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2009年11月 1日 (日)

Viva!オペラ Viva! 藝大アーツ

丸の内合唱団が出演した「藝大アーツin東京丸の内」が幕を閉じた。

マルガツにとってオペラは初挑戦。色々苦労もあったが、演技や衣装をつけての舞台はとても刺戟的かつ魅力的で、得がたい経験であった。言葉を換えれば・・・・・・癖になりそう(笑)。いつもの、直立不動の合唱とは違い、自由な発想で演技も出来るし、役になりきることができるのだ。こうもりの歌ではないが、自称「変身願望の強い」Kさんは嬉々として「歌い、踊って」いた。オペラは人を自由にするのである。

曲目では、合唱を含めて直野教授の「トスカ」から、テデウムが最高であった。ダリオから説明があったように、直野先生はスカルピア男爵ははまり役。まことに憎らしく歌唱・演技される。しかし、直野先生にテデウムをお願いしたのは、この私なのである。初回の打ち合わせのときに、「先生、ぜひテデウムを」と臆せず申し上げたのだ。実はその前に、大晦日恒例のマルガツ第九でお世話になっているマエストロ吉田さんにお会いする機会があり、その時吉田先生から提案があった。なにせ丸ビルマルキューブは、いつも私が言うように、ヨーロッパの大聖堂の響である。そこへ直野先生となれば、これはもうトスカのテデウムしかないではないか!

直野先生は、見かけや配役の「こわもて」・・・最近では「チョイ悪」ともいうが・・・ではなく、実は気さくな親しみのある先生。今回の懇親会でも、思わず実行委員のOさんが直野さんに歌唱を頼んでしまった。懇親会の席で直野さんに歌ってほしいのは、団員全員の気持であるが、やはり日本を代表するオペラ歌手。神尾さんいわく「普段は近づくのもはばかられる」大御所だし、懇親会に来ていた藝大生たちも、流石にこういう場所で歌を頼む事は出来ないという。私も、直野先生が怒るのではないかとそばでハラハラしていた。しかし、直野さんは「おそらく(実行委員の)君がそういってくるだろうと思っていたよ」と一言言い残して、テデウムを快く歌ってくださったのだ。なんて、粋で、人の心を理解してくださる先生なんだろう。こうしたお人柄に触れれば、誰もが直野さんのファンになってしまうだろう。

余談だが、直野先生と直井先生はダジャレがお好き。かくいう、私もダジャレが好きなことにかけては人語に落ちない好き者である。一度、打ち合わせで三人がダジャレの言い合いになりかけたことがあった・・・・・・藝術にはユーモアのセンスも必要なのである。

閑話休題。テデウムは短いながら、圧倒的大迫力の合唱が凄い。バスにとっては最高音域?なのだが、神尾さんの指導どおり力いっぱい歌った。旋律がまだ耳の中にこびりついている。演技も面白かった。最初は観客に背を向けて、枢機卿の入場とともにお祈りのシーンでラテン語の呪文を唱える。そして振り返り神への祈りと演出も凝っている。

印象に残るのは、国連合唱団との「大地讃頌」。国連合唱団については前々回のブログで触れた。直前までコミュニケーションがとれずに神尾先生にも心配をかけたが、皆さん日本の歌を驚くほど上手に歌う。第一回公演では、鳩山幸総理夫人が飛び入りで参加され、お得意の「友愛」をスピーチされたが、大地讃頌を国連合唱団と一緒に歌うことで、世界の平和や友愛を自らのものとして感じたのは私だけではあるまい。団員に聞いても、素晴らしかったとかジーンときたとか、皆この体験を特別なものと感じ取っていたようだ。指揮者のヴァイスマンさんとも片言の英語ではあるが仲良くなれたし、国連からマルガツにお声がかかるかもしれない・・・・また例の「妄想」ですか?(笑)。いやいや、団員の中で英語の達者な人複数に、個別に国連合唱団のメンバーと接触をとってもらい、国連出演をちゃんと要請していたのです。私はヴァイスマンさんに直接頼みました。ひょっとすると「また」(笑)妄想が現実に発展するかもしれませんよ。

前々回のブログでも描いたように、今回のマルガツの出演は、1年前、前回の藝大アーツの時の、瀧井教授との「運命的な」出会いが発端である。その出会いがなかったら、今日のマルガツの成功はなかった。これまで丸の内合唱団は様々なイベントにチャレンジしてきたが、今回のイベントこそ、まさにマルガツらしいイベント・・・つまりほかの合唱団ではまねの出来ない、マルガツだからこそ出来るイベント・・・・・の最右翼だろうと思う。瀧井先生の強烈なリーダーシップと実行力に助けられて、われわれ丸の内合唱団はここまで来ることができたのであるし、これをステップにして、また次のユニークなイベントにチャレンジしてゆこうではないか!

まだまだ、書きたい事は沢山ある。懇親会についてもコメントしたいが、今日はここまでで筆をおく、いやキーボードを閉じることにしよう。あとは乞うご期待。

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