このくらいの暑さなら・・・・人間ウォシュレット
明日から夏休み。恒例の家族旅行で海外に行ってきます。しばらくブログはお休みです。
会社の人と話していたら、インド出張の様子を聞きたがっていた。そういえばインドの話はこのブログではまだ触れていない・・・・多忙でずっと触れないかもしれないので、今回は意を決してサワリをご紹介しよう。
インドはこれまで訪問したどの国より驚くことが多かった。思いつくままあげてみる。
①なんといっても暑い。最高気温が45℃前後。体温より暑く、血液が沸騰してしまいそう。出張した6月が一番暑い季節なのだという。なんでそんな時期に出張したか・・・・7月に入ると雨季になりモンスーンがやってくる。移動に支障をきたすと言われたからだ。特に、デリー(北部)は酷暑。ムンバイ(西部)は気温は40℃を切るが、海洋性のためものすごく蒸し暑い。現地の人は帽子や日傘を使わないのだから、身体の構造が違うのだろう。インドに比べれば、日本の夏の暑さなんて涼しいもの・・・・いやいや、比較論だが暑いものは暑い(笑)。
②水が飲めない。暑いと喉が渇くし、熱中症予防のためにも水分をこまめに補給しなければならない。このとき、ミネラルウォーター以外飲んではいけない。水道の水もダメ。日本にはない病原菌?がウヨウヨだから、水を飲んだら一発でお腹を壊すらしい。「らしい」というのは、水に気をつけていたので、幸い下痢にはならなかったからだ。歯磨きやうがいもミネラルウォーターでする。シャワーでも水を口に含まないようにする・・・・などなど。面白かったのはホテルのプール。出張なのでそれなりの立派なホテルに宿泊するのだが、いずれにも素晴らしく美しいプールがあった。ところが、誰も泳いでいない。一週間の出張中、人っ子一人泳いでいるのを見かけなかったのである。口や眼から水が入ると病気になるからだろう。
③カレーの毎日。現地の人は朝からカレーを食べる。我々が泊まったホテルでも、洋食ブッフェが主体だが、ちゃんとカレーを取り揃えている。インドではヒンドゥー教はビーフ、イスラム教はブタが禁忌なので、肉といえばチキンかマトンのカレーしかない。その代わり野菜や豆のカレーが数多くあって、これが滋味深く旨いのだ。
④日本人がいない。都会の街中でも日本人をほとんど見かけないのだ。ビジネスマンの数も少ないが、観光客はほとんど見かけない。休日にインドのデリー駅から「新幹線」に乗ったのだが、駅の喧騒がとても印象に残った。物乞いの人から、ホームに布を敷いてごろ寝している人・・・・いやー、戦後の日本もこんなだったのだろう。
⑤衛生の問題。水のほかにもう一つ衛生の話をしよう。ホテルは例外として、インドのトイレにはペーパーがない。では、どうやって用を足しているかというと。カップに水を汲み、左手で洗い流すのである。まあ、「人手ウォシュレット」と表現したらわかってもらえるだろうか。インドでは左手は不浄の手であるから、尻をぬぐってもおかしくない。さらに驚いたのは、デリーからアグラ(タージマハル)に行く早朝の新幹線の車窓から見える光景。郊外には集落が点在しているが、家々から人がそろりそろりと線路際の草むらに出て来て、電車に向って「しゃがんでいる」のだ。そう、朝の用を足しているのである。家にトイレがない・・・・・ところも多いようだ。
誤解しないでほしいが、インドの人々を卑下しているわけではない。日本でも一つか二つ前の世代の頃は、田舎に行けばこうした光景が見られたに違いない。インドの新幹線でもトイレにはタンクがなく、線路に落としっぱなし。日本だって私の子供の頃はそうだった。そうした意味では、インドは郷愁を誘う国といってもよさそうである。
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