾香はユーチューブご覧ください。

ノクターンhttp://www.youtube.com/watch?v=jevi3-vIbkk&NR=1

カンパニュラの恋http://www.youtube.com/watch?v=3Cal83Z6CRk&feature=related

原曲http://www.youtube.com/watch?v=eRqURo6FugA&feature=related

この調子で行けば、どんどん編曲できるかも。きっと、「別れの歌」なんかは既に合唱曲に編曲されているのでしょうね。

なんでも来い!=柔軟性の高さが丸の内合唱団の持ち味ですから。

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