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2011年10月29日 (土)

カルメンの世界

藝大オペラ「カルメン」の第一回公演が終わった。

丸の内フェスティバル・シンガーズが出演する藝大オペラ「カルメン」・・・楽しかった。通し稽古&リハーサル&本番(第一回公演)だから、実質2回半くらい歌った勘定になる。

二ヶ月間、都合10回弱の練習を経て、ようやくここまで来たなという感慨がある。フランス語の発音に四苦八苦したのも良い思い出。藝大の先生からデクションから教わったのは大変貴重な経験だった。

ソリストは藝大のプロの方々だから上手いのは当然だが、合唱団はアマチュア。しかもこのイベントのために編成したユニットなので、なかなかまとまらず、指導の先生方をハラハラさせたのも想像に難くない。

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しかし、本番は思い切り歌えたのではないかな。合唱指揮・指導の岸本マエストラにもお褒めの言葉をいただいた。ラテン気質のタッキー氏がマエストラから聞いた話では、練習とまるっきり出来が違うのでサプライズだったらしい。プロっぽい合唱だったとも仰ったらしい。最大の賛辞かもしれないな。

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丸の内合唱団の団員あよびOG・OBが多くを占めるこの丸の内フェスティバル・シンガーズ。丸の内合唱団のよき伝統である「本番に強い」本領を発揮したのだと思う。

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我々の話だけをしていたのでは申し訳ない、ソリストの方々の大熱演に圧倒された。クラシックの世界では「熱演」は褒め言葉ではないとも聞くが、今日のソリストたちは本当に真に迫る熱演であり名演であったと思う。これはソリストの方々の技量でもあるが、オペラは総合芸術である。指揮の岸本マエストラ、ピアノの森島先生、そして演出の直井先生と岸本先生。大御所の直野先生や総合プロデューサー=藝大アーツの生みの親である瀧井先生のお力を忘れてはいけない。

さて、もう終わったような気分ではいけないのだ。明日の2回の公演が残っている。当然、今日よりももっと素晴らしく、そして楽しい演奏を聴衆の皆さんにご披露しようではないか!

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2011年10月28日 (金)

金曜日のピアニスト

現在丸ビルで開催中の「芸大アーツ イン 東京丸の内」の恒例企画、「金曜日のピアニスト」は「金曜日の妻たちへ」をパクったに違いない。
明日は芸大オペラの本番だから、今日は某オケの第9練習を休んで帰宅しようと中央線に乗っていた。そうしたら、丸の内フェスティヴァルシンガーズのメンバーからメールが。「金曜日のピアニスト」に会社の同僚が出演するから是非観にいって欲しいと。しかも、ピアニストは美人だと強調している。
美人という言葉にすぐ反応してしまう意志の弱い私である(笑)。仕方なく東京駅で下車して丸ビルに向かった。幸い席が空いていたので、最前列から二つ目の席へついた。辺りを見回していると、どうやら最前列に座っている女性三人、男性二人が出演者らしい。でも、後ろから見る限りでは美人かどうか微妙(笑)。
合唱団メンバーの同僚の出演は二番目だとメールにあったので、二人目の女性に思わず声をかけてしまった。この辺りは大胆な性格の私である。演奏前に声をかけるなんて、相手がプロなら絶対にしてはならない事だが、アマチュアだからいいか…という思い切りである。
先方はいきなり知らないオジサンに声をかけられて驚いた様子で申し訳なかった。
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彼女=向井真由美さんの演奏はとても立派だった。女性三人のピアニストを聴いたが、他の二人には申し訳ないが「格」がちがう。
曲はベートーベン初期ピアノソナタの傑作、第8番「悲愴」の第1楽章。まずピアノの音がクリアで粒が揃っている。ベヒシュタインの特徴でもあるのだが、彼女の基礎が確りしているのだろう。そして、何よりベートーベンの様式感を確り把握していて、構成力に富んでいる点が素晴らしい。全くの私見だが、この曲は主題に入る前の序奏部の緊張感が肝だと思うが(しかもそれが回帰する)、大変確固とした演奏で聴き応えがあった。もちろん、緊張のためだろうが、ミスタッチもあったが、芸術的な感興を損なう事はなかった。メンバーから聞いた話では、会社のオーケストラのコンサートでもピアノを弾いたらしい。流石である。
面白かったのは、藝大の北川暁子教授の講評。ざっくばらんで、歯に布をきせず話すのだが、たとえ話などユーモアがあり意表をつく表現でユニーク。講評の域を通り越して、藝術論を語っていた。印象に残ったのは、プロとアマは根本的に違う部分もあるが、藝術の目指す方向性は実は同じなのだ・・・・という部分。なるほどと唸らされた。
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そして、当日のピアノは復元された「ピアノのストラディヴァリ」ベヒシュタイン。齢100歳になんなんとする歴史的な楽器だが、その音のなんと透明で清らかなこと。暖かみも感じられるその音を聴いているだけで幸せな気持になれるのだ。
さて、明日はいよいよ藝大オペラの本番である。我々丸の内フェスティヴァル・シンガーズ一同ご来場をお待ちしています。
藝大オペラ「カルメンとロートレック」
... 10月29日(土) 13:00~14:15 公開リハーサル
            15:00~15:45 本番
10月30日(日) 14:15~15:00/16:00~16:45 本番(2回公演)

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2011年10月26日 (水)

藝大アーツ2011スタート

今年も藝大アーツが、丸ビルでスタートした。

藝大アーツと私の出会いは、かれこれ3年前の藝大の瀧井教授と私の出会いでもある。そのときのブログの一節を引っ張り出してきたので紹介しよう。

思えば、一年前、この丸ビルホールでの藝大コンサートで、瀧井敬子先生と知り合いになったのだ。その時はフルートのコンサートで、丸ビルホールの音響が余りに素晴らしいので、なにげなく三菱地所の関係者にお話をしていたら、それを聞きつけたのが瀧井先生。瀧井さんが音響の調整をやられていたのだった。瀧井さんは、その時私に対して、単刀直入に「来年オペラを歌いませんか」と誘われたのだ。はじめてあった男に、なんと大胆な・・・・・とは思ったが、それがキッカケで今日の丸の内合唱団がある・・・ここまで来てしまったのである。私も、「ナブッコなら今ここででも歌えますよ」(丸の内交響楽団とのジョイントコンサートの演目であった)と大風呂敷を広げたのを、昨日のことのように思い出す。

早いもので5周年を迎える。皆さんご存知の向きも多いと思うが、この催しは①大学という象牙の塔(古い表現だが)から街に出て、街とのつながりを求めようとする東京藝術大学と、②丸の内から文化を発信する三菱地所がコラボレートする、意欲的なイベントである。

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オープニングセレモニーでは、恒例ともいうべき三菱地所賞の授与式。そして、5周年を記念して、フルートの竹山愛さん(写真下)に特別賞が授与された。竹山さんは三菱地所賞の後、日本音楽コンクール第一位を獲得するなど活躍が目覚しい。それに、色っぽくなったなあ。

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私は、丸の内周辺のワーカーが集う丸の内合唱団の一員として、一昨年の藝大オペラに参加させていただいた。一年置いた今年は、独自の合唱団を引っさげて、藝大オペラ「カルメンとロートレック」に参加する。

今回の合唱団は「丸の内フェスティバル・シンガース」。自画自賛だがなかなかカッコいい名前だ。主催者からは、丸の内合唱団では数が多すぎて舞台に入りきらないこと、運営方針がフィットしないなどの理由で、主催者から私に新しいユニットの結成要請があったのだ。

ビゼーの「カルメン」からオペラ形式で数曲歌う。藝大の先生や学生さん達がソリストになるのだが、凄い熱演。我々マルフェス合唱団も頑張らなくては!練習は自主練習も含めれば10回弱。先日は通し稽古だったが、もう一息頑張ればなんとかなりそう。

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それにしても、今回の舞台は素晴らしい。毎年見てきているが、今年の舞台は最高だろう。立体的かつ機能的。舞台の背面と側面から入退場が出来る。少ない予算の中でここまで作っていただけたのは驚嘆だ。

皆さん、ぜひお誘いあわせのうえ、おいでいただきたい。詳細は文末のリンクをクリックしてください。

29日(土):13時公開リハーサル 15時 第1回公演

30日(日):14時15分 第2回公演  16時 第3回公演

それぞれ45分間。

http://www.tokyo-event.jp/geidaiarts/

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2011年10月24日 (月)

嬉しい出来事・・・樅の木byシベリウス

今日はとても嬉しい事があった。

会社の診療所に行って、歯の治療をした。私はアゴの骨が小さく出来ているらしく(顔自体小さめだが)、歯の生えてくるスペースが小さい。だから、乱杭歯というか歯と歯が重なってしまい、虫歯になりやすいのだ。このため小さい頃から本当に歯では苦労している。歯医者泣かせである。

今日も三本の歯が重なっている(これ自体普通はありえない)ところが虫歯になり、1時間の集中治療。ほぼ口を開けっ放し状態だった。麻酔も一本では足りず、二本追加した。なかなか腕のよさそうな医師で治療は無事終了。しかし、疲れ果てた。しかも麻酔で言語障害状態。そのあと会議が7時過ぎまであったこともあり、合唱の練習を休んでしまった。

帰りの電車でフェイスブック(FB)を見ていたら、顔友(私はFBの友達のことをこう呼んでいる)が東京に出てくるバスの中で、シベリウスを聴いていると書いてあった。

顔友はピアニストなので、「それってシベリウスのピアノ曲ですか?」とコメントをつけた。ついでに、私の好きなシベリウスの小品があって、名前をすぐに思い出せなかったのだが、「森に関係ある曲」だと記した。そして、現在は「左手のピアニスト」として知られる、舘野泉のCDを持っていると書き添えた。

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しばらくたって、顔友がコメントを返してきたのだが、なんと彼女が聴いていたのも舘野泉の演奏だったのだ。おそらく、同じCDだろう。そして、私が大好きで、名前を思い出せなかった小品「樅の木」を彼女も好きなのだとコメントしていたのだ。

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こうした偶然はとても嬉しいものである。私の好きなシンクロニシティなのかな。歯の苦しみもどこか遠くへ飛んでいってしまった。

それでは、舘野泉の名演をお聴きください。このユーチューブでは7分28秒あたりから「樅の木」が始まりますが、「樹の組曲」全体が素晴らしい小品集である。秋の夜に静かな部屋で聴いていただきたい。孤独と北欧の郷愁がしみじみと胸に迫ってくる。1991年、今から20年も前、舘野がまだ両手でピアノを弾いていたころの録音である。

http://www.youtube.com/watch?v=G6rBwqrMvgE&feature=related

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2011年10月23日 (日)

オーディション!オーディション!

今日、年末の「第九」のオーディションがあった。

私は某オーケストラ付属の合唱団で歌っているが、初めての経験である。今年は初台のオペラシティでも公演があるのだが、舞台の制約から合唱は140人程度しか上がれない。応募が180名弱だから、どうしてもオーディションが必要になる。例年はサントリー、東京藝術劇場、みなとみらいなど比較的大きな舞台なので全員が舞台に乗ることが出来たのだ。

各パート2人、合計8人が指導者の前で歌う。第九の白眉ともいえるドッペルフーガが課題である。勿論暗譜。第九経験は5年ほどあるが、こうした「試験」となると大変に緊張する。いくつになっても試験は嫌なものだ。自分としては比較的落ち着いて歌えたような気がするが、結果は来週。さて、どうなることやら。

そのあと、新人歓迎会へ出席した。私は会社の同僚を、無理を言って合唱団に引っ張り込んだので、フルアテンドしなければ申し訳ないし、気がすまないのだ。指導者の先生方ともお話が出来、大変楽しい懇親会だった。

さて、近況報告を少ししよう。父親がめでたく退院した。思えば今年の5月から圧迫骨折で入院→退院→骨折で再入院→退院→肺炎による呼吸困難で緊急入院・危篤状態に陥る→奇跡的に回復し退院→肺炎再発による再入院→そして退院。ということで、まことにめまぐるしい半年であった。

父はこの間の入院生活が長かったせいで、足腰が弱り車椅子の生活になっている。徐々にではあるが歩行器による歩行訓練にチャレンジしているが、なんとかはやく自立できるようになって欲しいものだ。

日中は家内が介護し、夜は私の当番になっている。だから、夜間は種々の世話で起こされることも多い。これが、なかなかしんどいもので、一度目が覚めると寝付けないこともある。仕事に支障が出ないとよいのだが、ここが頑張りどころである。また、入浴も私が一緒に入って身体や髪を洗ってあげとぃる。

自立できるまでに回復すれば、夜の介護もずっと楽になるだろう。高齢化社会の問題を身をもって経験することになった。

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2011年10月19日 (水)

天覧能を観た

久しぶりに官能の世界(笑)、いや観能の世界に浸ることが出来た。このブログでは、クラシック音楽、それもここ5年ばかり活動している合唱を多く採り上げているが、私にとって能楽との付き合いは合唱よりずっと古い、大学のクラブ活動がその始まりである。

旧華族の友人からのご招待で、水道橋の宝生能楽堂に能を観に行った。観能は二年ぶりくらいか。社団法人 霞会館主催の「天覧能・狂言の再現」という興味深いテーマで、NHK文化センターが共催している。

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開演に先立って、法政大学名誉教授 西野春雄氏が「近代能楽の復興~皇室が果たした役割」という講演があった。なぜこのユニークなテーマなのか。それは、主催者の霞会館が知る人ぞ知る旧華族の団体だからである。ご存知のように、能楽は室町時代に完成した日本の誇る伝統芸能である(世界遺産)。しかし、長い歴史を通じて、伝統の継承は易かった訳ではなく、特に明治維新直後は絶滅の危機に陥っていたという。というのも、江戸時代において能楽は、幕府のお抱え芸能として維持発展したわけで、維新により能楽をバックアップする母体が消滅したからである。息の途絶える寸前だった能楽を救ったのが、岩倉具視をはじめとする旧華族の面々・・・・ということで、上記のテーマに繋がるのである。実際、明治9年の天覧能(天皇皇后両陛下による観能)から、能楽の復活が始まったといわれている。

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本日の能講演では、両陛下の行幸啓はなかったものの、天覧される特別室の御簾を上げた形で演能され大変興味深かった。

さて、演目は和泉流狂言「棒しばり」と宝生流能楽「船弁慶」という余りにポピュラーな人気曲。能楽愛好家というよりも、霞会館のメンバーが多いので、分かりやすく、かつ動きのある曲を選定したのであろう。

棒しばりは、人間国宝の野村萬が体調不良で息子の9世万蔵が演じた。万蔵の堅実かつ温かみのある芸風は好きである。

船弁慶は、シテ:大坪喜美雄、ワキ:宝生閑、囃子方が大鼓:亀井忠雄、小鼓:鵜澤洋太郎、太鼓:金春国和、笛:一噌仙幸。ワキと大鼓、笛が人間国宝の大変豪華な布陣。

シテの大坪は初めてみる。というか、私は観世流だからめったに宝生流を観た事がないのだ。シテは上背があり恰幅もよい。前シテの静では、子方の義経とのバランスがやや取りにくいように思えたが、おおらかな芸風とみた。反面、後シテの平知盛はやや迫力不足か。しかし、宝生の謡は渋い。特に地謡は低い音(声)の連続が多くそこが魅力なのだろうが、観世から見るとうしても華やかさに欠けるように感じてしまう。

人間国宝の宝生閑(ワキ)はいつ観ても素晴らしい。格調の高さ、小柄な体躯に関わらず圧倒的な存在感において、当代右に出るものはいない。77歳と高齢だが、齢を重ねて、孤高の美しさに到達しているような感がある。

そして、笛の一噌仙幸。美しい音色とはこの笛方のためにあるのではないかと思う。優美繊細だが、憂いが濃く漂っており、前シテの別離の心境をぴたり表現していた。中の舞は勿論だが、アシラヒがとても洒落ていて思わず引きこまれてしまう。入退場の足の運びがやや不自由に見えたり、ヒシギの音が出なかったり・・・・まあこれは芸術的価値とは関係ないが、身体を大切にしていただきたいものだ。

もう1人の人間国宝については、これは好みの問題だから、あえて書かないことにする。

なお、この日は「後ノ出留ノ伝」の小書(特殊演出)付きで、中の舞やら変化に富んでいるようだ。特に最後の留で、シテが揚幕に入った後、再度半幕にして執念を見せる演出はなかなか効果的である。

さて、大学のクラブ活動以来、お能は中断しているが、またいつか再開したい。むしろ合唱よりも私に合っている気もするのだが・・・・・。

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2011年10月16日 (日)

日本人としての誇り

ある書籍にあった素晴らしい言葉、「日本人であることの自信や誇りを見つけたかったら、台湾に行きなさい」。

本当にそうだと思う。いまや自信喪失状態の日本人であるが、日本人としてのレーゾンテートルを確認したければ台湾に行くことをお勧めする。それほど、台湾は日本を尊敬し、親日家の国家・国民なのである。

先週、一泊二日の強行スケジュールで台湾へ行った。何回か書いたように、台湾企業からのご招待である。前の会社で私が社長だった頃、それこそ心血をそそいだプロジェクトが実現したのだ。私の在任中に出来ればよかったのだが、日台の合弁事業でもあり、かなり時間がかかってしまった。しかし、様々な障害を乗り越えて、ここまでたどり着いたことは、このプロジェクトの担当者は勿論、私の後任を含めた関係者の努力の賜物である。

いつもは仕事のことは書かない主義、というか当然のことなのだが、本プロジェクトは台湾のみならず、日本のマスコミでも報道されたことなので、お許しいただけるだろう。

セレモニー=調印式は台北の由緒あるホテル、国賓大飯店で。台湾政府から経済産業大臣までお出ましいただき光栄の至り。まず、開会の前に伝統芸能の台湾太鼓が披露された。勇壮な太鼓乱打に圧倒される。

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そして、調印式の後に記念撮影。この場に立てなかったのは残念だが、それ以上に成就した喜びが大きい。前のパネルが面白い。台湾を代表する名山玉山と日本の富士山。そこに虹がかかって・・・・合作・友好を表す趣向である。ちなみに玉山はかつて新高山(にいたかやま)とも呼ばれる台湾最高の山。標高3952mと富士山より高い。台湾は山岳の国でもあるのだ。

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2011年10月11日 (火)

海外への手土産

海外への手土産に何を買ってゆくか。なかなか悩ましい。

明日水曜日に台湾に出張する。といっても、前の会社でお世話になった方からのご招待。私が心血を注いだプロジェクトがようやくクロージングとなり、そのセレモニーがあるのだ。まことに嬉しくもありがたいことだ。

前の会社の仕事なのでプライベートの出張となるが、いわゆる「あごあし付き」のご招待なので、自腹で手土産を持ってゆくことになった。なにを買ってゆくか。海外のしかも要人に差し上げるものだから、いい加減にはゆかない。

今回は、飾り扇を持ってゆくことにした。京都が本店の老舗宮脇賣扇庵。この支店が銀座にある。私は学生時代「能楽」のクラブに入っていたから、扇にはなじみがある。能楽では舞扇(あるいは仕舞扇)を使うのだが、外国人へのプレゼントは華やかな飾り扇のほうか適していると思う。それに、扇は末広がりで縁起がよい。

値段はピンきりだが、しかるべき人へのプレゼントとなると1万円を超えるものになる。お店の人がテーブルにいくつもの絵柄を並べてくれたが、目移りがするほど美しい。5本買い求めた。また、お能をはじめたい気持に駆られた。

写真は花車。裏面には美しい桜が描かれている。

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2011年10月 9日 (日)

ケツの穴の・・・・

「ケツの穴の小さいヤツ」という表現がある。

度量が小さいとか、小心者といった意味らしい。語源は、ケツの穴が小さい→出すものが小さい(笑)→けち・・・ということのようだ。であれば、「ケツの穴の大きいヤツ」は褒め言葉かというと、そんなことはないよね。なんとなく、締りのないイメージになる(笑)。

ケツの穴を気にする出来事があった。先週、会社の健康診断で、外科の診療という科目があった。この会社で初めて受ける検診だから勝手が分からないのだが、運動能力とか身体の柔らかさをみるのかいなと考えていた。幸い、一番に名前を呼ばれたのでいそいそと診察室に入った。

ベッドに横向きに寝かされて、いきなり・・・・指を突っ込まれたのである。いわゆる直腸触診というやつである。いやー、外科だというので全く油断していたのだ。直腸触診は以前数回受けたことはあるが、いきなりだったこと、若い先生がかなり思い切り良く指を突っ込んだので、正直痛かった。

途中で以前の経験を思い出し、息を吐き出して力を抜いたのだが、かなりの痛さに思わず声を上げてしまった。だって、先生はズボッと指を押入れ、直腸の外壁をぐるっと一回りさせたあと、最後に奥のほうに深く差し入れ・・・・かなり大胆な触診だったのである。

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先生は指を抜いてから、「まあ大丈夫でしょう」の一言。何が大丈夫かというと、大腸がんや大腸ポリープ。そして男性にとって大切な前立腺の病変を検査することができるのだ。医療技術が進歩しても、直腸触診は上記の病変には一番簡便かつ有効な方法である。疑わしい場合は内視鏡などで精密検査をすることになる。

さて、診察を終えて、診察室の表に出てみると、順番待ちの人たちが一段と浮かない顔をして並んでいるではないか。いそいそと診察に向った私はなんだったんだろうか(笑)。まさか、あちらの趣味と誤解されているのではないか・・・余計な心配をしてしまった。

でも、あちらの趣味の方は、直腸触診は快楽なのだろうか?また、つまらないことを考えてしまう。

最後にお口直し。昨日、父親の病院見舞いと母親の施設訪問に行く途中、NHK FMをつけたらジャズライブをやっていた。横浜支局なので、ああ横浜のジャズの祭典の中継かと聴くとはなしに聴いていた。

そこで、北浪良佳という女性ジャズヴォーカリストが、なんと武満の「○と△の歌」をピアノトリオの伴奏で歌ったのだ。しかも、とても素晴らしく。

名曲は姿かたちをかえても鑑賞に堪えうる。武満の歌曲はやはり名曲である。

http://www.yoshika.org/top/top.html?page=news.php

彼女は美人である。レコーディングもしていて、武満も入っていた。

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2011年10月 4日 (火)

なんだろう この浮遊感

関係者にメールでご紹介した「台湾との素敵な絆」をお読みになる方は、一つ前の記事をご覧いただきたい。

丸の内合唱団の定期演奏会が終わった。朝9時からのリハーサル。そして二時間超におよぶ本番でクタクタ。脚も腰もガタガタ。なぜか手にも力が入らないし、不思議な浮遊感に襲われている。

でも、一仕事やり遂げた達成感のある疲労だから反面心地よいのだ。演奏会の出来についてはあえて触れない。また、このブログが炎上してはたまらないし、歌っている本人はなかなか冷静に判断できないからだ。

ただ、日墺協会の時は散々な出来だった(これは客観的な判断です)ウエストサイドも、今回は自主練習を重ねた結果、かなり自信を持って確りと歌えたように思う。何事も頑張れば出来るものなのだ。武満はまだまだだなあ。このブログの読者ならお分かりのように、家庭の事情が厳しかっただけに、武満は一度出演をあきらめたほどだったが、多少無理をしても舞台に乗ってよかった。

チケットを差し上げたお客様の評判が一番良かったのは、ブラームスのドイツレクイエム。皆さん口をそろえて言っていた。曲の素晴らしさに助けられたこともあるが、この曲は思い残すことなく歌えた。自分自身歌詞(笑)、いや瑕疵がなかったわけではないが、充実した歌唱ができた。

しかし、このレクイエムという大曲、歌いっぱなしで約70分はキツイ。体力的にも精神的にも限界かもしれない。私は、はじめから汗が出て、二曲あるフーガを歌った後なんぞは、汗が服、楽譜、床まで滴り落ちるほどだった。メガネも汗とも涙ともつかない洪水状態(ちょいと大げさだが)。第九でも汗はかくが、第九の歌唱部分は15分程度。ドイツレクイエムは70分だから汗だくでも仕方がないのだが、それだけ歌い上げたくなる名曲なのだと思う。

さて、チケット完売を実行委員からキツク言われた手前、全てを友人(マルガツ関係)に差し上げた。その結果がこのプレゼント。お花あり、手作りのアレンジフラワーあり、手作りのクッキーまでいただいた。なぜか大内さん(ダリオ夫人)はカンパーニュのクッキーと一緒にジャズライヴのチラシも大量に(笑)。皆さん、聴きに行きましょう!

こんなに沢山プレゼントいただいたのは初めて。皆さん本当にありがとうございました。

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2011年10月 1日 (土)

台湾との素敵な絆

先日知人のお誘いでコンサートに出かけた。

台日若手演奏家による大震災復興祈念コンサートである。場所は白金プラチナ通りにあるアーフェリーク白金。結婚式場をプロデュースしているテイク・アンド・ギブニーズの式場である。ハウスウエディングの式場かつ白金という場所柄、とても素晴らしい会場である。

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今回のコンサートは「台日」とあるように台湾と日本の若手演奏家によるもの。台湾から弱冠25歳ながら二胡の名手である女流Pei-Yu Liaoさんを招き、新進のプロデュース企業「AZアーティスト」(下記URL)所属の若手女流演奏家との共演であった。台湾の音楽事情には無知であるし、日本演奏家も私にとっては無名の新人たちで、どんな演奏になるか興味津々で会場に足を運んだが、果たして聴きごたえのあるとても素敵なコンサートであった。

http://www.azartist.jp/

二胡の音色は素晴らしい。中国の伝来楽器だが、日本でも近年多くの演奏家が来日し、中にはジャン・ジェンホアのように日本でも著名な名手が出てきている。とても抒情的で、時には深い情念を感じさせる独特の音色。そして、楽器の発祥経路であるシルクロードの大地を感じさせるような郷愁がある。日本人にも受け入れられる素地がたっぷり詰まっている。

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Peiさんは、紅河水のほか台湾民謡数曲、台湾で最も人気のある曲といわれる望春風、そして日本人も親しむ夜来香などを見事なテクニックと情感あふれるパッションで弾いた。

一方、日本の若手演奏家も意欲的な小品を奏でてくれた。イベールの珍しく擬古典的あるいはバロック的な「二つの間奏曲」(フルート:白戸美帆の豊かな響き、ヴァイオリン:齊藤麻琴、ピアノ:門真帆)。マルティーニ作曲の古典歌曲「愛の喜び」を大胆にアレンジした、マリンバの巨匠安部圭子の「マリンバ・ダモーレ」(マリンバ:篠崎陽子の熱演)。難曲ヴィタリのシャコンヌに堂々挑戦した齊藤麻琴。

しかし、なんといっても今回のウリは台日演奏家によるコラボレーションだろう。二胡とヴァイオリンの競演となったモンティのチャールダシュではリズムの躍動に魅了され、不世出の天才ピアソラの名曲「リベルタンゴ」は演奏家総出の熱演でとても楽しめた。全曲を通じて伴奏を務めた門さんのピアノも光っていた。一度、独奏を聴いてみたいものだ。

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コンサート終了後は、同じ敷地にある白金の名店「ブルーポイント」で演奏者を交えて懇親会。アーティストの方々と親しくお話ができたのが収穫であった。コンサートを成功に導いたアズ・アーティスト・マネジメントの代表佐々木政幸さん、門ゆりさんに感謝したい。

さて、普通ならばここでブログの記事も終わるのだが、どうしても書きたいことがある。それは日台(あるいは台日)の絆についてである。日本では中国ばかりに目が向きがちだが、政治的に中国と袂を分かったもう一つの中国、台湾のことを忘れがちである。今回の3.11東日本大震災に際しても、台湾はなんと200億円に上る義捐金を供出してくれたのである。これはアメリカと同規模、どことは言わぬが、ほかの日本の隣国たちの100倍の規模である。

懇親会では招待された民主党きっての台湾通である中津川衆議院議員が力説されていたが、日本はもっと台湾にも目を向けるべきなのである。

仕事の話なので、あまり詳しくは書けないが、私が以前いた会社では、台湾とのプロジェクトを推進していた。その過程で何度か台湾に出張したのだが、台湾の日本に寄せる期待や信頼感の大きさには驚かされた。私は日本の中堅・中小企業が中国ビジネスを展開するにあたって、台湾を通じての中国、「日台中」のトライアングルスキームを持論としていたのだ。それが直近の東洋経済誌で「中国は台湾から攻める」という特集が出たのをみて、まさにわが意を得たりの気持であった。

このコンサートを聴きながら、ある同僚のことが気になり、同僚の部下に電話をしたら、彼はなんと台湾にいたのだ。それも、私が推進していたプロジェクトのクロージングで・・・・。なんという偶然なのだろうか。彼によると台湾は私をセレモニーに招待してくれるらしい。とてもうれしい一日であった。

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