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2011年9月12日 (月)

カルミナの偶然

人見記念講堂にカルミナ・ブラーナを聴きに行った(指揮:藤岡幸夫)。

本来ならば、この舞台に乗っていたはずなのだが、ご高承の通り、父親が危篤に陥り、歌を歌っている場合ではなく、キャンセルしたのだった。

半年以上練習してきたし、まことに悔しい思いであったが、聴く側に回るのも悪くないと実感した。歌っている側はそれに精一杯で、実力も分からないのだが、冷静に聴いてみると意外と分かるものである。

合唱は立派だった。あまり響かないホールの音響のせいもあるかとは思うが、前半は比較的淡々と抑えた演奏という感じ。例の冒頭の有名な合唱もこんな感じなのか・・・という感想。アゴーキクも余り感じられず、どちらかというとインテンポ。合唱の声も抑え気味だが子音のキレは練習の成果で流石。

しかし、中盤以降の盛り上がりは素晴らしかった。前半は飛ばしすぎを警戒していたのかもしれない。なにせ昨日はみなとみらいで歌っているのだから。ご存知この曲は男声合唱が活躍するのだが、フレーズの末尾でフォルテがピシッと決まった瞬間はなんとも感動する。変拍子満載の難曲だが、本当に素晴らしい。反面、静かな部分では、もうひとつモヤモヤっとしていた感は否めないし、女声の高音もいまひとつ決まらない。

とにもかくにも、この超難曲を暗譜でやっただけでも賞賛に価する。私は客席からブラヴォー!!!で褒め称えた。皆さんお疲れ様でした。

Takahashijun09

ソリストのソプラノ安井さんは相変わらず美しい声だし、テノールは高橋淳さん。彼はわが合唱団の指導者でもあるのだが、さすがカルミナのスペシャリスト。おそらく演技を含めて、わが国で、いや世界でも右に出る者はいないのではないか。

Hagiwara

そして、最後にビックリしたことをお伝えしよう。気高いバリトンソロの萩原潤さん・・・・まてよ、隣に座った私の友人の指摘で分かったのだが、10月29日、30日に丸ビルで行われるイベントのソリストだったのだ。

このイベント、「藝大アーツin東京丸の内」については、後日ブログでもPRさせていただくが、今年の出し物は「カルメン」。私は合唱=丸の内フェスティバルシンガーズの一員(一応代表者)、として出演する。ソリストは藝大の先生方で、そこに萩原さんが出演するのである。藝大練習の顔合わせの時の「風貌」からは想像つかない本日の凛々しい姿であった。

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