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2012年11月25日 (日)

ユーミンとヤマタツと

昨日、ユーミンと山下達郎のベストアルバムを購入した。

ユーミンは顔友であり、会社の同僚でもあるUさんがフェイスブックで絶賛していたので、どうしても欲しくなったのだが、ヤマタツのベストアルバムは前から欲しかった代物。下の写真は二つのベストアルバムと、購入時に貰ったユーミンの限定版ポスターである。

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私は、ユーミン、いや荒井由実(時代の)ファンなので、このブログでもこれまで色々と投稿してきた。このアルバムは40周年記念と銘打ち、彼女の歌のまさに集大成。私も感じるところは色々あるが、本稿では初回限定配布の特典DVDの話をしよう。

DVDは1981年から2008年にわたる彼女のライブを一時間余り収録したもので、ファンにとってはまさにお宝映像である。

冒頭の「翳りゆく部屋」を見た瞬間から胸が締め付けられた。荒井由実としての最後のシングル、1976年リリースだから、私が大学3年の時だ。映像を見るにつけ、私の青春がフラッシュバックしたような気持にさせられる。この映像はライブではなく、プロモーションビデオの映像で、30年以上を経て今回の企画で「発見」されたのだというから、まさにお宝である。

収録場所は、東京カテドラル聖マリア大聖堂(関口教会)なのだ。すぐに分かったのは、学生時代にミサやコンサートで何回も足を運んだ場所だからだ。ジャケットはまさにカテドラルの祭壇を背景にユーミンが喪服?を着ている構図である。

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そして、ユーミンが教会入口上の聖歌隊席にあるオルガンを弾く写真。「翳りゆく部屋」の冒頭部分はここのオルガンの音が収録されているという(演奏自体は、旦那の松任谷正隆)。教会はオープンな場所だから、いつでも誰でも入れる。ユーミンファンはぜひ見にって欲しい。

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ちょっとマニアックだが、面白い話をしよう。翳りゆく部屋の冒頭のオルガンは、英国ロックバンド、プロコルハルムの超有名曲「青い影」のオマージュだという指摘がされている。確かに二つの曲の冒頭部分を聞き比べるとよく似ている。ユーミンが自ら語っているように、「青い影」はユーミンが作曲を始めるきっかけになった曲なのだ。私のブログ(エッセイ)でも紹介したように、ユーミンの、特に初期の曲はクラシック、それも教会音楽の影響が見られる。彼女は13歳の時にこの曲と出会い、教会音楽とロックが融合したようなサウンドに衝撃を受けたという。

この40周年記念アルバムの収録曲は皆リマスタリングだが、ユーミンはとうとう新録音で「青い影」を歌ってしまったのだ。しかも、本家のプロコルハルムに話を持ちかけ、「共演」という形で実現したのだ!DVDの冒頭が「翳りゆく部屋」で始まり、CDアルバムの最後が「青い影」で閉じる・・・というのも、私には偶然とは思えないのだ。ユーミンがこの道で大成するキッカケになった、プロコルハルムにこのアルバムを献呈する隠れた意図があるのでは、とさえ思ってしまう。

さて、冒頭だけで長くなってしまった。思うところを一つ二つ挙げてみよう。1996年のライブ「yumi arai the concert with old friends」@中野サンプラザは、荒井由実時代の曲だけを集めた企画。名曲「あの日にかえりたい」が収録されている。コーラスを歌っているのは、ハイファイセットの山本潤子に違いない。当時は随分とふっくらしているが、声で分かる。

2005年「Yumi MatsutoyaThe Session at Stellar Ball」の「卒業写真」。旦那の生ピアノでの歌唱は珍しい。このDVDでは、全曲に亘り随所に松任谷正隆の姿が見え隠れするのがほほえましいのと同時に、夫唱婦随の二人三脚でここまで来たことがよくわかる。

映像として秀逸なのは、2008年の「YUMING SPECTACLE SHANGRILA Ⅲ ドルフィンの夢」だろう。総費用40億円を超えるという舞台装置には度肝を抜かれる。ステージ中心にプールを据え、シンクロナイズスイミングを多用した「水芸」は見事としか言いようがない。まるで、往年のハリウッド映画「ザッツ・エンターテイメント」を見る様だ。

さて、このアルバムをみてなんとも不思議に思うのは、ユーミン自身の解説がないことだ。そのわけは、下記リンクの彼女からのメッセージをお読みいただきたい。
「時間を越えた青春」そして「悲しみ」や「切なさ」を感じ取って欲しい。

http://yumingbest.jp/letter.html

もう一つの山下達郎のアルバムについては、機会を改めて書こう。でも、一つだけ彼のことを「ここで」触れておきたい。ユーミンのDVDで詳しく話した冒頭の「翳りゆく部屋」を注意深く見て欲しい。オルガンを弾く松任谷正隆とゴーラスの練習風景があるはずだ。そこに映っている長髪の青年?、それが山下達郎なのです。どうです。驚かれましたか(笑)。これも、偶然とは思えないなあ。

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2012年11月20日 (火)

うめはんは凄い!

明21日、阪急百貨店の本丸である梅田(うめだ)本店がグランドオープンする。

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実は、先月関西に出張した10月25日が、丁度プレ(2期棟)オープンの当日で、我ながら興奮して足を運んだ。プレオープンといっても、全体の8割がた営業開始だったので、実質の新装開店といってよいだろう。待ちに待ったお客さんも大勢押し寄せ、大変な賑わいぶりであった。

うめだ本店のコンセプトは「劇場型百貨店」。なにが劇場型かというと、ホールやギャラリー、広場のほか24ヶ所ものステージがある。8万㎡のうち約2割がこうした非物販施設なのだ。なんとも贅沢なつくりである。

椙岡会長の話では「モノは買わなくても、行きたくなる百貨店。感動や学びのある場所」を目指しているとのこと。確かに、私が子供の頃はデパートそのものがレジャーであり、遊びであった。レジャー施設が他に余りなかったこともあるが、その頃の百貨店には人をひきつける夢や遊びがあったように思う。うめだ阪急はかつての百貨店の吸引力を取り戻そうとしているように見える。

さて、個人的な興味も含めると、なかでも驚かされたのは9階から12階まで高さ16mもの吹き抜けになった「祝祭広場」だろう。床面積は2000平米もある。片側には湾曲した階段があって、お客さんが階段に腰をかけて舞台を見るような・・・・そう、立派なコンサートホールのしつらえになっている。

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私は、ここを見た瞬間に、「ああ、ここで第九を歌えたらなあ!」と思わずつぶやいたほどだ。当日は、自動車の展示会をやっていたのだが、そのうちに正面の大スクリーンに映像が映し出されて、また驚いた。オーケストラ(大阪フィル?)がこの祝祭広場で収録したコンサート風景が写ったのだ。

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ところが、客席に目を移すと、なんとそこにはオーケストラを指揮するお客さんの姿が!面白いことに、指揮者の振るタクトの速さに応じて、画面のオーケストラがスピードを変えて演奏しているのだ。コンピュータによる擬似指揮体験という発想はまことに面白い。抽選で当たったお客さんが次々と楽しそうに指揮をしていた。

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この祝祭広場では、様々な催しが展開されるだろうし、年末は第九の演奏会もあるに違いない。やはり、ここで第九が歌えるのだ!

さて、私の本業からみた感想をチョッと書いておこう。デパ地下は人でごった返しいるのは、予想されたこと。

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面白かったのは、3階、4階の「うめはんシスターズ」と「うめはんジェンヌ」という自主編集売り場。うめはんシスターズは20歳前後の若い女性をターゲットにし、うめはんジェンヌは20代から30歳前後までの社会人女性を対象にしたアパレル・雑貨が展開されている。セグメントを絞り、様々なブランドのエッセンスを集めた阪急版のセレクトショップである。

他にも、イベントスペースがとても広く確保されていて期間限定でコンセプトを変えながらフレキシブルな展示販売を行うという。

百貨店の新形態、これからの百貨店の目指すべき方向性の一つが示されていて、大変興味深かった。

屋上に出て、梅田北ヤードに目をやると、三菱地所ほかが建設中の大規模商業施設がかなり出来上がってきていた。大阪商戦は激化の一途をたどるに違いない。

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