ラフマニノフの新曲
ラフマニノフの新曲、いや珍曲を聴いた。
毎週、J-POPSヒットチャートを録画しているのだが、なかなか時間がなくて視聴できない。昨日、久しぶりに飛ばし見したのだが、なかなか面白かった。まずは、ゴスペラーズノ「Sky Hight」。ゴスペラーズは好きなグループだし、良い歌を歌っているのだが、なにせあのハイトーンには手も足もでない。それでも、リーダー格の黒沢薫が独立して歌っている名曲「遠い約束」はキーを下げて愛唱している。
さて、肝心の「Sky Hight」なのだが、とても良い歌・・・・いや、まてよどこかで聴いたなじみのあるメロディライン・・・・・それもそのはず、ラフマニノフのピアノコンチェルト第二番三楽章の主題を、ほぼそっくりそのまま使い、日本語の歌詞をつけた曲なのだ。
http://jp.youtube.com/watch?v=MxQCs9L1Xqk
もともとこの曲はロシアロマンチシズムの極致みたいな曲で、映画音楽と聴きまごうばかりの有名曲。実際、古くはイギリス映画「逢びき」で、またモンローの「七年目の浮気」にも使われていたことは広く知られている。ラフマニノフの交響曲第二番もロマンチックな旋律にあふれ、ポピュラーにも編曲されている。かのハリウッド出身で(笑)、いまや押しもおされぬ大指揮者のアンドレ・プレヴィンがこのシンフォニーを十八番としていたことも、無縁ではない。
ゴスペラーズのこの曲は、現在放映中のアニメ版「のだめカンタービレ」のオープニングテーマなのだそうだ。アニメは残念ながら見たことはないのだが、なるほどと思う。テレビドラマの「のだめ」でも主人公の千秋君が、番組中によくこの曲を弾いていたからだ。因みに、上記PV(プロモーションビデオ)では、オーボエ吹きの高校生の主人公がフランス留学が決まり、恋人と別れなければならなくなる・・・・・という切ないラヴストーリーの設定になっていて、「のだめ」を意識しているようだ。
もうひとつ驚いたのは、南沙織の「十七才」。銀杏BOYZとかいう4人組のロックバンドが歌っている。まあ、これも「Sky Hight」同様、先日ブログに書いたカヴァーの一種。南沙織の「十七才」は我々の年代ならばダレでも口ずさめる青春の歌(表現古いが)である。南沙織の爽やかで、ちょっとエキゾチックで、そして意外にもとても深い声に当時魅了されたものだ。
http://jp.youtube.com/watch?v=Lxb_VmBHM10
ところが、この銀杏BOYZの歌は一言で言うと暴力的でありアナーキーな歌い方である。なんで、そんなに怒って歌わなくても・・・・と感じる。WIKIで調べると、「何にも比喩しない裸の歌詞、性的衝動を書きなぐった歌が特徴」とある。また、ライブではメンバーが全裸になり、書類送検されたり、かなり破天荒なグループだ。しかしである。南沙織ファンで「こんな歌けしからん」と怒っていた私が、聴いてゆくうちに、心が揺さぶられるような感じを覚えるのである。
この十七才、映画「俺たちに明日はないっス」の主題歌だそうだ。PVの映像はまさにこの映画であり、タイアップしている。先の「Sky Hight」も青春ものだが、このPVを見る限り、「俺たちには・・・」は、生の青臭い青春像がユーモラスに描かれているようだ。「Sky Hight」の切ないラブストーリーとは正反対だが、どっちも真実?
別の番組で、SALYUのインタビューがあってたまげた。彼女の声は天からの授かりものだと思う。とても深く聴くものを包み込むような豊かな、そうでいて張りのある声。非常に特徴的で一度聴いたら忘れられなくなる。名プロデューサーの小林武史がほれ込んだのも良く分かる。特にミスチルの桜井などによるユニットBankBand との「to U」は非常に素晴らしいし、その後の「iris~しあわせの箱」も彼女の持ち味を十二分に発揮した曲だった。
http://jp.youtube.com/watch?v=0BnwrqK1rP8
惜しむらくは、容姿がもう少し良かったら・・・・・といつも思っていたのだが(だからファンが少ないというメリットもあるのだが)・・・・・・・なんとダイエットで別人のような可愛い?容姿に変身したのである。1年くらいの間に、これは驚き。女性は侮れない。
こりゃ別人だよね(笑)。神様が与えてくれた声質が変わらないことを祈る。
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コメント
音楽への愛着と幅広い守備範囲に敬服しますね~知る範囲では、SEAMO『Continue』がエルガー『威風堂々』をモチーフにした歌になってます。
宜しくどうぞ♪
投稿: グレート・ゴーヤ | 2008年12月 2日 (火) 12時36分
ゴーヤさん
コメントありがとうございます。
いやいや、広く浅く・・・・・いま流行の「羞恥心」じゃなくて好奇心があるだけです。
私の知る限りでは、KREVA「国民的行事」はモーツァルトの「アイネクライネナハトムジーク」のメロディをそっくり借用しています。
投稿: ムコ殿 | 2008年12月 3日 (水) 08時31分