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2009年3月31日 (火)

ユーミンエッセイ1

30数年前というから、大学三年の時の寮誌が見つかった。というか、後輩が確り保管しておいていて、それを譲り受けたのである。

私が寄稿したエッセイ「とてもまだ荒井由実のことは書けないけれども」について、何回かに分けてご紹介しよう。私の大学時代は、ユーミンといっても、荒井由実の時のことである。ですから、現在のユーミンの評価とは大きく違う部分もある。

当時の私の文章はとても上手いとはいえないが(笑)、私の青春がそこにあったことに懐かしさを感じる一方、考え方はあまり変わっていない事に驚いた。進歩がないということだろうか。それでは・・・・・・・・

彼女(ユーミン)の歌は、一口に言って「モダン」です。これには二つの意味があって、ひとつは所謂「現代的」「進歩的」な面なのですが、同時に「とっつきにくさ」を宿命的に持たざるをえません。前衛的というほどのものではないがハイブローな存在であることに間違いない。彼女の歌は、万人から好かれ口ずさまれるというタイプではないでしょう。

彼女はシンガーソングライターです。ほかに知る限りでも、五輪真弓、小坂恭子、太田浩美など多数いるが、その中でも彼女の個性はずば抜けていると思います。これは主にコンポーザーの面であり、小椋佳もそうですが、本領は歌手よりも作詞作曲家にあるのでしょう。なにしろ、私が彼女の歌をはじめて聴いた時、びっくりしてしまいました。そのサウンドの新鮮なこと。詞もそうですが、今まで聴いたことのないような新しい、それでいて素敵なメロディーなんです。

七間君(同僚)は「はじめはつまらない歌くらいにしか思っていなかったけれど、だんだんと聴かないではいられなくなってきた」と言います。私は音楽というものはすべからくそういうものだと思います。もちろん、最初の印象が素晴らしく強い曲は、一度聴いただけで忘れられない。普通の曲であっても、何度か聴いているうちに、その曲のイメージが聴く人の心にコピーされてしまう。つまり、体の中に免疫のように「音楽」を持つようになるわけです。そうなると、その曲を聴くたびに、外で鳴っている音楽と自分の体の中の音楽が共鳴しだす。外のものと内なるものが渾然となって音楽を作り上げてゆく・・・・・これが音楽の持つ「生命力」なのではないでしょうか。もっとも、こうした経験が出来るのは、ほんの一部の音楽であり、心の中にコピーされない音楽もあるわけです。ある楽曲が好きになるか、嫌いになるかというような基準は、実はこんなところにあるのではないでしょうか。

さて、なにを言いたいかというと、荒井由実の歌が素晴らしい・・・・・ということです。聴き出したら、とても何かの片手間に聴けるような曲ではありません。それに、私の場合彼女の歌がびっくりするほど速く「コピー」されるのです。元来何事に対しても保守的傾向の強い私なのですが、不思議です。もともと「好み」は簡単には説明できないものでしょう。例えば私に恋人がいて、友人から彼女のどこが好きなんだと質問されたとしてみましょう。たいていの人は、心が優しいとか、目がきれいだとか、なんだかんだもっともらしい理由をつけて言い訳をするでしょう。無論そうしたことは当たっているのですが、好きになったからこそ、後付をしたわけで、本当の答えにはならない。「好み」はすぐれて感覚的なものなのです。

そうしたことを承知で、これから彼女の歌を分析?してゆくわけです。荒井由実の歌の特徴は、リズムの新鮮さ・・・・・特にシンコペーションの使い方。それと、和音進行の面白さにあると思います。つまり、およそ歌いやすい曲とはいえないのですが、そんなところに魅力が潜んでいる。冒頭で述べた「モダニズム」が最大の魅力なのです。このエッセイでは、色々なことを言いたいのですが、彼女の曲なかで私の好きなものをいくつか選んで、そのコメントというかたちで述べたいと思います。

続く・・・・・

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2009年3月27日 (金)

ユーミンのマスコミ報道

あまり露出しなかったみたい。

ユーミンコラボの熱も覚めやらぬ翌日朝の芸能ニュース。平日だから全てを見るわけにはいかなかったが、テレビでは思ったほど採り上げられてなかったみたい。私が見たのは4チャンネルのズームイン。ニッポン放送と関係の深いフジテレビではやってなかったみたい。藤原紀香離婚ニュースなどにかき消されたのかなあ。私の見るところでは、トークショーなどが地味だったこと。あれじゃあ、絵にならないよね。テレビでも「お笑い」タッチでトークショーを扱っていた。ヤラセとまでは言わないけれど、予めインタビューする人を決めておくのが、テレビの常道だけどどうなっていたのかな。

やっぱり、私自身の感激度合いから行くと、本番よりリハーサルだった。

ユーミンが登場するや否や、女性団員から大きな拍手が起こり、ユーミンめがけて殺到した。どうなることかと思ったが、ユーミンからタッチが出て、団員とのタッチの波のなか、ユーミンと合唱団の間に熱い一体感が生まれたような気がした。
ユーミンのオーラはものすごい。そのオーラが合唱団に瞬く間に伝わり、団員は笑顔で、楽しくそして美しく歌っていた。
ユーミンもはじめは合唱団の実力を探るようなところもあったが、すぐに「これはいける」「なによりも勢いがある」と思ったに違いありません、合唱団のコーラスに身を任せて気持ちよく歌っていた。
二曲目の「まもってあげる」にはいると、ユーミンはボディアクションも交えた本番と見まごうばかりの熱唱。普通プロのシンガーはリハーサルではここまで歌いこまないはずです。よっぽどユーミンが気持ちよかったのでしょうね。合唱もそれにこたえて負けじとばかりの熱い歌声・・・・・・そばで聴いていて、感動のあまり震え涙をこらえました。なんて素晴らしいひと時。やはり女装して加わりたかったです(笑)。
30数年前に書いた、ユーミンのエッセイがやっと見つかりました。

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2009年3月24日 (火)

ヅガレダー ユーミンコラボ

ユーミンコラボが終わった。ヅガレダよう。

なんってたって、3時間立ちっぱなし。優に新幹線で大阪に行ける。今回のイベントは女性が主役。丸ビルマルキューブに合唱団向けの席が用意され、女性はそこに座っていられるのだが、男性団員は一般客と同じように2階、3階のガラス塀に張り付いたまま。5時半から8時半までの3時間立ちっぱなしの状態であった。坐骨神経痛を持つ身にとってはつらい。私のすぐ近くの人は貧血をおこして倒れてしまったくらいである。

泣き言を言っても始まらない。丸の内合唱団はもともと女声だけで第九を歌う会として発足、我々男声陣はあとから入ったので肩身が狭い。それに、どうしても女声は華やかだから、女性主体のイベントになることは理解できる。なにか、男声が目立つイベントはないものか?ケミストリーのバックコーラスとか・・・・・・去年の一万人の第九のように・・・・・そういう企画も考えたいものである。

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さて、ユーミンコラボ・・・・合唱はよかった。リハーサルでは発声練習が不足していたためか高音が出し切れないきらいがあったが、本番では綺麗にうたっていた。「春よ、来い」の出だしは緊張のためか声が前に出てこない。しかし、歌いこむうちにどんどん良くなってきた。「卒業写真」「守ってあげたい」はユーミンとの協演。合唱団はノリ良く歌っていたが、ユーミンのマイクを通した歌とのバランスがよくなくて、合唱が引き気味で残念だった。第九や熱狂の日でマルキューブを舞台に歌うときは、歌声が立ち上ってくるようになるのだが、PAが入っているためか合唱の声が届かないもどかしさが残った。おそらく、一階の招待客席には確り聴こえていたのではないかと想像する。歌自体も土曜日のリハーサルのほうが力強くて良かったように思う。救いは女声団員の輝くほどの笑顔。これを見ているだけで幸せであった。

「合唱は」と書いたのは、ユーミンの調子がイマイチだったこと。先のブログで書いたように、私自身はユーミンの大ファンだが、彼女はもともと歌唱が上手いわけではない。今回のライブを聴いて、やはりそう思った。そして、これも当然のことなのだが、昔の歌声とは違っている・・・・・これについては、次回ブログに書こうと思う。

今回のイベントはユーミンと丸の内OLとの交流がテーマ。OLとのトークショーあり、最新アルバムの紹介(宣伝)ありだが、丸の内OL企画にしては、ちょと地味だったかなあ。トークショーの登場者もどちらかというとおとなしい女性ばかり。丸の内のブランドは、いかにも華やかにみえるが、実際は堅実なのかもしれない。なんたって、三菱村だからなあ。

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2009年3月21日 (土)

女装は昔から上手だったが・・・・

連日PRしている、丸の内合唱団とユーミンの「夢の協演」の練習があった。この話はトタでは書けないので、解除後に感想を書きたい。

マルガツは女声合唱団として久々に公演することになるが、男声は置いてきぼり。企画段階から、女装してはどうかとの話があった。私は女装は昔から上手で、ちょっとした自信がある。

といっても、そんな際どい趣味はない。大学時代に入っていた学生寮で毎年「寮祭」があって、最大のイベントはヒット歌謡ショー?であった。なにせ、カラオケのない時代である。寮生のユニットによるバンドが、手作りのカラオケを作るのである。ほとんど徹夜作業。そして1年生は全員、2年生以降は希望者が歌手に扮装して歌う。これがなかなか凝ったもので、衣装、振り付け、化粧までバッチリ。寮祭の最大の呼び物であった。

私自身もとても楽しめた。記憶では、1年生の時が金井克子の「他人の関係」、2年生が山口百恵の「ひと夏の経験」、3年生が思い出せなのだが、4年生で三波春男の「おまんた囃子」というラインナップ。金井克子、山口百恵というように熟女から清純派?まで、私の女装の領域は広い。観客を熱狂の渦に陥れた(笑)。だから、今回もひそかな期待を抱いていたのだ。しかし、応募者多数により女装の出番はなく、残念至極。まあ、またこんな機会もあるかもしれない(もうないって?)。

余談だが、三波春男の「おまんた囃子」も凄かった。浴衣に金銀の色紙を貼り付けて登場したのだが、大変な喝采であった。ちなみに、この歌は紅白で登場したもの。「おまんた」という言葉に、あらぬ方向へ想像をたくましくする向きもあるだろうが、NHKもそれを懸念したのか、わざわざテロップで「おまんたとは「おまえさんがた」の方言です」と出した。かえって可笑しい。

歌謡に、いや、かように私の歌のレパートリーは広い。まるで丸の内合唱団のようだ・・・・バッハからユーミン、フランク永井まで。マルガツにも私の趣味が反映しているのだろうか?

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2009年3月20日 (金)

ユーミンの苦い思い出

丸の内合唱団がユーミンと「夢の協演」をすることは昨日ブログに書いた。正確には女声合唱団なので、男声はおいてきぼり。

歳がばれるが、ユーミン、つまり松任谷由実は大学時代の思い出のシンガーである。いや、荒井由実と言ったほうがよいだろう。なんといっても同じ年だから。私の青春時代はユーミンとともにあったといって過言ではない。アルバムだけを思い出しても初アルバムの「ひこうき雲」に始まり「MISSLIM」「コバルトアワー」「14番目の月」など初期のものは皆持ってた。なにせ、学生寮の寮誌(ルシェルシュ)でユーミンについての評論(エッセイ)を書いたんだから、筋金入りのファンだったわけだ。

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「ひこうき雲」のジャケットにはシビレル。まるでクラシックのジャケット。それもそのはず、ユーミンが好きだったバロック・教会音楽の殿堂「アルヒーフ・レーベル」を模したものらしい。

歌は大体歌えるが、なかでも「返事はいらない」「やさしさに包まれたなら」「瞳をとじて」「海を見ていた午後」「航海日誌」などなど、好きな歌は数え上げたらきりがない。もちろん、今回コラボレーションする「卒業写真」も大好き。イントロのホルンのソロを聞くだけで、肌がぞくぞくっとするほどである。まさに青春の思い出なのだ。

大学を卒業して銀行に就職したとき、同期の女性にこれら愛聴していたレコードを貸した。ところが、彼女はしばらくして退職してしまった。結局レコードは返らずじまい。このときから、私の女性不信が始まったのかもしれない(笑)。今となっては、ユーミンの苦い思い出である。

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2009年3月18日 (水)

神尾マジック、マルガツマジック

丸の内合唱団の今月の団報が出た。毎月のことだが、神尾さんからコメントをいただいている。要約すると、

マルガツは本当にイベンが多い。別に文句を言っているのではなく感心している。それだけ社会から注目されているということだ。周りの人はそれなりの目で「丸の内合唱団」という団体の存在を見ている。私が指導している団体には、明らかに「自分たちの楽しみのためのみ」というものもあるが、マルガツはその正反対。それだけに社会に対する「責任」がある。私の「責任」はそんな合唱団のクオリティを最大限引き出すこと。そのために必要なことはまず、何と言っても練習、練習。しかし、いかに私でも週にたった二時間の練習では限界がある。団員の皆さんがこの貴重な二時間のためにどのように一週間過ごしてきたか!! それが大事なのです。

というものである。これを読んで私はうなってしまった。

イベント合唱団になったのは、私の責任も多少ある(笑)とは思う。だって、このブログの読者の方はお分かりと思うが、私は「嵐を呼ぶ男」。最近は、ちょっと表現が変わって「マルガツの梶本(音楽事務所)」と呼ばれている(正確には自称だが)からである。

しかし、そうしたハードルの高いイベントをやり遂げるだけのパワーがマルガツにある事も事実なのである。たった二週間の練習でのフランク永井「有楽町で逢いましょう」のレコーディング、丸の内交響楽団との協演、フランク永井を偲ぶ会への特別出演、NHK「おーい、ニッポン」への生出演、そして今回の「ユーミン」との協演まで・・・・・・五月ゴールデンウィークの「熱狂の日」と年末の「第九」というクラシックの「定期」公演の合間に様々なイベントが舞い込むのだが、それを立派にこなしてしまうのだ。

でも、神尾さんがいるから、こうしたマルガツ・ミラクルパワーを引き出していただけるのだと思う。今回の神尾コメントについては、まさに団員一人ひとりの胸にズシリと響くものがある。私のように楽譜が読めない者でも、いや読めないなら尚更身体に染み付けるまで練習しなければならないと感じている。
言葉でいうのは簡単、実行が難しいんですが……。

ユーミンとマルガツの「夢の協演」はこちらをご覧ください。

http://www.suono.jp/yuming/

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2009年3月15日 (日)

車中の拷問

穏やかじゃないタイトルですね。

先日、伯母が腰の骨折で平塚の病院に入院した。まもなく84歳だから、どうなるかと思ったが、幸い手術が成功し、あとはリハビリを頑張ればかなり回復しそうである。

昨年までお筝の師匠を続けていて、とても元気だったが、流石に動けなくなったので、親戚やお筝のお弟子さん達がお見舞いに来る。先週に続き私と奥さんでお見舞いに出かけた。今日は奥さんが道を覚えるというので、私が助手席に座った。奥さんは普段は近所の買い物くらいしか運転しないので、私がナビゲートする。

しかし、海岸線の134号に出ると一本道なので、ナビゲートは不要。そこで、持参した「モテット」(モテットだから持参か・・・笑)を練習することにした。なんとかBWV225をちゃんと歌えるようにならなくては・・・・・・。運転している奥さんが悲鳴を上げる。運転者はどうすることも出来ない・・・・・・家で練習するときは別の部屋に逃げてゆくのだが・・・・一言、「これは、拷問だ」。

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2009年3月14日 (土)

新幹線でゴルフ?!

週末に神戸・大阪に出張した。普段は到着地で昼食をとることが多いのだが、この日は中途半端な時間で、新横浜で弁当を買い込んで乗車した。

駅弁を選ぶのも、これはこれで楽しい。新横浜の新しい駅ビルの二階で物色していたら「磯子カンツリークラブ」のレストランの直営ショップがあり弁当を売っていた。もちろん、磯子カンツリーには行ったことはないが、どこのゴルフ場のレストランにも名物メニューがある。ここは横浜らしく中華メニューで、シュウマイが名物のようだ。

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値段は1500円とやや高いが、ものめずらしさに「中華弁当」を購入。これが美味しかった。中身は名物のシュウマイ、エビ包み蒸(エビ餃子)、蟹つめフライ、チャーシュー、貝柱・チャーシューの葱和え・・・・・などなど。エビ包み蒸と蟹つめは食材がプリプリしていてとても美味で、一級品。中華料理店でもなかなか食べられないレベル。特に蟹つめのボリュームは立派。また、貝柱・チャーシューの葱和えは(左下)、コクのある滋味あふれる味で、弁当のおかずには最適。いままで食べた駅弁の中でも、トップ3に入る美味しさです。絶対お勧め。

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2009年3月11日 (水)

梶本音楽事務所

日本が誇るクラシックイベント企画企業である梶本音楽事務所の重鎮と会食した。

不思議なご縁で、私の同業の会社の社長の大学クラブ(オーケストラ)の先輩。また、私の会社関係知人の同僚だったことがつい最近分かった。ということで、私がおねだりして重鎮、社長、知人、私の四人で会食したのだ。

重鎮はもちろん、音楽界。われわれ三人は金融界。本来なら話がかみ合わないが、金融界三人も大の音楽好きで、大変楽しい話が聞けた。もっとも、重鎮の話の三分の二は、なぜか山口智子の話。最近、大変親しくなった(もちろん音楽で)とのことで、彼女の知られざる一面も聞けて、羨ましくもあった。この重鎮、「のだめカンタービレ」にも関わっていたとかで、上野樹里の話もしていた・・・・音楽界というより芸能界?(笑)。大学のオケではホルンを吹いていて、音楽の道も志したらしい。芸能界話は、ホルン、いやホラじゃないよね。

丸の内合唱団は今年の「熱狂の日」では、従来の丸ビル公演に加えて、いよいよ本拠地国際フォーラムでの公演も予定されている。本拠地をマネジメントしているのが梶本音楽事務所なのだ。この機会とばかり、丸の内合唱団をアッピールしておいた。マルガツの発祥から、特殊な団員の構成、これまでの生い立ちなどをお話したのだが、重鎮にはユニークな合唱団であるとの印象を持っていただいたようである。

当然、重鎮には本番には聴きに来ていただこうと思うので、われわれも練習に励んで恥ずかしくない音楽を楽しく演奏したいものだ。おめがねにかなえば、ひょっとして梶本音楽事務所からデビューなんてことも、(いつもの)妄想いや夢ではない。

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2009年3月 8日 (日)

たまげた、ハーディングの幻想

昨日は、丸の内合唱団の打ち合わせの後、錦糸町トリフォニーで新日本フィルの定期を聴いた。若手の奇才ダニエル・ハーディングのオール・フランス・プロ。さすがに新進気鋭の指揮者だけに、ホールはほぼ満席で、聴衆の熱気が伝わってきます。

前半は、ドビュッシーの「牧神の午後」とラベルの「ラ・ヴァルス」。後者のほうが断然面白い。

しかし、なんといってもタマゲタのはメインのベルリオーズ「幻想交響曲」。指揮者のすぐ後ろ、オーケストラ弦楽のトップ奏者を隠すように左右に二台ずつ、合計4台のハープが設置されているのだ。正気の沙汰とは思えない配置で、視覚的に聴衆から指揮者は見えないし、聴覚的にもどうかなあ?しかし、いろいろ調べてみると、どうやらこのハープの配置は、ベルリオーズ本人の指示らしい。まあ、幻想交響曲そのものが、妄想・幻覚の類だから、正気とも思えない配置もヨシとしておこう。

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ハーディングはこうした奇をてらった演出が好きなようで、とても楽しませてくれるが、音楽そのものにも驚かされるところが多い。まず、オーケストラは対向配置で、ノンビブラートのピリオド奏法を原則としている(原則といったのは、第二楽章の有名なワルツの旋律ではちゃんとビブラートをかけている)。これも、ベルリオーズ時代の時代考証による配置・演奏方法に違いない。ノンビブラートは、弦だけではなく、管楽器にも要求しているので、なんとも明るく透明な響きがユニーク。ピッチが高いのではとさえ感じられる。ベルリオーズの狂気よりも、ハイドンのような清涼感が漂う。

だからといって、音楽のスケール感は小さいわけではない。むしろ自由奔放で、趣のままに情熱がほとばしるといった印象。ダイナミクスの振幅、音色の変化などどれをとっても鮮やかである。随所随所にいろいろと策を凝らしているのだが、一方で全体感を失わないのは、音楽に流れるようなしなやかな勢いがあるから・・・・・・ハーディングの天才たるゆえんである。

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彼は外国人にしては小柄で華奢。まだ30台前半と若いが、見た目にはもっと若そう。この小柄な体躯をフルに使って、アクロバティックな指揮を繰広げるのだが、それ自体も見ごたえがある。CDを購入しサイン会があるというので、ロビーで列を作って待っていたが、現れた姿は学生のよう。でも、サインは明らかに手抜きだなあ?これなら、僕にでもまねできるよ。

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2009年3月 7日 (土)

NHKと裏取引?!

今日は丸の内合唱団の運営を巡って、私自身思うところがあったので、男声役員幹部と意見交換する機会を設けてもらった・・・というより、幹部から東京に呼びされた。

私自身も役員なのだが、役員間のコミュニケーションがしっくりいっていないと感じていた(私だけかもしれないが)。イベントが沢山入ってきて、スケジュールがタイトな上に、決めなければならなことが多い。マルガツの規約そのものもまだ不完全である・・・・・そういうことが前提になっているのだけど、私にとって今の役員会は居心地が悪いのだ。

このブログの場で、あれこれ批判するのはルール違反だろうから差し控えるが、要は実務を女声役員にまかせっきりになっているのではないかという反省である。男声役員は仕事が忙しくて(女声も同じくだろうが)、全体隅々まで目配せができないこともある。であるならば、女声役員から団の代表を選んだらよいのだと思う。もともと、マルガツは女声だけの合唱団が発祥だし、次の大イベントであるユーミンとのコラボにおいても、ミニコミ誌には「丸の内女声合唱団」というnote昔の名前で出ていますnote(笑)。

女声が団の代表を務めると、女声間で感情的な対立が生まれる・・・・・と懸念する人もいるようだが、女声合唱団ならいざしらず、マルガツは混声だから男声がサポートできる。ズバリ言えば、女声役員が実権を握っているのだから、女声が代表を務めるべき。それが逆になっているから、居心地が悪いのである。こんなことを言うと、男声陣がだらしないからだとの叱責をうけるかもしれないが、それも事実かもしれない(笑)・・・・・・・結局、書いてしまった・・・・・・。

さて、裏取引とは以上の話ではない。丸の内合唱団が出演した「おーい、ニッポン東京都」の録画を見られたでしょうか?何人もの人に言われたのだが、私が画面に登場する場面が多いのである(私の周囲にいた人が目標かもしれないが)。自分でも確かにそう思う。2日の練習では、「NHKに袖の下あげたんじゃない」と冷やかされた。

仮にも、NHK職員は準公務員だから、袖の下は受け取らない(笑)。どんな画像を撮るかははカメラマンの裁量のようだが、残念ながらカメラマンにも知り合いはいない。「イケメン」だから・・・・と言いたいけれど、そんな自信もない。

ひとつだけ考えられるのは「笑顔」である。意識して笑顔を作ったわけではないが、本番で歌っているときはとても楽しかった。というか、いつも歌っているときは楽しい笑顔であるような気がする。もともと、私は楽天的というか、いい加減な性格で、小難しい顔をしていることは少ない。会社でも、非常に難しい局面にあっても(今まさにそうだが)、外見的にはヘラヘラしているようなところがある(実際心の中は深刻なんです)。私が以前長く勤めていた会社のトップが「明るければ強し」と言っていたが、これが私の座右の銘でもある。どんなに苦しくても、明るく振舞っていれば、運が舞い込むものなのかもしれない。

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2009年3月 3日 (火)

藝大名物「バタ丼」を食す

ちょっと前のことだが、丸の内合唱団秋のイベント「藝大アーツin丸の内」の打ち合わせで藝大を訪ねた。当方メンバーは神尾さんと、入江団長と私。少々早く着いたので、入江さんと私は、藝大学食の「大浦食堂」へ腹ごしらえに。

なんで「大浦食堂」というのか分からないが、昔はぼろぼろの平屋建てだったらしい。今は芸大美術館の中に同居しているが、それでもチープ感にあふれ(笑)、どうみても大衆食堂の風情。美と音楽の殿堂、天下の藝大とは似つかわしくない。席数も30そこいらか・・・・・・大学のマンモス学食を見慣れている私としては、なんとも不思議な異次元の世界である。藝大生は意外と質素なのかもしれないなあ。

さて、なにを食べようかと考えたが、朝の通勤時に愛聴しているFM番組「気ままにクラシック」で大好きな幸田浩子さんが紹介していた「バタ丼」があることを思い出した。ブル下がってる擦り切れたメニューを見ると「豆腐のバター焼き丼」というのがあった。これだ!とばかりに注文。値段は500円でおつりがきたように記憶している。

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これがまた、B級・・・・いや失礼C級グルメという代物。豆腐ともやし、キャベツがメインで、バターと醤油でいためた惣菜がライスの上に載っているだけ。この発想が凄い。しかし、世間では猫メシの類で、藝大とのギャップの大きさに打ちのめされた。だが、私のように、幼少の頃、ご飯にバターを乗っけて醤油をたらして食べた世代は、なんとも懐かしく旨い。

ちなみに、大浦食堂は学生でなくても、誰でも利用できる。一度お試しあれ。

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2009年3月 1日 (日)

大成功!「おーい、日本」生出演

NHKBS2の名物番組「おーい、ニッポン 東京都」(ふるさとラプソディー)の生放送が終わった。

丸の内合唱団も総出演で、大変な盛り上がりだった。生番組という緊張感はあったが、何回も練習を重ねてきた成果が出たということなのだろう。NHKをはじめ関係者の方に御礼を言いたい。

それにしても、得がたい経験だった。テレビの生出演なんてそうできるものではない。今回の「ふるさとラプソディー」は、最初は中央区で収録予定だったので、中央区の合唱団とジョイントになるはずだった。ところが、会場が使えなくなり、世田谷の人見記念講堂に変更になったため、世田谷区民合唱団さん、世田谷フィルさんとのジョイントになった経緯にある。いずれにせよNHKはマルガツを合唱の核に考えていたようで、大変光栄なことである。いつの間にか、丸の内合唱団の知名度も上がってきたということだろう。

もちろん、歌の実力も上がっている。よく仕事(ポジション)が人を作るというが、まさに我々マルガツも同様。「妄想」のおかげか、嵐を呼ぶ男がいるせいか(笑)、様々な場を提供され、その都度高いハードルにチャレンジするうちに、短期間で実力がついてきたように思う。やはり、若い世代の女声中心の合唱団であるがゆえに、吸収力も大きいのかもしれない。これからも、こうしたキャリアに恥じないような演奏をし、実力・レベルをもっと引き上げてゆきたいものだ。

さて、帰宅して番組の録画を見たが、さすがNHK、大変素晴らしい出来である。そして、なぜか私が沢山映っているではないか・・・・・クローズアップされている画面だけで三、四回もあったのである。やった!!意識して笑顔を絶やさなかったせいだろうか、カメラが沢山撮ってくれていた(実際は嬉しくて笑顔がこぼれた)。自分の画像は見ていて恥ずかしいものだが、合唱団の団員さんの歌う姿を見るのは楽しい。男声役員のNさんなんかは、サシ身に構えて、体全体で表情豊かに歌っている・・・・普段観られない光景。その点、女声は身振りや顔の変化も控え気味。もう少し表情を出したほうが面白いのだが。

さあ、次は高い壁バッハである。頑張りましょう!

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フランク永井さんを偲ぶ会

久しぶりのブログ投稿です。だって忙しかった。特に先週はハードな東南アジア出張。これはまた後日機会を見つけて投稿します。

さて、丸の内合唱団の大きなイベント「フランク永井さんを偲ぶ会」に出演した。かつて、このブログでも触れたように、マルガツは縁あってビクターさんから「有楽町で逢いましょう」のCDを出したわけだが、その実績をかわれて今回の出演となった。というか、例によって「妄想」から、ビクターさんに「追悼会が計画されたら是非参加を・・・・」と色々お願いをしていたこともあるのです。

会場はホテルニューオータニ。参列者は往年の名歌手がずらり。ペギー葉山、雪村いづみ、橋幸夫、三田明・・・・・まさに壮観であった。我々は、この偲ぶ会にあわせて新たにレパートリー化した、「おまえに」「君恋し」をメドレーで歌い、私を含めた実行委員三人の短いスピーチの後、十八番「有楽町で逢いましょう」を歌った。実演で歌を披露したのは我々丸の内合唱団だけであり、大変光栄なことであった。

会場はさすがに年配の音楽関係者の方が多く、さながらOB会のよう。かなり喧騒状態ではあったが、合唱が始まると、おしゃべりも消え皆さん聞き入ってくださった。我々は、そうした会場の温かい雰囲気に包み込まれるようにして3曲を歌いきったが、歌っていてもとても楽しく、よい演奏が出来たと思っている。「有楽町」では、かのガッチャマンで有名な佐々木功さんが、後奏が終わる前から拍手をしていただき、素晴らしいエンディングとなった。

演歌・歌謡の方々は、普段は合唱を耳にすることも少なく、我々の演奏が新鮮だったこともあるだろう。もちろん、神尾さんの編曲の素晴らしさも大きいと思う。手前味噌にはなるが、実行委員のスピーチも事前に打ち合わせたわけでもないのだが、それぞれ持ち味が出ていて、笑を取る場面もあったりして好評だった。

丸の内合唱団は、現役の若い年代のワーカーが中心で(特に女声)、フランクさんの名前や歌を知らない人も多かった。しかし、この不思議なご縁を機会に、フランクさんの名曲や素敵な歌唱にふれ、すっかり彼のファンになってしまった。こうして、世代を超えてフランクさんの名曲が歌い継がれてゆくなんて、なんて素晴らしいことだろうと実感した。

さて、このイベントはスポーツニッポン配信の新聞記事に掲載されていてビックリ。なんとマルガツの名前もちゃんと出てるじゃありませんか。嬉しいです。

http://mainichi.jp/enta/music/news/20090228spn00m200018000c.html

お土産には、フランクさんの故郷宮城県の名酒「一の蔵」の特別なお酒が出されました。

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