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2010年1月19日 (火)

ユーミンの知られざる世界

前号で予告をしていた番組「MASTER TAPE 荒井由実”ひこうき雲”の秘密を探る」について書こう(NHK BS2 116日放映)。私が、ユーミン(特に荒井由実の頃の)ファンなのは、一年ほど前に私のブログでユーミンの連載をしたことでも分かっていただけるだろう。

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-db5b.html

以降5本程度のブログ

番組では、1973年録音当時のマスターテープを探し出す。そして、レコーディングに参加したミュージシャン達に集まってもらい、実際にマスターテープを再生し、ミキシングされたレコードやCDではわからないような音までも聞きながら、当時の様子を語ってもらうという趣向。スタジオにはユーミンはもちろん、有賀恒夫ディレクター、吉沢典夫エンジニア。ユーミンのダンナの松任谷正隆(ピアノ)、細野晴臣(ベース)。ちなみに、ギターの鈴木茂は昨年大麻所持で逮捕されたため欠席(私の勝手な解釈)。そして、ビデオ出演だが、ユーミンを世に送り出したプロデューサー(アルファレコード社長)の村井邦彦などなど錚々たる顔ぶれである(写真はNHKブログより)。

20090116_mastertape

「ひこうき雲」はユーミン(荒井由実)のファーストアルバム。ユーミンのその後の活躍を約束するような素晴らしく、そして革新的なアルバムである。私が大好きなアルバムでもあり、また私が以前勤めていた支店がある、田町のアルファレコードスタジオで録音されたことから、思い入れも強い・・・この事も以前の私のブログで書いた。

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-0c09.html

番組は、単に昔の思い出話をするわけではなくて、マルチトラックに録音されたミュージシャン達の録音をトラックごと(楽器ごと)に抜き出して聴いたりして、当時そして今も大変斬新である、ユーミンの歌唱やアレンジを浮き彫りにする。

裏話も面白い。もともと「ひこうき雲」の歌は、雪村いづみが歌うはずだったとか。ユーミンは歌には自信がなく、作曲家志望であったなど・・・・なるほどなあ(笑)。

バックの録音はすぐに終わったが、肝心のユーミンの歌を録音するのに1年間もかかった事。彼女自身が言っているが、歌が上手くないのでボイストレーナーに通ったり、鑑賞に堪えられる?ものになるまで時間がかかったというのだ。

また、なぜ彼女の歌がノンビブラートなのか?これについては、自然に歌うと、いわゆる縮緬ビブラートがかかってしまい、これが有賀プロデューサーには耐えられなかったらしい。だから、有賀氏は彼女にノンビブラートで歌えと指示をしたのである。

ユーミンはブリティッシュ・ロックが好きだったが、バックのミュージシャン達(キャラメルママ)はアメリカン・ロックが大好きで、微妙な違和感があったことも。ダンナの松任谷正隆氏は当時、ブリティシュロックは許せないと公言していたという。そんな、音楽趣味の異なる(笑)二人だったが、二人の馴れ初めめいた話もあった。ユーミンが一番好きな歌「雨の街を」の録音で、上手く歌えなくて何度も録音し直していた時。ある日スタジオに行ってみたら、ピアノの上に牛乳瓶に挿された大好きなダリアの花が一輪・・・・・・ユーミンの好みの花を聞いた正隆氏が置いたものだったという素敵なエピソードも。

再放送 BS 2 219()11:0011:54

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コメント

林立夫(ドラム)は・・。

投稿: | 2010年1月22日 (金) 23時00分

確かに、名ドラマー「林立夫」も参加していました。写真をご覧ください。

投稿: ムコ殿 | 2010年1月22日 (金) 23時25分

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