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2009年7月29日 (水)

このくらいの暑さなら・・・・人間ウォシュレット

明日から夏休み。恒例の家族旅行で海外に行ってきます。しばらくブログはお休みです。

会社の人と話していたら、インド出張の様子を聞きたがっていた。そういえばインドの話はこのブログではまだ触れていない・・・・多忙でずっと触れないかもしれないので、今回は意を決してサワリをご紹介しよう。

インドはこれまで訪問したどの国より驚くことが多かった。思いつくままあげてみる。

①なんといっても暑い。最高気温が45℃前後。体温より暑く、血液が沸騰してしまいそう。出張した6月が一番暑い季節なのだという。なんでそんな時期に出張したか・・・・7月に入ると雨季になりモンスーンがやってくる。移動に支障をきたすと言われたからだ。特に、デリー(北部)は酷暑。ムンバイ(西部)は気温は40℃を切るが、海洋性のためものすごく蒸し暑い。現地の人は帽子や日傘を使わないのだから、身体の構造が違うのだろう。インドに比べれば、日本の夏の暑さなんて涼しいもの・・・・いやいや、比較論だが暑いものは暑い(笑)。

②水が飲めない。暑いと喉が渇くし、熱中症予防のためにも水分をこまめに補給しなければならない。このとき、ミネラルウォーター以外飲んではいけない。水道の水もダメ。日本にはない病原菌?がウヨウヨだから、水を飲んだら一発でお腹を壊すらしい。「らしい」というのは、水に気をつけていたので、幸い下痢にはならなかったからだ。歯磨きやうがいもミネラルウォーターでする。シャワーでも水を口に含まないようにする・・・・などなど。面白かったのはホテルのプール。出張なのでそれなりの立派なホテルに宿泊するのだが、いずれにも素晴らしく美しいプールがあった。ところが、誰も泳いでいない。一週間の出張中、人っ子一人泳いでいるのを見かけなかったのである。口や眼から水が入ると病気になるからだろう。

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③カレーの毎日。現地の人は朝からカレーを食べる。我々が泊まったホテルでも、洋食ブッフェが主体だが、ちゃんとカレーを取り揃えている。インドではヒンドゥー教はビーフ、イスラム教はブタが禁忌なので、肉といえばチキンかマトンのカレーしかない。その代わり野菜や豆のカレーが数多くあって、これが滋味深く旨いのだ。

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④日本人がいない。都会の街中でも日本人をほとんど見かけないのだ。ビジネスマンの数も少ないが、観光客はほとんど見かけない。休日にインドのデリー駅から「新幹線」に乗ったのだが、駅の喧騒がとても印象に残った。物乞いの人から、ホームに布を敷いてごろ寝している人・・・・いやー、戦後の日本もこんなだったのだろう。

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⑤衛生の問題。水のほかにもう一つ衛生の話をしよう。ホテルは例外として、インドのトイレにはペーパーがない。では、どうやって用を足しているかというと。カップに水を汲み、左手で洗い流すのである。まあ、「人手ウォシュレット」と表現したらわかってもらえるだろうか。インドでは左手は不浄の手であるから、尻をぬぐってもおかしくない。さらに驚いたのは、デリーからアグラ(タージマハル)に行く早朝の新幹線の車窓から見える光景。郊外には集落が点在しているが、家々から人がそろりそろりと線路際の草むらに出て来て、電車に向って「しゃがんでいる」のだ。そう、朝の用を足しているのである。家にトイレがない・・・・・ところも多いようだ。

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誤解しないでほしいが、インドの人々を卑下しているわけではない。日本でも一つか二つ前の世代の頃は、田舎に行けばこうした光景が見られたに違いない。インドの新幹線でもトイレにはタンクがなく、線路に落としっぱなし。日本だって私の子供の頃はそうだった。そうした意味では、インドは郷愁を誘う国といってもよさそうである。

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2009年7月28日 (火)

弾丸出張

日テレの人気番組「弾丸トラベラー」ならぬ、弾丸出張です。

27日月曜日、仕事を終えてから夜7時30分に東京発、新幹線で大阪に向う。新大阪に22時過ぎに到着。本日28日は大阪で取引先2件の訪問を片付け、昼食後京都へ。取引先を訪問してして夕刻京都発東京へ戻る・・・・・・こんな弾丸の具合です。仕事の話をしてもしょうがないので、ホテルの話をしよう。

大阪には深夜に着くので、今回の出張では宿泊はシティホテルではなく、会社(支社)から歩いて10分のところにあるシティプラザ大阪に宿を取った。場所は大阪の本町通に面している。シティプラザ大阪は市町村共済組合が運営するホテル。出来て4年弱と新しいホテルのため、客室は綺麗かつ機能的に作られており、アメニティなどサービスは必要最低限だが、非常に満足できるレベルであった。

http://www.cityplaza.or.jp/index.html

しかし、今回このホテルを選んだ理由は「天然温泉」があること。普通のホテルのシャワー&バスでは出張の疲れは癒せない。大浴場があるホテルはなにものにもかえがたい癒しを与えてくれる。もっとも、最近は大浴場つきのホテルもボチボチ出てきてはいるが、APAホテルやドーミーインなどビジネスホテルが主体で、こちらは客室が見劣りする。正直シティプラザもあまり期待はしていなかった。

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ところが、最上階(14階)にある大浴場は驚くほど立派。ジャグジーや寝湯、ドライサウナにミストサウナまで備えている。外には大きな露天風呂まであって、しかも天然温泉なのである。大阪はボーリングすれば温泉に行き当たる。福島にある阪神ホテルも天然温泉が売り物だ。

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湯量を考えれば循環式はやむをえず。温泉地でも循環式が主流だからだ。しかし、ここのホテルは違う。なんと源泉かけ流しの浴槽があるのだ。これには大感激。源泉かけ流しはひょうたんの形状をした一人用の小さな浴槽だが、十分に足を伸ばせる。入浴時間が23時30分までと遅いのもありがたい。心身ともに癒しの時間を味わった。朝風呂も営業していて、もちろん入ってきました。なお、写真は朝風呂のひと気のない時に撮影したものです。

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朝食のビュッフェも満足できる内容。シングルで8千円からという値段もハイコストパーフォーマンス。絶対のお勧めである。

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2009年7月26日 (日)

白いたい焼き君

久しぶりの合宿。この歳で(笑)合宿するような機会はめったにないが、この土日は某オケ合唱団の強化合宿だった。

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場所は湯河原。男声の強化合宿である。湯河原のウエルシィ=厚生年金の施設は、写真のように大変立派で、これでは社会問題になるわな。肝心の練習だが、さすがに丸一日歌いっぱなしはキツイ。土曜の午後1時から日曜の昼12時まで・・・・・曲目はヴェルディのレクイエムだし、使姿勢正しく立って歌うので、腰への負担が大きい・・・・・だから温泉合宿なのか?

今週の木曜日から、恒例の夏休み家族旅行にゆく。今年はフランス。なので、溜まっていた小ネタを吐き出してゆこう。

一つ目は、東銀座にある八彩(野菜)懐石「長峰」。ちょっとお値段は高めだが、厳選された野菜を使った料理は素晴らしい。単にヘルシーを売り物にしているのではなく、ボリューム感もあって、舌もお腹も満足させてくれるのだ。ちなみに、最近の週刊文春のグルメ欄でも高得点を挙げていた。加えて、お祝い事があると野菜のカービィングをしてくれる。このときは先輩の社長就任祝いで、ごらんのように小玉スイカに彫刻してくれた。私=幹事の株も上がること請け合いです。

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お次は、以前このブログで紹介した屋久島の焼酎「愛子」。友人からいただいて愛飲していたが、大きな焼酎専門店で探しても置いていない。先日、昼食に近くの長崎ちゃんぽんを食べに行ったら、なんと「愛子」の一升瓶が置いているではありませんか・・・・・・おそらく特別な入荷ルートがあるのだろう。

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最後は白いたい焼き。以前、土曜日日テレの「ぶらり途中下車」を見ていたら、白いたい焼きを採り上げていた。チョッと気持悪いが、タピオカが入っていて、モチモチ感があって美味だとか・・・・テレビとは全く違う店だが、近くのショッピングモールで見かけたので、店員さんに「タピオカ入り」ですかと訪ねたら、「なんで分かるんですか?」と目を白黒させていた。

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2009年7月23日 (木)

B級グルメン 2題

久々に食べ物の話題。グルメンとは?・・・・いやグル麺のことです(笑)。

東京駅八重洲地下に新しくできた「東京ラーメンストリート」。いつも凄い混みようなのだが一度食べたくて行列に並んだ。30分待ち。おかげで金曜日のほうの合唱の練習に遅刻に。4カ店出店しているが、ある友人の勧めで「けいすけ」に行った。この友人はなぜか私と波長が合う人で、私がラーメンストリートに行こうと思ったそのタイミングに電話をかけてきて、ラーメンストリートの話も出さないのに、いきなり「けいすけ」をリコメンドしてくれた。こういう友人は本当にありがたい。

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さて「けいすけ」は海老ラーメンをウリにしている。もともとフレンチと和食で修行してきたラーメンシェフだけにアイデアは斬新。写真のようにどんぶりも傾斜していてユニークである。私が注文したのはイセエビを使ったラーメンで、当然だが海老風味がコッテリ効いたスープが美味。もちろん伊勢えびの塊が鎮座している。

海老・蟹は大好きだが、海老のスープとなると海老臭さ=磯臭さが鼻について好き嫌いが別れる。海老ラーメンといえば、池袋東武百貨店地下の「縁や」が知られているが、ここは有頭海老をすりつぶしたスープなのでなおさら海老臭さがある。その点「けいすけ」はもっとアッサリしていて万人向けの美味しさだと思う。お勧めである。ボリュームもたっぷりで、サイドメニューに注文した海老チャーハンが重荷になった(味はよし)。

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二題目は、これまた件の友人が紹介してくれた神楽坂のつけ麺「醍醐」。ここは月曜日のほうの練習の前に訪れた。辛さの度合いにより初代、二代と4つにランク付けされているが、下から二番目の中辛を注文。ところが、つけ麺のタレを見て驚いた。真っ赤なのである。一番辛いランクのつけ麺は考えただけで恐ろしい(笑)。食してみると、確かに辛い・・・・・しかしコク、旨みのある辛さなのである。このタレが太麺と絡み合って、食感も楽しく美味であった。タレの秘密は肉汁・・・・この店の発祥は焼肉屋で肉汁の旨みが素晴らしく出ている。

ふと、壁面を見て驚いた。本店が王子の焼肉屋「醍醐」・・・・・まてよ、王子といえば昔有楽町の東芝ビルの地下にあった焼肉「醍醐」の親元ではないか!東芝ビル店は広報関係の仕事をしていた時によく通った店。お店のオバちゃんとも仲良くなり、いろいろサービスしてもらったものだ。

神楽坂店の店長に「オバちゃんどうしてる?」と聞いたのだが、新しい人のようでよく知らない。ただ、東芝ビル取り壊しに伴って、支店は閉めたとのこと。思い余って、後日王子の本店に電話した。私がオバちゃんと言った人は「社長のお母さん」で、いまは体調がよくなくたまにしかお店には出てこないとの話。あつかましくも、そのあと本社の社長(見ず知らずだが)にまで電話して、オバちゃんによろしくと伝えてもらった。社長は最初は訝しがっていたが、東芝ビルの話や神楽坂のつけ麺の話をしたら、電話の向こうで大変喜んでいた。

私の友人が取り持ってくれた不思議な、そして嬉しいご縁であった。

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2009年7月22日 (水)

巨星墜つ! 若杉弘

名指揮者 若杉弘が亡くなった。享年74。ダジャレではないが「若すぎた」死である。

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若杉は大好きな指揮者だった。著名な日本人指揮者としては小澤征爾にトドメを刺すが、実力的には若杉のほうが上だったような気がする。そのキャリアをみれば、ケルン放送響首席指揮者、ドレスデンシュターツカペレ常任指揮者、バイエルン国立歌劇場、ドレスデン国立歌劇場、ラインドイツオペラ音楽総監督(以上wikipedeia)など特にドイツ圏でのオペラ指揮者としてのキャリアは素晴らしい。日本でも、東京都交響楽団音楽監督、最晩年は新国立劇場の芸術監督を務めている。

私の若杉への思い入れは、40年以上も前、中学校の頃におそらく初めて聞いたコンサートの指揮者が若杉だった頃から始まる。平塚の市民会館の読響公演で、ブラームスの1番を聴いたのをはっきり覚えている。赤ちゃんが生まれてはじめて見る親のような感覚である。

その後かなり時代は下るが、都響音楽監督時代のマーラー全曲演奏会(1988年~)、これに続くワーグナーチクルスは素晴らしかった。今でこそマーラーの全曲演奏会は珍しくないが、当時としてはかなり画期的なもので毎回胸をわくわくさせながらサントリーホールに足を運んだ。若杉のタクトは非常に明快で、各旋律をクッキリと浮かび上がらせるところに快感が生まれる。奇をてらったところのない演奏だが、ダイナミックレンジも大きくメリハリが利いている。指揮振りもスマートでカッコよいのだ。

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マーラーで感動したのは、2番、3番など声楽が入る曲。大曲なのでソリストは通常楽章の合間に入場するのだが、若杉は前の楽章の途中、フォルテの総奏でシンバルがジャーンと鳴るような時にソリストを入場させた。まるで歌舞伎俳優が大見得を切って花道から舞台に上がるような心憎い演出で、なんてカッコよい・・・・思わず鳥肌がたったものだ。

面白かったのは、ワーグナーチクルスの一夜。アンコール?を演奏する前だったと思うが、若杉が客席に向って挨拶をした。その時発した言葉が「毎度ありがとうございます・・・・」。クラシックコンサートに「毎度あり」はいかにも似合わず、思わず苦笑したのを覚えているが、意外と庶民的な感じがして親しみが持てた。

その後彼の演奏会とは遠ざかっていたが、数年前横浜能楽堂での公演で彼と出くわした。よく覚えていないのだが、演目は「井筒」だったと思う。あつかましい(笑)私としては嬉しくなって休憩時間に声を掛けた。新作オペラで同じ演目を演奏するのでお能を観に来ていたということだった。研究熱心な人だなと感心したことを覚えている。

また、ある方のご紹介で日本舞台藝術振興会の新年会に行ったとき、若杉夫妻が来ていた(奥様は著名なアルト歌手長野羊奈子)。このときも二言三言お話をしたのだが、「ぜひ新国(新国立劇場)にもきてください」と熱っぽく語っていたのを思い出す。晩年は、新国の盛り上げに傾注していたのだ。

若杉は「オペラの子」であり、現代オペラ曲の日本初演を数多く手がけるなど、日本のオペラ界に貢献した功績は非常に大きい。ますます円熟の域に達するのを楽しみにしていただけに惜しまれてならない。ご冥福をお祈りする。

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2009年7月 9日 (木)

異形(いぎょう)の「運命」

いやー、驚いた。そして、めちゃくちゃ楽しかった。感動したかは別として・・・・・「運命」、そうベートーヴェン第五交響曲である。

合唱団員にはネタバレだが、ある方からコンサートのご案内をいただき、サントリーホールに出かけた。仕事が遅くまであったので、後半からしか聴くことが出来なかったが。プレトニョフ指揮のロシア・ナショナル管弦楽団のサントリー公演で前半がベト7で後半が運命。

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休憩時間に舞台を見ると、最近では珍しくなくなった「対向配置」。そう、このブログでも何回か紹介した、バイオリンが第一、第二と左右に分かれる配置のことである。これは、ビブラートを抑えたピリオド奏法で、颯爽と演奏する、流行のスタイルかと思い込んでしまった。

ところが、である。全く期待を裏切られた。といって、ドイツ伝統風の重々しい解釈でもない。なんと言ってよいか、本当に「変な」音楽なのである。第一楽章の出だしからして、なんて遅く、重いのだろうとビックリさせられる。確かに全体に遅めの運びなのだが、テンポがくるくる変わる。さらに、オーケストラ、特に弦楽器がテヌートかつマルカートで、これでもかと弓を一杯に使って弾きまくる。インテンポで推進力に富んだ音楽に慣れた耳には、なんとも居心地の悪い演奏なのである。

しかし、ここまでやりたい放題徹底してやられると、すごく楽しくなってくる。指揮ぶりは無骨で細かな指示も出していないように見えるが、聴こえる音楽は変幻自在なのである。チャイコフスキーなどお国柄のロマンチックな曲目ではフィットすると思うが、ベートーヴェンの音楽とは似て非なるもの。噂によると、逆にロマン派はインテンポで指揮したりするらしいから、彼には時代考証なんて関係ないのだろう。作曲家○○の音楽ではなく、まさにプレトニョフの音楽である。ここまでくれば、喝ではなくアッパレを差し上げたい(笑)。このブログのサイドバーのMixpodを聴いてほしい。

それにしても、オケはやはりロシアのオケ。なんとも音がデカイ。金管はいうに及ばずだが、弦楽器の隆々たること。特にチェロの豊かで豪放な音、ビオラの深い響きは日本のオケでは絶対に聴けない。快感そのものである。アンコールに、バッハの「G戦上のアリア」が演奏されたが、通常の編曲とは異なり(ストコフスキー編曲?)、チェロを思いっきりフィーチャーしたもの。おそらくこのオケのチェロが自慢なのだろう。

こんな演奏はめったに聴けるものではない。感動はしなかったけど、めちゃくちゃ楽しかった。

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2009年7月 4日 (土)

食の細道

芭蕉を訪ねる山形・仙台旅行は、うまいもの旅行でもあった。各地の名物を口にするのも「口福」なのである。題して「奥」ならぬ「食の細道」。

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月山の麓の山菜料理「出羽屋」。http://www.dewaya.com/main.html

ここの山菜尽くし=ふるまい料理は圧巻。10数種の山菜が食卓に繰り広げる饗宴は素晴らしい。どれも素材の味を生かした薄味で、微妙な滋味を食べ比べる楽しみがある。女将によれば、山菜は地元住民が普段口にしているものなので、先代の創業者が料理屋を始めたとき、「頭がおかしくなったのでは」と噂されたそうである。それが、時代が変わりいまや山菜は貴重品。我々のように遠く首都圏からこれを目当てに旅行者が訪れるようになった。まさに先見の明があるというべきか。

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寒河江は「さくらんぼ」の名所。チェリーランドという土産物屋では、「さくらんぼカレー」なるものを売っていた。どんな味なのだろう?さくらんぼアイスも美味であった(写真はさくらんぼとお米のアイス)。

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昼の山菜料理でノックアウトされたので旅館での夕食をキャンセルし、天童の蕎麦屋=「水車」に行く。連れは山形そば。山形そばも様々だが、概して太くコシのある田舎そばが主流。東京の更科や藪を食べなれている舌には、ちょっと苦しいかも。しかし、100%そば粉手打ちの田舎蕎麦は、豪快でたいへん満足感がある。私はこの店が発祥?といわれる鳥中華。もともと蕎麦屋のまかない食だったらしいが、あまりの美味しさに看板メニューになった。この店は地元の客が多いようだが、二人に1人はこの鳥中華を注文していた。おそらく、そばつゆがベースになっていると思うが、甘みがかったスープがとても旨い。

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翌日の松島では鮨を食した。桶ちらしが有名なようで、カウンターの隣では若い女性3人組みが苦闘していた。我々はフツーの鮨を食す。観光地価格なのか、ちょっと高め。

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夕食は仙台駅に隣接したファッションビルの地下のレストラン街で長男と。伊勢屋というステーキが主体のお店だが、私は折角だから仙台名物牛タン定食。編み焼き、コロッケ、シチューなど牛タンをつかった料理に舌鼓を打った。別注文のガザウニのとろりとして旨かったこと。

番外編として「ずんだシェイク」。暑さでいささか疲れた体には甘いものがピッタリ。

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2009年7月 1日 (水)

山寺の和尚さん

ダガヂク ダガヂク ダガヂク エイホホー

山寺の 和尚さんは 毬はけりたし 毬はなし

おなじみの山寺の和尚さんの歌詞である。いや、この山寺ではなく、山形の山寺(立石寺)に行ってきた。

インドに出張したのはかれこれ3週間前45℃にもなる猛暑で、はやくも夏バテ(笑)。帰国してもなにもする気にならず。そしてすぐ株主総会などなど・・・・忙しくてすっかりブログもご無沙汰していた。

インドの話は追々書くとして、先週土日を使って、山形・宮城小旅行に行ってきた。仙台に転勤した長男の住居を訪ねるのが目的だったが、折角だから観光も。思い立ったのが一週間前、しかも山形は一年で一番混み合う「さくらんぼ」のシーズンで、旅館も新幹線も満室・満席。旅館は幸いキャンセルが出たので、上手く天童温泉の旅館に滑り込んだ。新幹線も、なんとか東京朝時30分の臨時列車に指定がとれて胸をなでおろした。自宅を朝4時半起きだったから、土曜日は18時間、一日のうち四分の三も起きていたことになる

雲の峰 いくつ崩れて 月の山(芭蕉)

地元銀行の友人に勧められて、山形から高速バスで40分の間沢という月山麓の山菜料理店で昼食さくらんぼの寒河江、天童を経て山寺まで足を伸ばした。山寺は奇岩怪石の絶壁に立つ名刹で、芭蕉の句でも有名。一度は訪ねてみたいところだった。

閑さや 岩にしみいる 蝉の声

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やや離れた丘から望む山寺全景は素晴らしい。しかし、頂上にある奥の院まで辿るには、1015段もの石段を登らなければならない。車の道もリフトもない。まさに足が勝負である。しかも土曜日は33度もの真夏並みの猛暑。奥の院にたどり着いたときは、汗びっしょり、息も絶え絶えであった。でも、途中に風情あるお堂が点在し、そこに立ち寄って体を休めながらなんとか踏破した。

この日は、天童温泉に戻り一泊

翌日は仙山線で仙台へ。山形と仙台は思いのほか近く、電車で一時間程度で到着してしまう。私のアイデアは、あおば城址など市内観光をする予定だったが、連れが松島観光を提案。時間に余裕があるようなので、仙石線で松島海岸へ。斎太郎節で知られる国宝「瑞巌寺」を観光。伊達政宗のパワーがいまだ満ち満ちている本堂の壮大さに目を見張った。また、参道の杉並木も見事。その後、松島島巡り観光船でゆったりとした時間を過ごした。

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これも芭蕉の句

松島や ああ松島や 松島や

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仙台に戻り、長男の住居を訪ねる。夜は駅地下のレストランで久々に長男と一緒に食事をとり、台発時過ぎの新幹線で東京に向った。

乗り継ぎが非常に効率的に出来たので、強行軍にもかかわらず充実した土日であった。そして、芭蕉の行路を逆行したのも趣があったたまにはこうした小旅行で心身ともにリフレッシュしてみたいものだ

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