« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »

2012年9月26日 (水)

ディープな街のディープな中華

どうりで、本場の中華なわけだ。

今日の夕方、父親を病院に連れて行ったとき、待合室でなにげなくNHKのニュースをみていた。日中関係がギクシャクするなか、在日中国人が困惑しているという話で、採り上げられたのが池袋の中国人街。池袋に中国人街があるとは初めて聞いたが、池袋北口周辺には1万人もの中国人が暮らしているのだという。

昨夜会社の懇親会で行った中華料理店。まさにこの池袋北口にあった。後背地の風俗街の入口のちょっと路地を入った地下にある。いかにもディープな場所だ。そしてこの「知音(ちいん)食堂」はなんともディープな中華料理店なのだ。

Sh3k0749

まず、お客さんの殆どが中国人。ここの店の常連で昨夜の引率者丸さんによれば、昨夜は少ないほうだったようだが、いつもは大体満席で、中国語が飛び交っているという。1万人もの中国人街を後ろに控えていれば当然だ。

二つ目は、本場中国そのままのメニューを提供していること。知音食堂はいわゆる四川料理だが、「メニューを見ても知らない料理だらけだ・・・・」とは、食通の古さんの弁。誠に知的、いや食的好奇心をそそられる。

昨夜は常連の丸さんにチョイスを任せたのだが、それではおさまらないのが私・・・と菊ちゃんにイヤミを言われたが、私もメニューとにらめっこ、いくつかをチョイスした。というのも、以前四川省の首都「成都」に出張したときの記憶があったからだ。

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-6738.html

ご存知のように、四川料理は唐辛子と山椒を多用し、とにかく辛い。そのなかで「夫妻肺片」は四川料理の名品だ。牛のタンと胃袋の辛味煮込。WIKIの解説があるが、肉片の切り口が肺に似ているからと現地で聞いたような気がする。

Sh3k0750

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AB%E5%A6%BB%E8%82%BA%E7%89%87

次は、鶏肉とピーナッツの辛子炒め。ピリ辛で後を引く旨さ。

Sh3k0751

車エビの山椒炒め。山椒と唐辛子、ニンニクを刻んだタレが車えびの香ばしさを引き立てる。手は菊ちゃん。

Sh3k0752

当店の看板料理「歌楽山辣子鶏」。四川省の歌楽山で栽培される唐辛子と鶏肉の炒め物。写真に見るように唐辛子の量が半端でない。四川料理で使う唐辛子や山椒は、同じ中国で取れるものとは違い、飛び切り辛くて旨みがあるのだ。近年日本でも辣子鶏はかなりポピュラーな料理になってきたが、この店の辣子鶏は一味違う本場モノだ。唐辛子のエキスが鶏肉に充分に浸み込んでいて、ビールのつまみには最高だろう。

Sh3k07530001

ちなみに、鶏肉は少し、唐辛子たくさん(笑)・・・なので使用後の姿はかくの通りである。間違っても唐辛子を食べてはいけない。命は保証できません。

Sh3k0754

最後に、これも当店の名物料理、15種類の香辛料を使ったスペアリブ。八角の香りがたまらない。そうそう、スープも旨かった。チャーハンは普通。

Sh3k0755

しこたま食べて、ビール&紹興酒ボトル2本、7人で3000円弱@人だからコスパも言うことなし。ちなみに「知音」とは中国の故事からとった名前で、親しい人、知人の意味。

http://gogen-allguide.com/ti/chiin.html

丸さんによれば、道の入口にあった輸入中華食材店が経営しているとの事。どうりで本場の味だ。お勧めである。

音楽ブログランキング ここをクリックしてください

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2012年9月16日 (日)

別れあれば、出会いあり

別れあれば、出会いあり・・・・とはよく言ったものだ。

先週、私の中高の恩師が亡くなった。神父様だから帰天したというのが正しいだろう。毎年、年賀状のやりとりをしていたので、それを見て同僚の神父様が自宅に連絡をくれたらしい。次の日のお通夜に参列した。

場所は、四谷の聖イグナチオ教会、マリア中聖堂。私の母校はカトリックのイエズス会(かのフランシスコ・ザビエルも創設者の1人)が運営しているのだが、ここイグナチオ教会も同じ。ついでに言うと、お隣にある上智大学もイエズス会が母体である。

Sh3k07320001_2 

同期の数名もお通夜にかけつけ、故人のお人柄が偲ばれるとてもよい葬儀であった。故人中村工(なかむら たくみ)神父は、背が小さくて当時「ミクロ」とあだ名をつけられていた。また、寡黙な人柄なので、我々おませな中高生は、さんざん生意気なことを言って故人をてこずらせたものだ。故人は我々にモットーとして「清く、男々しく、けじめをつけて、いつも愛を表すように」を刷り込んでいた。なんか、宝塚の標語のようだとイヤミを言ったりしていたが、今思い出してみると、心に染みるいい言葉だ。

その後、故人は教会に出て、大船鍛冶ヶ谷教会の主任司祭を務めるに至った。当時の故人を知る同僚の神父様のお話があった。人一倍責任感が強く、寡黙で弱音を吐かない。そして清貧を旨としていたらしい。素晴らしい信仰の人生を全うされたに違いない。

Sh3k0733

この日お通夜に列席した同期とは本当に久しぶりに再開した。たまたま、隣り合わせしたM君。中高生時代は家が近いこともあって、親しい間柄であった。かれは関西の企業に勤務し、住まいも大津に構えていたから、再会するのは30年以上ぶりである。この日も、仕事を置いて京都から駆けつけてきたのだ。

式の合間に話をしていて、私が今は○○という企業で監査役をしていると切り出したところ、彼は一瞬驚いた顔で、「私は▲▲で監査役をしている」と名乗り出た。実は、○○と▲▲は大変親しい関係にある会社なのだ。業務は勿論、資本関係もある。

2人とも入社した会社とは違う会社に今勤務していて、この場で再会し、隣に座るなんて奇遇以外の何ものでもない。2人してしみじみと話したことは「おそらく、故人中村神父様が2人を引き合わせてくれたんだろうね」ということである。この出会いに感謝し、故人の冥福をお祈りしたい。

音楽ブログランキング

ここをクリックしてください

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »