2012年2月15日 (水)

マイ・ファニー・バレンタイン

このブログを最後まで読んでくれた方に、ちょっといい話をしよう。

昨日はバレンタインデーだった。バレンタインに因む歌というと古典的名曲「バレンタイン・キッス」(笑)・・・最近はリメイクもあるが・・・・など沢山あるが、世界的に有名なオトナの曲といえばマイ・ファニー・ヴァレンタイン(My Funny Valentaine)に止めを刺すだろう。

ロレンツ・ハート(詞)、リチャード・ロジャース(曲)の名コンビによる、1937年のミュージカル「ベイブス・イン・アームズ」のナンバー。今なお名ミュージシャン達が採り上げる人気曲でもある。古くは、ペリー・コモ、トニー・ベネット、ジャズではマイルス・デイビス。そうそう、チェット・ベイカーの名唱・名演も忘れてはいけません。フランク・シナトラはこの曲の中興の祖で、映画「パル・ジョーイ」(夜の豹)で名曲の名を不動のものとした(歌ったのは相手役のキム・ノヴァク)。

さて、この名曲だが、物悲しい曲調からして失恋や別れの歌という印象を与える。しかし、実は熱烈なラブソングなのである。下記に、シナトラが歌ったYou Tubeを付けた。これは歌と同時に、歌詞が画面にスクロールされるのでご覧いただきたい。

和訳はこんな具合である。

私の変てこなバレンタイン、スイートで面白いバレンタイン、

あなたは私を心から微笑ませてくれる

あなたのルックスは笑えるわ、写真向きじゃない

でもあなたは大好きな芸術作品なの

あなたの見てくれはギリシャ人以下でしょ?

口許はちょっと弱点よね?

その口を開いてしゃべる言葉なんてスマートって言える?

だけど私の為に髪の毛一本も変えないでね

だめよ、もし私を思ってくれるなら

そのままでいて、かわいいバレンタイン、そのままで・・・

あなたさえいれば、私は毎日がバレンタインデ-なのだから

どうです。なかなか素敵でしょ。はじめの2段落は相手の容姿や知性?をけなしていて、ここまで言ったら喧嘩になりそうだなと思うのだが、決め手は最後の段落。私のために髪の毛一本までかえないで・・・なんて熱烈なラブコールなんだろう。わが国の「痘痕も笑窪」という諺のままである。

ここではバレンタインは人名で、それをバレンタインデーとかけているのである。もともとは女→男への歌なのだが、男→女と読み替えても良い。この気持、私もよく分かるなあ。

さて、私の今年のバレンタインはどうだったかって?勿論、貰いましたよチョコ。親しい人から。会社でも、チョコっと(笑)期待していたんだけれど、貰えなあったなあ。おそらく、そうした取り決め(約束)があるんじゃないかと思う。

でも、僕の机の上には、いつもご覧のようなバスケットが・・・・。

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そう、この歌詞の最後、Each day is Valentaine's Day(わたしは毎日がバレンタインデー)なのだから・・・・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=JGxrE6Mf_6Y&feature=fvst

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2008年10月 5日 (日)

丸響とオケ合わせ

今日は新宿村スタジオで丸響とオケ合わせ。正味3時間、休憩も取らずにぶっ続け、立ちっぱなしの練習はハードだった。ご指導いいただいた高原先生、神尾先生に感謝です。

本番まであと一週間しかない。米国出張で強化練習を欠席したのでかなり不安であった。結果、まだまだ歌いこんでいないと自覚。強化練習の時にアンコール「千の風」の追加があり、楽譜に大きな変更点があったようで戸惑ってしまった。私のような練習に参加できない人も居るので、パートリーダーさん、注意点をまとめてブログにアップしてくれると助かります。

それにしても、オケの伴奏で歌うと気持がいい。最初のタンホイザーでフォルテッシモをこれ以上ないくらい強く・・・・・と高原先生から檄が飛んだが、迫力あるオケの響きの中で力いっぱい歌える快感がある。一方、ヴェルディの「黄金の翼」や「ダッタン人」の女声コーラスは本当に美しい。高原先生からもお褒めの言葉をいただいたが、まだまだ改善点は多いので、追い込まなければならない。

さて、シリコンバレー出張の時の出来事を一言。リッツカールトンでのディナーミーティングの時、ピアニストが来て雰囲気ある曲を奏でてくれた。参加者はビジネスの話に夢中だったが、私は幸か不幸か英語が不自由なので、話題に入れず、ピアノを聴くともなしに聴いていた。スタンダードを中心になかなかいい曲を弾いている。私はジャズ、特にジャズヴォーカルが好きで以前は結構聴いていた。そこで、ピアニストにリクエストしてみることにした。こういうイベントではピアニストは添え物(BGM)で、客から拍手が起こるわけでもないし淡々と弾いていて、なんだかカワイそうな気がしたからだ。果たして喜んでリクエストに応えてくれた。「その曲は私のブックにある!」と。

曲名は「(Our) Love Here to Stay」。邦訳は「わが恋はここに」。ご存知ガーシュウィン兄弟の作詞作曲。彼らのメジャー曲ではないけれど、僕は大好き。とってもスインギーで思わず体が動いてしまう。メロディラインも聴かせます。そして、なにより歌詞の凄さ。http://members.at.infoseek.co.jp/su_san2002/Lyrics/loveishe.htm

「私たちの恋は永遠に。ラジオや電話、映画はひと時のもので時は流れさる。だが、私たちの恋は永遠だ。ロッキー山脈は崩れ、ジブラルタル海峡がひっくり返っても、私たちの恋はここにある・・・・・・・。」

外国のラブソングを邦訳すると恥ずかしくなるほど、彼らは臆面もなく愛を歌います。文化の差でしょうか?特にこの歌は、ロッキー山脈やジブラルタル海峡が崩れ去っても・・・・・・と大げさに歌うところがすごいし、気に入っている所以です。

第二ステージでは、「Fly me to the moon」を弾きだした。これも私の好きな曲。私はつかつかとピアノに近づきハミングしていたら、ピアニストが一緒に歌わないかと・・・・・・・思わず歌ってしまいました。ピアニストの喜ぶこと喜ぶこと。普段は淡々と仕事をしておしまいなのでしょうが、思いかけず東洋人とコミュニケーションが取れて嬉しかったのでしょう。私も英語は話せませんが、英語の歌はちょっと歌える変な日本人です。

因みにこの歌、今ではスタンダードの超有名曲ですが、作曲当初(1954年、私が生まれた年です)は「in another words」(言い換えれば)という題名でさっぱり売れず。1962年に宇宙ロケット時代を当て込んで改題したら大ヒットしたといういわくつきの曲なんです。この歌の歌詞も大げさです。

「月へ飛んで行かせて星の中で遊ばせて・・・・・言い換えれば、私の手をとり口づけしてほしい。あなたは私の望みとあこがれの全て・・・・・」邦訳すると赤面します。

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