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2010年10月11日 (月)

藝術の秋を満喫

丸の内合唱団の定期公演も終わり一息ついたので(前2回のブログ見てください)、三連休を使って、娘夫妻と一泊で箱根に出かけた。

土曜日は生憎の雨。9時過ぎに自宅を車で出発、10時半ごろに芦ノ湖に到着。雨なので車の量も少なくスムーズに着くことができた。箱根関所を見学し、蕎麦屋で昼食。次はどうしようと思案していたが、雨が強くなり、アウトドアではなくインドアに方針を定めた。

前から行ってみたかった成川美術館へ。美術館の50mにもおよぶ展望ラウンジから、芦ノ湖全景と富士山を望めることでも有名な美術館だ。悪天候で写真のようにはゆかなかったが、それでも霧につつまれる芦ノ湖の姿は絶品。

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稀代の現代日本画コレクター成川實が収集した絵画は約4000点にものぼる。特に山本丘人のコレクションは有名。当日は、文化勲章を受賞した現代日本画の巨匠達の特集をしていた。加山又造、東山魁夷、平山郁夫などまさに巨匠の面々だが、一番好ましく思った絵は杉山寧の「羊(よう)」。おそらく中央アジアの遊牧なんだろうが、オレンジ~茶を中心とした暖かい色彩と、単純化された羊と羊飼いの造形に永遠性を感じる素晴らしい作品だ(写真はテレホンカード)。

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翌日曜日は、前日の天気予報では夕方まで雨とのことだったが、幸運にも朝方には雨もやんだ。9時半ごろホテルを出て、近くの湿生花園を散策しようと思っていたら、また雨が降ってきた。仕方なく、ポーラ美術館へ予定変更。

この美術館は2002年開館と比較的新しいが、入場料も高いので(笑)、これまで敬遠してきた。先日、丸の内の三菱1号館美術館の高橋館長の講演を聞く機会があり、そのなかで高橋さんがこのポーラ美術館を絶賛していた。これはなんとしても見に行こうということで、足を伸ばした。

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新装の美術館だけに、館内も広々しており、空調や照明にも最新の技術が駆使されている。照明は光ファイバーで美術品の劣化も最小限に抑えられるのだという。

なんといっても驚かされるのは所蔵品の見事さ。総数9500点にのぼるといわれるが、日本人にも人気の高い西洋近代絵画400点、日本近代洋画が280点あり、それが体系的に収集されているのだ。モネ、ルノアールなどの印象派を中心に、レオナール・藤田、ユトリロなどのエコールドパリの画家達、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌなどのポスト印象派、ピカソを代表とするキュビズムまで幅広く非常に豪華で驚かされる。

丁度アンリ・ルソー特別展をやっていたが、ルソーの収集では日本、いや世界的にも有数らしい。というのも、この美術館のコレクションを一代で集めた、ポーラグループの総帥鈴木常司が私淑していた岡鹿之助画伯が日本におけるルソーの紹介者だったからだ。岡の師匠に当たるレオナール藤田はルソーとも親交があったらしい。「日曜画家」として、一般的には軽く見られるルソーが日本で人気が高いのも岡画伯や鈴木オーナーのおかげなのかもしれない。

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展示された名品の数々にはまさに「垂涎」という言葉がピッタリだが、私が一番感激したのは、大好きなモネのルーアン大聖堂連作(下記ブログ)の一枚がここにあったこと。午後6時の夕日に映える大聖堂の姿は暖かくそしてただただ美しい。

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http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-9c14.html

今日体育の日は、旅の疲れもどこへやら、コンサートの前に家内が行きたがっていた、日本画の「上村松園」展へ竹橋の近代美術館へ。10時半ごろに到着したら、チケットを買うのに長蛇の列。待ち時間50分だと・・・・・展覧会も今週で終わり、テレビの日曜美術館で紹介されたこともあって大人気である。松園だけに和服の女性もチラホラ。彼女の作品では「序の舞」(重要文化財)が有名だが、実物を見るとどの作品も大判で迫力があることに驚く。初期のいかにも女性作家らしい美人画のたおやかさが、齢を経るにしたがい、凛とした気品を備えてくるところが見所だ。私の好きな能楽に題材を得た作品も多く(草紙洗、花がたみ、砧など)、興味深く見ることが出来た。

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そして三連休最後のイベントが、友人が団長をしている「三菱東京UFJ銀行合唱団」のコンサート。演目はバッハ最晩年の大曲「ミサ曲ロ短調」。まさに名作名演で、2時間半があっという間に過ぎてしまった。それにしても、あれだけ精緻なバッハの大曲を歌いこなすのは大変だったろう。1年に及ぶ練習の成果である。

出だしのキリエからしてグッとひきつけられる。これは凄いなと直感。合唱の各パートのバランスが絶妙で、実に上手い。クレドの8番洗礼の合唱部分も同様で、通奏低音だけの実質アカペラだが、素晴らしくきれいであった。こうした静謐な部分の絶妙さが引き立つ一方で、グロリアやサンクトゥスなどのオーケストラとのトゥッテイの部分はパートの縦軸をあわせるのが大変で、いささか「混沌」としていたのが惜しい。

来年2月に銀行合併5周年を記念して、サントリーホールで銀行合唱団・銀行オーケストラの「第九」合同演奏会が予定されているが、私もグループの一員として合唱に出演します。

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