« 不思議な場所 | トップページ | ディープな街のディープな中華 »

2012年9月16日 (日)

別れあれば、出会いあり

別れあれば、出会いあり・・・・とはよく言ったものだ。

先週、私の中高の恩師が亡くなった。神父様だから帰天したというのが正しいだろう。毎年、年賀状のやりとりをしていたので、それを見て同僚の神父様が自宅に連絡をくれたらしい。次の日のお通夜に参列した。

場所は、四谷の聖イグナチオ教会、マリア中聖堂。私の母校はカトリックのイエズス会(かのフランシスコ・ザビエルも創設者の1人)が運営しているのだが、ここイグナチオ教会も同じ。ついでに言うと、お隣にある上智大学もイエズス会が母体である。

Sh3k07320001_2 

同期の数名もお通夜にかけつけ、故人のお人柄が偲ばれるとてもよい葬儀であった。故人中村工(なかむら たくみ)神父は、背が小さくて当時「ミクロ」とあだ名をつけられていた。また、寡黙な人柄なので、我々おませな中高生は、さんざん生意気なことを言って故人をてこずらせたものだ。故人は我々にモットーとして「清く、男々しく、けじめをつけて、いつも愛を表すように」を刷り込んでいた。なんか、宝塚の標語のようだとイヤミを言ったりしていたが、今思い出してみると、心に染みるいい言葉だ。

その後、故人は教会に出て、大船鍛冶ヶ谷教会の主任司祭を務めるに至った。当時の故人を知る同僚の神父様のお話があった。人一倍責任感が強く、寡黙で弱音を吐かない。そして清貧を旨としていたらしい。素晴らしい信仰の人生を全うされたに違いない。

Sh3k0733

この日お通夜に列席した同期とは本当に久しぶりに再開した。たまたま、隣り合わせしたM君。中高生時代は家が近いこともあって、親しい間柄であった。かれは関西の企業に勤務し、住まいも大津に構えていたから、再会するのは30年以上ぶりである。この日も、仕事を置いて京都から駆けつけてきたのだ。

式の合間に話をしていて、私が今は○○という企業で監査役をしていると切り出したところ、彼は一瞬驚いた顔で、「私は▲▲で監査役をしている」と名乗り出た。実は、○○と▲▲は大変親しい関係にある会社なのだ。業務は勿論、資本関係もある。

2人とも入社した会社とは違う会社に今勤務していて、この場で再会し、隣に座るなんて奇遇以外の何ものでもない。2人してしみじみと話したことは「おそらく、故人中村神父様が2人を引き合わせてくれたんだろうね」ということである。この出会いに感謝し、故人の冥福をお祈りしたい。

音楽ブログランキング

ここをクリックしてください

|

« 不思議な場所 | トップページ | ディープな街のディープな中華 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/198925/47098568

この記事へのトラックバック一覧です: 別れあれば、出会いあり:

« 不思議な場所 | トップページ | ディープな街のディープな中華 »