2010年12月19日 (日)

クリスマスで一番好きな曲

クリスマスシーズンで、巷にはこれでもかというクリスマス・ソングが溢れている。丸の内合唱団でも来る23日にロイヤルパークホテルのクリスマス・コンサートでスタンダードナンバーを歌う。

古今東西、あまたクリスマスの名曲があるなかで、どれかひとつと聞かれれば、「クリスマスソング」の名前を挙げることに私は躊躇しない。

1946年、ポップス(ジャズ)界の大御所であるナット・キング・コールが歌い大ヒットした。彼の歌う珍しい映像を見つけたのでぜひご覧いただきたい。

http://blog.kiyochan.com/?eid=430509

この歌は、同年これまた男性ジャズヴォーカルの巨匠メル・トーメが作曲したものである。私はかつてジャズヴォーカルを好んで聴いていたが、メル・トーメの歌は、彼の人格が滲み出るような暖かくそして渋い歌い口で大すきだった。彼がまだ30代の若い頃に(1963年)米国の大女優・歌手のジュディ・ガーランドとデュエットした映像も見て欲しい。ヴァースから入っていて珍しい。

http://www.youtube.com/watch?v=JOQ4JxPDXIU

こちらは、1985年彼が60歳のときの脂の乗り切った演奏。まさに酸いも甘いもかみ分けたような、堂々たる貫禄である。エンディングのファルセットには身も心も温かくなる。彼の声は、暖かさと繊細さを備え、「ベルベットの霧」と言われていたそうだ。

http://www.youtube.com/watch?v=h9lpSlo7zHY&feature=related

本当にこのクリスマスソングは、心温まるクリスマスの風物を描いた名歌である。忘れがたいリリカルな美しい作品なのである。

暖炉では栗が焼かれ
霜があなたの鼻をつまんでいる
クリスマスキャロルが聖歌隊によって歌われ
人々はエスキモーのように着飾っている
誰もが知っている―七面鳥とヤドリギがあれば
この季節が明るくなるのだということを
目をらんらんと輝かせている小さな子供たちにとって
今夜はとても眠れないでしょう

彼らは、もうすぐサンタがやって来ることを知っている
彼がいいものをたくさん橇にのせていることも
そしてすべての母親の子供たちはこっそりと確かめるでしょう
トナカイはほんとうに空を飛べるのだろうかと

だから私はあなた方にこの単純な言葉を伝えます
1歳から92歳までの子供たちに
これまで何度もいろんな風に言われてきたけど
「幸せなクリスマスを!」

(ストロベリーフィールズ訳)

この歌詞に沿った情景を纏めた面白いユーチューブを見つけたので紹介しよう。

http://www.youtube.com/watch?v=YRYSWxQAM1k&feature=related

さて、ジュディー・ガーランドが先ほど出てきたついでに、思い出したのはHave yourself a merry little Christmasというクリスマスソング。これも大好きな曲である。「セントルイスで会いましょう」(邦題:若草の頃)という映画の主題歌だったが、いまやクリスマスのスタンダード曲になっている。映画からピックアップした画像を掲載するが、山下達郎がカバーした熱唱も素晴らしい。

http://www.youtube.com/watch?v=5g4lY8Y3eoo

おまけに、近所のクリスマスイルミネーションをつけよう。以前もこのブログで紹介したが、買い足すので年々豪華になってくる。足を止める人が多いのは勿論だが、車で乗り付けて観に来る人も少なくない。

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2010年6月20日 (日)

ノルウェーの愛の音色

私のブログには、シンクロニシティとかセレンディピティといった事象がよく出てくるのだが、最近も不思議な偶然の出来事があった。

毎年夏休みには海外旅行をするのだが、今年は北欧と決めている。アイスランドの火山噴火が心配だが、未踏の地であるし、涼しい気候も夏にふさわしい。それともう一つ、ノルウェーはグリーグ、フィンランドはシベリウスの故郷だからだ。この2人の大作曲家は、よく並び称されるが作風も時代性も全く違う・・・・・この話はまた別の機会に。

そうしたら、一ヶ月ほど前の日経新聞の最終面(文芸欄?)に掲載された、ノルウェーヴァイオリンの記事に目が留まった。山瀬理桜(やませ・りおう)さんという日本でただ1人の演奏者が記事を書いていたのだ。

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http://www.rioyamase.com/index.html

ノルウェーヴァイオリンは、正式にはハルダンゲル・ヴァイオリンという。ハルダンゲルは地名で、ノルウェー西部の地域。彼女の記事から引用すると、このバイオリンは、螺鈿細工や唐草模様で装飾された、大変美しい工芸品のような楽器なのである。音色は深く響は長く、哀愁のあるなんとも素敵な音がするのだ。

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ここで試聴できます。

http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=VICC-60445

独特の音色がするのは、共鳴弦があるから。通常の弦は4本でヴァイオリンと同じだが、通常弦の下に4~5本の共鳴弦があるのだ。共鳴弦のある弦楽器・・・・・でピンと来たのがバロック時代に演奏された「ヴィオラダモーレ」である。ヴィヴァルディが協奏曲を書いていたりするので、お聴きになった方もいると思う。そのまま訳すと「愛のビオラ」。名前どうり、甘美で暖かく落ち着いた音色がする。色々調べてゆくと、このハルダンゲル・ヴァイオリンはヴィオラダモーレを先祖としているらしい。なるほど・・・・・・である。ハルダンゲルヴァイオリンの音色は、「愛のヴァイオリン」と呼んでも良いのではないか。

さて、セレンディピティの話はココからである。先日、BSフジの「大使館の食卓」という番組を観ていた。各国在日大使館の大使がお国自慢の料理を紹介するグルメな番組(笑)なのだが、今回はノルウェー大使館であった。番組が進むうち、会食のシーンで、なんと山瀬理桜さんが旦那と一緒に出てきたのだ。ご主人は、北欧専門の旅行会社の社長である。もちろん、ハルダンゲル・ヴァイオイリンの演奏シーンがあって、独特の音色を楽しむことが出来た。

そして先週、毎週送ってくる銀座山野楽器のメルマガを見ていたら、山瀬さんの特設コーナーを設置した・・・という話。いつもは、メルマガの中身は見ないのだが、なぜかこの日だけ内容を確り読んだのだ。

山瀬さんつながりの三連発・・・・・・これって、単なる偶然では片付けられないですよね。

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2008年10月16日 (木)

シャンソン at 出張

丸の内合唱団コンサートの話題が続きましたので、ここいらで趣向を変えましょう。海外と国内、出張の移動中に機内放送で同じ音楽を聴きました。

ひとつはシリコンバレーに行く飛行機内の放送。もうひとつは名古屋出張の新幹線の車内放送です。音楽はシャンソンの「パリ、愛のうた」というアルバムで、クレール・アルジエールというフランスの女性歌手が歌っています。ジャケ写(丸の内合唱団の「有楽町」録音の時ビクタースタジオで覚えた業界用語です)を見ると、なかなかの美人。しかも知性的な顔立ちです。

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シャンソンというと、読者の皆さんはあまりご縁がないかもしれません。私も専門家ではありませんが(笑)、フランスのエスプリはシャンソンにあると思っています。収録曲の「愛の讃歌」は有名ですよね。「ムーラン・ルージュの歌」「バラ色の人生」「パリの空の下」「聞かせてよ愛の言葉を」など名曲揃いです。変り種として「見上げてごらん夜の星を」なんて日本の歌も入っています。下記を試聴してください。

http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20366659

このアルバムが飛行機と新幹線で同時に採り上げられているのは不思議です。考えるに、①往年のシャンソンのスタンダード名曲を採り上げていること、②歌手が美人で歌が上手い・・・・というような理由があるのでは?いずれにしてもとても素敵なアルバムで、いっぺんにアルジエールのファンになりました。

しかし、おかしいなと思ったのは、アルバムの紹介が彼女を「表情豊かな歌声」と評していること。私が聴く限り、彼女の声は素直そのもの。素人っぽい飾らないまっすぐな歌といっても良いだろう。悪く言えば「そっけない」。でもシャンソンといえば、不世出の名歌手エディット・ピアフの十八番「愛の讃歌」に聴くような情感に満ち満ちた(彼女の人生が全て投影されているような)声や、「聞かせてよ愛の言葉を」で有名なリシェンヌ・ボワイエのような甘く切ない個性的な声を思い浮かべがちです。ところが、アルジエールの声はあたかも詩を朗読しているような調子なのです。でも、それがかえってとても新鮮で、聴く者の心をつかむのです。

エディット・ピアフの「愛の讃歌」を聴き比べてくださいhttp://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=386652&GOODS_SORT_CD=101

リシェンヌ・ボワイエ「聞かせてよ愛の言葉」を聴き比べてください。左上の再生ボタンを押します。http://frenchpops.net/40/boyer_parlez_moi_d_amour.html

さて、今ご紹介したリシェンヌ・ボワイエの「聞かせてよ愛の言葉を」に面白いエピソードがあります。故 武満徹が作曲家になったキッカケがこの歌だったんです。独学の天才武満徹は押しもおされぬ現代日本作曲家の巨匠であることは言うまでもありません。

なんでこんな甘いシャンソンを聴いて現代音楽の道を歩みだしたのか不可解ですが、戦時中のすさんだ世の中にあって、武満の心にリシェンヌ・ボワイエの歌声がしみこんでいったにちがいありません。事実、彼はこのように述べています。

中学で終戦間際1年ほど、陸軍に勤労動員に行った。埼玉の山奥と群馬の山奥で、道路を作ったり倉庫建てたり、食料を運んだり、兵隊と一緒に1年間家には全く帰らず、電気もない山の中の掘建て小屋みたいな宿舎に泊まっていた。兵隊の中にも学徒動員の人達がずいぶんいた。
そのなかの1人が、ある時若い学生にシャンソンを聞かせてくれた。蓄音機というやつで。リュシエンヌ・ボワイエと言う人が歌った「聞かせてよ愛の言葉を」という曲だったんだけれども。それを聴いたとき、なんともいえない感動があったわけですね。普段軍歌ばっかり歌ってたわけですけれども。そこに全く異質な音楽が聴こえてきたわけですから。音楽ってこんなにすばらしいものなのかって思って。
僕はもし戦争が終わったらどうしても音楽をやろうと思ったんですね。

まさに、人生を変えた音楽です。

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2008年9月23日 (火)

お琴の師匠

私の伯母はお琴(山田流)の師匠をしている。

先日法事があり久しぶりに話を聞く機会があった。伯母は今年で83歳になり、昨年引退したが引き続きお弟子さんが何名かついているのだそうだ。というのも、古曲(古い楽曲)を知っている先生が少なくなり、いわば語り部の役目を果たしているのである。

古曲といっても、200年も前に作曲された楽曲があるらしい。西洋音楽で言えば、ベートーヴェンが活躍していた頃だから、お琴の歴史も古い。問題は古曲の楽譜がないことである。明治以降、宮城道雄の時代になると流石に楽譜はちゃんと出来ているが、古曲の場合は楽譜が存在しない。それでは、曲をどうやって覚えるかというと、日本の伝統芸能に多い「口伝」。つまり、口から耳へと、聞いて覚えるしかないらしい。

伯母が凄いのは、大先生から教わった曲を、数回聴いただけで楽譜にしてしまうこと。西洋音楽では、かのモーツァルトがバチカンのシスティーナ礼拝堂で聴いた門外不出の秘曲アレグリの「ミゼレーレ」を聴いただけで楽譜にしてしまったことが逸話として伝わっているが、基本的には同じことである。プロの音楽家は凄いとは思うけど、伯母の能力は特別なのかもしれない。

伯母のところには、伯母が楽譜化した口伝の古曲譜が沢山あって、これが財産だといっていた。こうした古い楽曲が絶えることのないよう、自分が死ぬまでお弟子さんに教え続けるのだという。話を聞いていて、文化を守り、引き継ぐことの大切さがよく伝わってきた。

演奏会にかけられる楽曲は100曲以上あるというが、伯母の場合基本は暗譜。最近の若い先生は楽譜を見ないと演奏できないと嘆いていたが、伯母の場合歳をとっても記憶力は衰えないらしい。すこし練習すれば、それこそ「糸を繰るように」記憶が蘇るのだそうだ。60年間、結婚もせずにひたすらお琴に打ち込んできた、いわば芸の虫がなせる業なのだろう。

余談になるが、私が小さい頃、父母が共稼ぎだったこともあり、伯母の家に預けられていた。美しい?お姉さんたちがお琴を習っているのを子供心に聴いていて、いつの間にか曲を口ずさめるようになっていたそうだ。その頃からお琴を教えてもらっていれば、きっと私も別の道を歩んでいたに違いない。

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2008年8月 9日 (土)

帰国しました・・・We Will Rock You

「威風堂々」の国から帰ってきました。さすがに飛行機10数時間はきついです。これから、不定期ですが何回かかけて、ツアー旅行についてアップしたいと思います。でも、去年の中欧旅行も途中で「挫折」してしまったので、どこまで続きますか・・・・・?

さて、第一回はWe Will Rock You」。ロックバンド「クィーン」の曲をフィーチャーしたロンドン・ミュージカルなんです。今回の「8日間英国周遊ツアー」の最後にオマケとしてついていました(といっても、チケットを見たら55ポンド。約1万円もします)。ただし、申し込み時点では演目は確定していなくて、「サウンドオブミュージック」「ライオンキング」「シカゴ」とこの舞台のいずれか。ロックにはまったく縁のない私ですから、どうかな?とあまり期待していませんでしたが、とても感動しました。

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ストーリーはシンプルで、英語が分からない私でもついてゆけます。未来社会で、すべての娯楽はグローバルソフトという会社が統制していて自由がない。そのなかで、ボヘミアンと呼ばれる異端分子たちが自由な歌を求めて抵抗する。リーダーとなったガリレオとその恋人スカラムーシュが伝説のギターを探し出し、ウィ・ウィル・ロック・ユーを高らかに歌う事によって自由を勝ち取る・・・・というもの。あのロバート・デ・ニーロのプロダクションで2002年からロングランしている大ヒット作です。ただし、随所にジョークが織り込まれていて、周りの観客は笑っているのに、私たち日本人ツアー客にはチンプンカンプンなのは寂しいものです。

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全編がクィーンの名曲によって構成されていて、両袖にはバンドが大音響で演奏しています。舞台装置もハイテク機材を駆使したものでハデハデ。バリライトがガンガンでいやがうえにも雰囲気が盛り上がります。キャストの歌唱力も見事。流石、本場ロンドン・ウエストエンドのミュージカルです。なにより凄かったのは、客席と舞台が一体化していること。ロックミュージカルということもありますが、拍手・歓声の嵐・・・・・・エンディングでは満席の客席総立ちで一緒に歌う、まさにロックコンサートさながらです。写真禁止でしたが、どさくさにまぎれて(笑)シャッターを切りました。こういう形式を「シンガロング」(sing along)というそうですが、ミュージカル好きな私でも初めての経験でした。比較的高年齢のツアーでしたが、皆さん立たれて相当盛り上がっていました(一番はしゃいでいたのは私・・・との証言あり)。

かつて出張の折にブロードウェーミュージカルを一度見たことがありますが、劇場はだいたいが小さくて古く、でも親しみがわく。地方から観劇に来た「おのぼりさん」たちが、親しげに我々日本人にも「どうだ、面白いだろう!」などと話しかけてくる。そんな雰囲気が大好きです。やっぱり、感動は皆で分かち合い共感するものだと思います。ここウエストエンドの劇場(ドミニオン劇場)も相当年季の入った建物ですが、古いものを大切使うイギリス人の心意気が感じられました。そして、クイーン世代の人も若者も、洋の東西を問わず全身で感動を受け止めていたのは、とても印象的でした。

プロモーションと隠し撮り(シンガロング!!)のユーチューブを見つけましたので、見てください。http://jp.youtube.com/watch?v=5DOZ5RaVz60

http://jp.youtube.com/watch?v=dW0z0xYJYOE&feature=related

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2007年9月 6日 (木)

昭和の歌人(うたびと):服部良一

今夜、昭和の歌人(うたびと)たちシリーズ第六回:服部良一コンサートに行きました。

1 普段はクラシック乃至はJポップス(カラオケ!)なんですが、今回このコンサートに行ったのはヒョンなことからです。数ヶ月前にNHKの番組で中田喜直の特集をやっていました。雪の降るまち・・・・・など叙情味あふれる作風が好きで思わず見入ってしまいましたが、番組の主催者がJASRAC=日本音楽著作権協会だったのです。昭和の歌人(うたびと)のシリーズ。物故した名作曲家・作詞家を特集する企画です。面白そうなのでホームページを検索したら、今回の服部良一コンサートにたどり着いたというわけです。ネットで応募したら見事当選(無料)。おそらく、我々が日ごろカラオケで一曲歌うごとにチャリンチャリンと課金徴収されるので、その収益金で罪滅ぼし、いや失礼、こうした素敵な事業を手がけているのでしょう。

場所は文京シビックの大ホールです。1800名入る立派なホールですが、ほぼ満席の盛況。私は到着が遅かったので2階席の奥。そうそう、服部良一は存知ですよね。若い人はぴんと来ないかも。ミュージシャン服部克久の父親、同じく服部隆之の祖父に当たり、服部家は三代にわたる作曲家一族です。明治40年(1907年)生まれ1993年に亡くなりましたが、昭和を通して活躍した歌謡曲作曲家の大御所です。別れのブルース(淡谷のり子)、蘇州夜曲、湖畔の宿(高峰三枝子)、青い山脈(藤山一郎)など名曲を数多く作っています。今年は丁度生誕100周年にあたる年で、このシリーズに採り上げられました。若いころはクラシックを勉強していて、なんとあの大指揮者朝比奈隆と同じ楽団に、オーボエ奏者として所属していたそうです。

001 さて、当時の歌手はほとんどが物故しているので、現役歌手が歌います。しかも大物ばかりです。八代亜紀、美川憲一、谷村新司、タイムファイブ、中村美津子・・・・・凄いでしょ。司会は由紀さおりと、なぜか児玉清。雪村いづみまでご登場です。御歳70歳、「一杯のコーヒーから」を歌う声はまだまだ現役です。出だしを間違えて、収録直しもご愛嬌で、由紀さおりの「皆さん今のはなかったことにしてくださーい」というフォローも流石です。写真は淡谷のり子を継ぐ「ブルースの女王」(笑)美川憲一の「別れのブルース」です。

002 日本初めてのジャズ歌謡が「山寺の和尚さん」にはビックリしましたが、その続編が「尼寺に和尚さん」だと・・・・・あぶないあぶない(笑)。谷村新司はなぜか「昴」を歌いました。これは息子の服部克久が編曲したとか。でも、「生」昴が聴けたんですから大満足。それにしても服部良一の曲はメロディラインの美しさもさることながら、リズムが抜群です。ブルース、ボレロ、タンゴ、ブギヴギなど当時流行していた最新の素材を上手に取り入れているのは天才的ですね。最後は出演者全員と客席が揃って「青い山脈」の大合唱。とても気持ちよかったです。2時間半に及ぶコンサートもめでたしめでたし・・・・・こういう企画も楽しいものです。なお、この番組は9月29日午後7時45分からNHKのBS2で放映されます。いまから楽しみです。

追加:朝丘雪路、水谷八重子、東郷たまみの三人が「ホワイトクリスマス」を歌いました。朝丘は日本画家伊藤深水の娘、東郷たまみは洋画家東郷青児の娘で自身も画家。彼女たちは若ころ「ドラ猫シスターズ」を結成していて、服部良一の指導で歌っていたそうです。別名「七光会」、親の七光りという意味で、結成当時の映画フィルムも流されました。とても愉快ですね。

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2007年3月14日 (水)

新垣有希子inオペラ・ファッション・ウィーク

日本橋三越を通りかかったら、オペラ・ファッション・ウィークというイベントをやっていました。デザイナーズショーと音楽のコラボレーションなんだそうです。

Ph081 今日の催しは、ソプラノの新垣有希子さん。新進の若手コロラトゥーラだそうです。プログラムによれば、高度なテクニックと自己表現力、優れた舞台容姿・・・・・可憐で美しい方です。

Ts290177_1 通常は、写真撮影厳禁ですが、主催者側はなにも言わないし、みなさん平気で写真をとっています。私も携帯で撮影。曲目はプッチーニ「つばめ」より「ドレッタの夢」、グノー「ロミオ&ジュリエット」より「ジュリエットのワルツ」、プッチーニの名曲「私のお父さん」、ベリーニ「清教徒」より「あなたの優しい声が」。

Ts290178 アンコールはおなじみボエームから「ムゼッタのワルツ」です。ファッションショーの舞台なので、新垣さんは花道?を進み、身振りも艶やかにたっぷりと聴かせてくれました。デパートのロビーなので音響はいまいち、コンディション作りも大変だったでしょうが、素晴らしい歌声に聴衆は拍手拍手。

Ts290172 こういう企画は嬉しいものです。それにしても三越のパイプオルガンは造形がすごいですね。

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2007年2月25日 (日)

ウォークマン

前からほしかった「メモリー ウォークマン」を買いました。

Photo_47 1Podにしようか迷ったのですが、このウォークマンにはノイズキャンセラーがついていて、通勤途上で聴く私にとってはベストの選択だったと思います。写真はシリコンカバーをつけているので、ぼやけて見えますが、深いバイオレットカラーも素敵です。

Photo_48 それに液晶ディスプレイにCDのジャケットも表示される凄さ。

これで、お経のように難しい合唱(レクイエム)の練習もバッチリかもしれません。

さっそくツタヤに直行して、CDをレンタル。EXILEの新曲「道」はいい曲です。彼らの「ただ・・・会いたくて」は名曲で、私のレパートリーの一つですが、これに準じるくらいの出来。ピアノヴァージョンもついていますが、面白いのは「NHK児童合唱団」なるヴァージョンがあること(因みに略して「N児」というそうです・・・・笑)。要するに卒業シーズンを狙った企画のようで、ちょっとやりすぎと感じましたが、聴いてみるとなかなかいいんだなあ。名前のわりに大人びた声ですが、N児のユースクラスと栗友会が歌っていることで納得。これも私のレパートリーに加えたいです。

10012973217_s1_4 それと気になっていたLeah Dizonの「softly」。彼女は人気急上昇のセクスゥイーなモデル・歌手だそうで、私は歌を聴くまでは知りませんでした。フランス系アメリカ人と中国系フィリピン人とのハーフ・・・・うーんまさに国際的。でも、ものすごく日本語が上手なんです。

Gncx1002_2001_1  もうひとつはタイナカサチさんという歌手の「会いたいよ。」。彼女の広域まで伸びるやさしく透き通った声は「すんばらすぃー」の一言。なんでカタカナなのかは分かりませんが、漢字は田井中彩智と書くそうです。

この2曲もレパートリーに加えたい・・・・女性歌手のほうが良い歌が多いような気がします。

写真は公式サイトから

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2007年2月17日 (土)

トナカイ

昨日、村上敏明さんを聴きにオペラサロントナカイに行ってきました。そうです、あお第九カウントダウンのテノールソロ、「誰も寝てはならぬ」を歌った村上さんです。

20070216_dscn0983_1 お客さんが60人も入る大盛況。トナカイには時々行きますが、私の経験の中では鈴木慶江さんの帰国公演以来の大入りだったように思います。共演はソプラノの前川朋子さん、メゾの小林真美子さん。村上さんは3ステージ歌いまくりで、カンツォーネ(カタリ・カタリ)、日本歌曲(山田耕筰「鐘が鳴ります」)から始まって、リゴレットの二重唱、ボエーム、トスカ(妙なる調和、星は光りぬ)などなど大サービスでした。よく通る凛としたテノール声に、我々はただただ酔いしれるばかり(ワインを呑みすぎたからではありません)。カウントダウンの時は、舞台側で聴いていたので、すごく綺麗な声だな・・・という印象でしたが、昨日は舞台正面の至近距離で、迫力ある声に圧倒されました。まだ耳の奥に村上さんの声が響いています。でも、生の声って素敵ですね。聴くほうも生理的な快感を覚えます(歌うほうはもっとでしょうが)。

もう一つ、ご報告したいのはソプラノ前川朋子さんのことです。なんと、カウントダウンの仲間が前川さんと同窓であることを発見しました。嬉しい偶然ですね。前川さんはよくトナカイに出演されていて、昨日ご挨拶をしたら私のことを覚えていてくださいました。感激です!前川さんは以前に比べて、一段とお上手になられたなと感じました。ドイツに留学された経験からドイツものがお得意で、リートから歌い始めましたが、村上さんとのリゴレットの二重唱では一歩も引かない歌いぶり。表情もとても細やかです。嬉しかったのは、最後に私の大好きなルサルカ「月に寄せる歌」を歌ってくれたこと。それに、前川さんとてもお綺麗になりましたね・・・・・・黒ドレスが良くお似合いです。

20070216_dscn0986  というわけで、我々一同とても気持ちのよい一夜を過ごせたというわけです。最後に、村上さん、前川さんたちと記念撮影を・・・・。村上さん結構茶目っ気がありますね(笑)。ここトナカイは、こうしたファンとのふれあいも充実していて、とてもお勧めです。そうそう、ピアノの白石准さんも素晴らしく素敵でした。今度はリサイタルを聴きに行きたいです。

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2007年2月11日 (日)

練習再開

合唱の練習再開です。

年末はコバケンの指揮で第九を三回+1回(カウントダウン)歌い、練習と本番でバタバタでした。公私共に忘年会が新年会に振り代わり、1月は結構夜のスケジュールが大変で、合唱団の練習をサボってしまいました。新米なのに申し訳ありません。

ということで、不安と期待に胸を膨らませ(笑)練習会場へ。そうしたら、パート分けをするとかで、別室で指導の先生とマンツーマン。いやー、いきなりでビックリするやら冷や汗が出るやら。

曲は近代フランスの作曲家による「レクイエム」(でも、フォーレではありません)。グレゴリオ聖歌を基にした旋律に満ち満ちていて、聞く分には大変美しい曲です。でも歌うとなると・・・・・・グレゴリオ聖歌を「編曲」して音符にするのですからとても難しい。テンポや拍もコロコロ変わります。初心者の私についてゆけるか不安です。それこそ、「神のお導き」により頑張りたいと思うのです。

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