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2011年10月 1日 (土)

台湾との素敵な絆

先日知人のお誘いでコンサートに出かけた。

台日若手演奏家による大震災復興祈念コンサートである。場所は白金プラチナ通りにあるアーフェリーク白金。結婚式場をプロデュースしているテイク・アンド・ギブニーズの式場である。ハウスウエディングの式場かつ白金という場所柄、とても素晴らしい会場である。

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今回のコンサートは「台日」とあるように台湾と日本の若手演奏家によるもの。台湾から弱冠25歳ながら二胡の名手である女流Pei-Yu Liaoさんを招き、新進のプロデュース企業「AZアーティスト」(下記URL)所属の若手女流演奏家との共演であった。台湾の音楽事情には無知であるし、日本演奏家も私にとっては無名の新人たちで、どんな演奏になるか興味津々で会場に足を運んだが、果たして聴きごたえのあるとても素敵なコンサートであった。

http://www.azartist.jp/

二胡の音色は素晴らしい。中国の伝来楽器だが、日本でも近年多くの演奏家が来日し、中にはジャン・ジェンホアのように日本でも著名な名手が出てきている。とても抒情的で、時には深い情念を感じさせる独特の音色。そして、楽器の発祥経路であるシルクロードの大地を感じさせるような郷愁がある。日本人にも受け入れられる素地がたっぷり詰まっている。

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Peiさんは、紅河水のほか台湾民謡数曲、台湾で最も人気のある曲といわれる望春風、そして日本人も親しむ夜来香などを見事なテクニックと情感あふれるパッションで弾いた。

一方、日本の若手演奏家も意欲的な小品を奏でてくれた。イベールの珍しく擬古典的あるいはバロック的な「二つの間奏曲」(フルート:白戸美帆の豊かな響き、ヴァイオリン:齊藤麻琴、ピアノ:門真帆)。マルティーニ作曲の古典歌曲「愛の喜び」を大胆にアレンジした、マリンバの巨匠安部圭子の「マリンバ・ダモーレ」(マリンバ:篠崎陽子の熱演)。難曲ヴィタリのシャコンヌに堂々挑戦した齊藤麻琴。

しかし、なんといっても今回のウリは台日演奏家によるコラボレーションだろう。二胡とヴァイオリンの競演となったモンティのチャールダシュではリズムの躍動に魅了され、不世出の天才ピアソラの名曲「リベルタンゴ」は演奏家総出の熱演でとても楽しめた。全曲を通じて伴奏を務めた門さんのピアノも光っていた。一度、独奏を聴いてみたいものだ。

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コンサート終了後は、同じ敷地にある白金の名店「ブルーポイント」で演奏者を交えて懇親会。アーティストの方々と親しくお話ができたのが収穫であった。コンサートを成功に導いたアズ・アーティスト・マネジメントの代表佐々木政幸さん、門ゆりさんに感謝したい。

さて、普通ならばここでブログの記事も終わるのだが、どうしても書きたいことがある。それは日台(あるいは台日)の絆についてである。日本では中国ばかりに目が向きがちだが、政治的に中国と袂を分かったもう一つの中国、台湾のことを忘れがちである。今回の3.11東日本大震災に際しても、台湾はなんと200億円に上る義捐金を供出してくれたのである。これはアメリカと同規模、どことは言わぬが、ほかの日本の隣国たちの100倍の規模である。

懇親会では招待された民主党きっての台湾通である中津川衆議院議員が力説されていたが、日本はもっと台湾にも目を向けるべきなのである。

仕事の話なので、あまり詳しくは書けないが、私が以前いた会社では、台湾とのプロジェクトを推進していた。その過程で何度か台湾に出張したのだが、台湾の日本に寄せる期待や信頼感の大きさには驚かされた。私は日本の中堅・中小企業が中国ビジネスを展開するにあたって、台湾を通じての中国、「日台中」のトライアングルスキームを持論としていたのだ。それが直近の東洋経済誌で「中国は台湾から攻める」という特集が出たのをみて、まさにわが意を得たりの気持であった。

このコンサートを聴きながら、ある同僚のことが気になり、同僚の部下に電話をしたら、彼はなんと台湾にいたのだ。それも、私が推進していたプロジェクトのクロージングで・・・・。なんという偶然なのだろうか。彼によると台湾は私をセレモニーに招待してくれるらしい。とてもうれしい一日であった。

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