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2008年12月31日 (水)

マルガツ ガラコン 大成功

丸の内合唱団のガラコンサートが終わった。大成功。

毎年、大晦日に第九を歌っているが、今年の第九は今までにも増して素晴らしかったように思う。

ひとつは、毎年合唱団の実力が上がっていることが大きい。私自身今年も歌い足りなかった部分はあったが、これまでに比べると、よく歌った・・・・・という達成感がぐんと増したように思う。勿論、第九は回を重ねるごとに上達している。しかし、今年はイベント続きで、定例の熱狂の日のほかに、「有楽町で逢いましょう」のレコーディングや丸の内交響楽団で5ヶ国語の合唱曲を歌ったことなどが、大変ハードな練習の中で、確実に合唱団の技量を向上させたような気がしている。

二つ目には、本棒を合唱団指導者の神尾先生が振ったこと。このため、練習の成果が直接本番の成果に結びついたのだと思う。合唱指揮者と本棒が違う場合は、よい意味での緊張感があって、これはこれでよいが、今回の場合は神尾先生手作りの「美しい」第九が出来上がったのである。事実、ご招待した芸大の瀧井教授さんからも「とても美しい合唱団である」との賛辞が寄せられた。

第九は、合唱団員の一人ひとりが、自らの歌として情感を込めて歌えたことが素晴らしい。だれかについてゆこうではなく、自ら進んで第九を歌ったのである。それが美しく、力強い響きを作ったのだと思う。

アンコールの「千の風」は、もうマルガツの十八番である。神尾さんのオケの編曲も素敵で、特に女声合唱を聴いてゾクゾクとするほど美しかった。会場のお客さんと一緒に合唱できたのもよい企画だった。歌が終わる前から、会場からたくまずして拍手が起こったのは、観客が歌に共感してくれたからに違いない。

「威風堂々」もフィナーレにふさわしい演奏だった。オケも指揮もノリにノッテていた。最後の演出=クラッカーの発射も上手くできた。これは、私の発案だから、発射担当を仰せつかったのだが、上手く行くか心配で、昨晩はよく眠れなかったほどである。発射のタイミングと、三人が息をそろえるところは、本当に緊張した。おかげさまで、皆さんに喜んでもらえてなにより、胸をなでおろした。

さて、来年も丸の内合唱団の企画は盛りだくさん。手始めはNHK生番組出演(「おーい日本、東京都」)丸の内文化祭、熱狂の日。秋には芸大とのコラボレーションが予定されている。その先になると、神尾音楽祭・・・・・そして妄想の世界だが、再来年は三菱1号館オープンフェスティバル、果てはドイツへ第九演奏旅行まで・・・・来年も「妄想、暴走」をモットーに私は頑張ります(笑)。皆さん一緒に頑張りましょうね。

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2008年12月30日 (火)

いよいよマルガツの第九

明日、いよいよ丸の内合唱団が第九を歌います。午後6時スタート丸ビルマルキューブです。

今回の本棒は合唱団指導者の神尾昇さん。合唱指導者が本棒を振るのは、とても嬉しい。でも、今日のゲネプロは、ちょっと棒に勢いがなかったのが気にかかります。合唱団にお構いなく、精一杯暴れてください。マルガツは神尾さんの棒についてゆきますから。

ソリストが指揮者の脇=最前列に並んだのも不可解だった。どうも、これは合唱団の舞台装置と関係があるらしい。今回はポータブル舞台なので、ソリストが後ろに並ぶと、高低差の関係から客席から見えにくくなるという問題があるようだ。舞台は確り作ってほしかったが、いろうろな制約がある中で仕方ないところだろう。

我々丸の内合唱団は、与えられた舞台の中でベストを尽くすだけだ。美しい第九の演奏を目指して、皆さん頑張りましょう。そして、色々な仕掛け?を用意していますから、観客の皆さんも存分に楽しみ&歌って?ください。

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2008年12月28日 (日)

第九を歌う

「第九を聴く」の次はいよいよ「第九を歌う」だ。

昨日、今日の二日連続で第九を歌った。今年の2回目、3回目の第九である(1回目は「1万人の第九」)。オーケストラは、仕事の都合で「第九を聴く」ことになった某在京フィル。昨日がサントリーホールで、今日は東京藝術劇場(通称芸劇)である。

第九の演奏を客席から客観的に聴くのもよいが、やはり舞台で歌ってこそ完全燃焼できるというものだ。指揮者やオーケストラを目の前にして歌い・聴く第九は素晴らしい。このオケとの協演では、曲の最初から合唱は舞台に乗っているので、1~3楽章がじっくり聴ける。第一楽章の緊迫感あふれる演奏、そして私が繰り返し主張する「世界で最も美しい音楽」の第三楽章を目の前で聴くことが出来る幸せは格別である。

今回指揮をされたマエストロNさんは、端正な音楽作りに定評があるが、今年は違う。オケや合唱団と一緒に燃え尽きんばかりの指揮ぶりである。舞台で聴いていても、情熱のほとばしりが直接感じられる、聴く者の胸が熱くなるような演奏で、我々が歌う合唱にもおのずから熱がこもってくる。特筆すべきは、そうした情熱の中にあっても、彼の強みともいうべき、パースペクティブのよさは健在。普段聴こえにくい楽器の旋律も自然に浮かび上がってくる。マエストロの指揮で第九が歌えて本当によかった。

因みに、マエストロの練習は実に楽しい。偉ぶらず、ユーモアたっぷりで、それでいて核心をずばりと突いてくる。特に、「例えかた」がユニークというか、お茶目で可愛らしい。押しも押されぬマエストロなのに、彼の人間性がにじみ出てくるような指導で、いっぺんで好きになってしまった。

さて、サントリーホールは音響のよさでは、わが国で一、二を争う名ホール。特に響きの芳醇さから声楽に向いており「歌のサントリー」とも呼ばれるが、第九の合唱は別物である。ほとんどの場合、サントリーの合唱はP席に配置されて歌うが、舞台が下に位置するので、特に後ろの列では指揮者を見下ろす形となり、顔が下を向いてしまい「客席に飛ぶ声」が上手く出せない。客席に向って歌うと、今度は指揮者が視界ギリギリとなって演奏に不安を覚えるのである。

さらにP席自体に高低差があるため、合唱の場合、後ろの列の声が頭を通り越してよく聞こえない。隣の席との間隔もあるので、かろうじて両側の歌い手の声が聞こえるに過ぎない・・・・・・・つまり、合唱としての一体感が生まれにくく、疎外感・孤独感のうちに合唱、いや「独唱」状態というハンディを負うことになる。芸劇はホールとしてのランクはやや落ちるが、舞台の上で合唱できるので、合唱団にとっては大変歌いやすいというメリットがあるのである。

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2008年12月25日 (木)

第九を聴く

私にとって第九は歌う(合唱団)ものだが、久しぶりに第九を聴いた。12月25日、某オーケストラの第九演奏会である。

指揮/沼尻竜典 ソプラノ/大岩千穂 アルト/清水華澄 テノール/錦織健
バス/ホセ・カルボ パイプオルガン/勝山雅世  
某オーケストラ

曲目

ギルマン/ヘンデルの主題によるパラフレーズ 
バーバー/きよしこの夜 
ウィドール/オルガン交響曲第5番より「トッカータ」
ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」

本来は舞台に乗っていたはずだが、今日は平日なので仕事がある。集合時間に間に合わそうもないので、参加はあきらめていたが、その分客席でじっくり聴けるのが楽しみであった。しかも席はA券だが二階のセンターで指揮が真向かいに見える最高のポジション。

合唱の印象を一言でいうと「大人の合唱」。音が揃っていてよくブレンドされとても上手い。こんなに凄い合唱団なのかと初めて認識した。その反面、ちょっと真面目すぎで面白みに欠ける。第一顔が怖い(笑)。もう少し感情豊かに歌ってくれるとより素晴らしいのだが・・・・・・・だから、感激も中くらい。ちょっと厳しすぎる批評だろうか。あと、女声と男声の数のバランスが悪いのか、男声が弱く聞こえる。まあ、これは多くの日本のアマチュア合唱団の悩みだろう。

個別にさらってみると(自分がバスだから男声中心になってしまうが)、最初の男声のFreudeは迫力不足。出だしだけに難しいところだがちょっと上品過ぎた。Dはよく揃って上手いが、声のブレンドがいまひとつ。男声が飛び出すJa,も上品過ぎる。待ってましたとばかりに踏み込んでほしい。Gの最後のvor Gottも男声が弱くないか。Iの男声行進曲は男らしくて大変力強い。Mは大変立派な合唱で、いかにも歌いこんできたということがわかる。ただ、型にはまった感じで、もう少し自由な勢いがほしいところ。Seit um schlungenは深い声が素晴らしい。ソプラノは全体的に響きがとても綺麗だが、高音が続くフレーズでは、どうしても音が下がり気味なのが残念。・・・・という具合に書いてきたが、おそらく自分が歌う側に回ったら、同じようになってしまう・・・・・第九は難しい曲である。

四人のソリストはいずれも素晴らしい。特にアルトの清水さんは深くて暖かみのある立派な声で、後半の4重唱であんなにアルトの声が飛びだして聴こえたのは初めてだった。また、バスのホセ・ガルボはオーストラリアの新進歌手。朗々とした大きな声はホールを包み込むようであった。ただ、待機中に左右をキョロキョロ見たりして落ち着きがなく、また歌の途中でも顔を振ったり手でしぐさをつけるなどオペラチックで行儀が悪いのが珠に瑕。

指揮とオーケストラも好演。沼尻マエストロの誠実で力のこもった指揮振りは客席から見ていても気持いい。音作りや楽曲の解釈もオーソドックスで、ツボを心得た演奏は安心して聴ける。オーケストラは木管がとても美しくて秀逸。弦も綺麗な音をしていたが、やや迫力不足・・・・というか、これはマエストロの意向かも知れない。

最後にオルガン演奏もよかった。選曲は近代・現代の作曲家によるクリスマスに因んだもの。東京藝術劇場のロマンティック・オルガンが真価を十分に発揮する。

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2008年12月24日 (水)

丸の内・・・冬のイルミネーション

昨日に続き、冬のイルミネーションを

今日はクリスマスイヴ。前に勤めていた丸の内の会社を訪問した帰りに「光都東京 LIGHTOPIA」を観てきた。観てきたといっても、丸の内仲通りをブラブラ歩くだけだが。

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出発点はパレスホテル隣の「和田倉噴水公園」。「明かり絵ファンタジア」と称して著名人や千代田区の小学生がメッセージを記したボンボリが700個並ぶ、なんとも幻想的な風景。著名人には、あの未曾有「麻生太郎」や某メガバンクのトップのものもあるそうだ。特に丸ビル・新丸ビルを背景にした景観は癒しの空間といえよう。

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LIGHTOPIAのメインストリートは丸の内仲通り。電飾をまとった街路樹は、美しい輝きで見る人の目を楽しませてくれる。同時に、なにか懐かしい思いが心に湧き出てくる不思議さがある。それにしても丸の内は大きく変貌した。30年前は夜間になると光も人もいない、虚構の街だった。三菱地所の再開発で、新しいビルが建ち、通りに面した一階フロアにはブランドショップや有名レストランが軒を並べる。華やかで生き生きとした、血の通った街になっている。今夜はクリスマスイヴで、手を繋ぎ肩を寄せ合うカップルが普段より多いように感じたが、いまや丸の内はショッピング&デートスポットなのである。いまさらながら、三菱地所の発想・創造の素晴らしさに驚きを禁じえない。

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最後に丸ビルに立ち寄った。一階マルキューブではケミストリーが歌うというので、大変な人出。グランドフロアは勿論、二階、三階まで人が鈴なりである。我々丸の内合唱団も大晦日にここで第九を演奏するのだが、あやかりたいものだ。

いつも会場の設営・オペレーションをしている責任者のKさんを探し出し、挨拶をした。Kさんは、この季節毎日大きなイベントがあるので大変な忙しさで、時間管理やアクシデント対応でいつもピリピリしている。彼がいるから我々合唱団も安心して演奏が出来る。団員の皆さん、もしゲネプロや本番会場で彼を見かけたら、労をねぎらってあげてくださいね。

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2008年12月23日 (火)

冬のイルミネーション

久々のブログである。中国出張や帰国後仕事が多忙であったことで、なかなかアップする時間もなかった。また、しばらく遠ざかっていると、億劫な気持になるのも確かである。勇気を振り絞って書くとしよう。

中国の雑感でもと思ったが、クリスマスもすぐそこということで、イルミネーションを採り上げる。近年、クリスマスが近づくと自宅をイルミネーションで飾る家が増えている。ハウスイルミネーションである。私が住んでいる住宅地にもハウスイルミネーションが増えてきた。昔は単なる電球の電飾だったが、発光ダイオードの普及により色も多彩かつ華やかになっている。またサンタやトナカイなどの立体的なイルミネーションも増え、家々が工夫を凝らしているのが面白い。

かくいう我が家も通りに面していることもあって、子供が学校に行っていた頃は玄関のシンボルツリーに電飾を飾っていたが、大分前にやめた。子供が大きくなったし、飾り付けが結構面倒なのである。それでもハウスイルミネーションが増えているのは、クリスマスを楽しもうという心豊かな家庭が増えてきているのだろう。

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同じ町内で有名なのが上の写真の家。かなり前からイルミネーションをつけていたが、毎年買い足してゆくので、シーズンが来るたびに豪華になってゆく。しかも高台にあって、モノレールの駅からよく見えるので、いかにも自慢げであるのもほほえましい(左写真)。反対側の玄関に回ってみると、これまた豪華なイルミネーション。ここまでやれば楽しむためではなく「見せるため」のイルミネーションで、立派である。近所からわざわざ見物に来る人もいるし、ちょっと遠くから車で乗りつける人もいて、結構混雑しているのである。

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さて、毎年秋に行われているNHK音楽祭の放送があった。ちょこちょこ見てはいたのだが、今年のテーマであるバイオリン協奏曲を纏めた番組を見た。庄司沙矢香のチャイコフスキーには感嘆した。20代の若さ、そしてあの小さな体から素晴らしいパワーが発散されている(小柄だからバイオリンじゃなくてビオラに見える)。テクニックが優れているのは言うまでもないが、演奏の気迫が一触即発という感じで圧倒される。聴く者の胸に食い込むような演奏の解釈、アーテキュレーション・・・・・・特に間(ま)のとり方は明らかに東洋、いや日本のそれである。昔のチョン・キョン・ファの演奏が頭をよぎった。

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