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2008年11月30日 (日)

ラフマニノフの新曲

ラフマニノフの新曲、いや珍曲を聴いた。

毎週、J-POPSヒットチャートを録画しているのだが、なかなか時間がなくて視聴できない。昨日、久しぶりに飛ばし見したのだが、なかなか面白かった。まずは、ゴスペラーズノ「Sky Hight」。ゴスペラーズは好きなグループだし、良い歌を歌っているのだが、なにせあのハイトーンには手も足もでない。それでも、リーダー格の黒沢薫が独立して歌っている名曲「遠い約束」はキーを下げて愛唱している。

さて、肝心の「Sky Hight」なのだが、とても良い歌・・・・いや、まてよどこかで聴いたなじみのあるメロディライン・・・・・それもそのはず、ラフマニノフのピアノコンチェルト第二番三楽章の主題を、ほぼそっくりそのまま使い、日本語の歌詞をつけた曲なのだ。

http://jp.youtube.com/watch?v=MxQCs9L1Xqk

もともとこの曲はロシアロマンチシズムの極致みたいな曲で、映画音楽と聴きまごうばかりの有名曲。実際、古くはイギリス映画「逢びき」で、またモンローの「七年目の浮気」にも使われていたことは広く知られている。ラフマニノフの交響曲第二番もロマンチックな旋律にあふれ、ポピュラーにも編曲されている。かのハリウッド出身で(笑)、いまや押しもおされぬ大指揮者のアンドレ・プレヴィンがこのシンフォニーを十八番としていたことも、無縁ではない。

ゴスペラーズのこの曲は、現在放映中のアニメ版「のだめカンタービレ」のオープニングテーマなのだそうだ。アニメは残念ながら見たことはないのだが、なるほどと思う。テレビドラマの「のだめ」でも主人公の千秋君が、番組中によくこの曲を弾いていたからだ。因みに、上記PV(プロモーションビデオ)では、オーボエ吹きの高校生の主人公がフランス留学が決まり、恋人と別れなければならなくなる・・・・・という切ないラヴストーリーの設定になっていて、「のだめ」を意識しているようだ。

もうひとつ驚いたのは、南沙織の「十七才」。銀杏BOYZとかいう4人組のロックバンドが歌っている。まあ、これも「Sky Hight」同様、先日ブログに書いたカヴァーの一種。南沙織の「十七才」は我々の年代ならばダレでも口ずさめる青春の歌(表現古いが)である。南沙織の爽やかで、ちょっとエキゾチックで、そして意外にもとても深い声に当時魅了されたものだ。

http://jp.youtube.com/watch?v=Lxb_VmBHM10

ところが、この銀杏BOYZの歌は一言で言うと暴力的でありアナーキーな歌い方である。なんで、そんなに怒って歌わなくても・・・・と感じる。WIKIで調べると、「何にも比喩しない裸の歌詞、性的衝動を書きなぐった歌が特徴」とある。また、ライブではメンバーが全裸になり、書類送検されたり、かなり破天荒なグループだ。しかしである。南沙織ファンで「こんな歌けしからん」と怒っていた私が、聴いてゆくうちに、心が揺さぶられるような感じを覚えるのである。

この十七才、映画「俺たちに明日はないっス」の主題歌だそうだ。PVの映像はまさにこの映画であり、タイアップしている。先の「Sky Hight」も青春ものだが、このPVを見る限り、「俺たちには・・・」は、生の青臭い青春像がユーモラスに描かれているようだ。「Sky Hight」の切ないラブストーリーとは正反対だが、どっちも真実?

別の番組で、SALYUのインタビューがあってたまげた。彼女の声は天からの授かりものだと思う。とても深く聴くものを包み込むような豊かな、そうでいて張りのある声。非常に特徴的で一度聴いたら忘れられなくなる。名プロデューサーの小林武史がほれ込んだのも良く分かる。特にミスチルの桜井などによるユニットBankBand との「to U」は非常に素晴らしいし、その後の「iris~しあわせの箱」も彼女の持ち味を十二分に発揮した曲だった。

http://jp.youtube.com/watch?v=0BnwrqK1rP8

惜しむらくは、容姿がもう少し良かったら・・・・・といつも思っていたのだが(だからファンが少ないというメリットもあるのだが)・・・・・・・なんとダイエットで別人のような可愛い?容姿に変身したのである。1年くらいの間に、これは驚き。女性は侮れない。

http://www.salyu.jp/

こりゃ別人だよね(笑)。神様が与えてくれた声質が変わらないことを祈る。

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2008年11月26日 (水)

一万人の第九

一万人の第九(万九)に参加することになりそうである。もともと丸の内合唱団の有志が万九に参加する計画だったのだが、申し込み時に男声の人数が足りないので名義貸しをした。でも、参加費も取られたことだし、まあ参加しようかな・・・・という気分であった。

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今週の月曜日祝日にサントリー小ホールで、総監督=指揮者の佐渡裕マエストロによる練習があった。佐渡さんの人柄に触れて感激し、やはり絶対に参加したいという気持に変化した。

佐渡さんは噂どおりに「あつい」人である。第九に対する思い入れも人並みではない。我々アマチュアを指導していても、全身全霊でぶつかってくる感じ。佐渡さんは我々の合唱を聴いて涙ぐむほど熱く、そして感激屋である。私も感激屋であるから、こういうタイプの人には弱い。一緒にもらい泣きしたらどうしようか・・・・いいや、第九という曲自体が、十分人を感動させ、涙させる名曲なのだ。

佐渡さんの話を聞いて嬉しかったことが二つあった。ひとつは、第九第三楽章の感じ方である。私が第九で好きなのは第三楽章アダージョであると以前のブログで書いた。これは素晴らしく美しい音楽だ。「第九が3楽章で終わってくれたら、どんなにか嬉しい」と言った人がいたそうだ。第四楽章の合唱は例えようもなく偉大かつ素晴らしい音楽だが、第九全体から見ればむしろ異質とも感じられる。その点、3楽章はただただ美しく、「ベートーヴェンのアダージョで最も美しい」とか、「ベートーヴェンが書いた最美の音楽」ともいわれる。でも、私にとっては「世界で一番美しい音楽」である。あまりに美しすぎて、舞台の上で聴いていて鳥肌がたち、涙を禁じえないほどである。それを佐渡さんは、「最高の愛の歌」と評してくれた。なんと嬉しいことだろう。マルガツの丸ビルでの演奏は第四楽章だけ。全楽章全曲は無理だとしても、なんとか三楽章から出来ないものか。入江団長、神尾先生来年は是非お願いします。

二つ目が、フリーメーソンのこと。佐渡さんは練習のとき「ハイドンやモーツァルトがフリーメーソンだったことは有名」だとわざわざ言った。ではベートーヴェンは?確固たる証拠はないし諸説あるのだけれど、ベートーヴェンの思想そのものはフリーメーソンに近いと私は思う。第一、シラー原作の第九の詞がフリーメーソンそのものなのである。「人類皆兄弟」という考え方は、メーソンの「自由、平等、博愛」に合致する。フリーメーソンというと、いかがわしい秘密結社・・・・・秘密結社そのものが怪しい響きであるが・・・・と勘ぐる向きがある。しかし、メーソンの思想は極めて純粋なものであり政治的あるいは陰謀的なものとは対極にある。私は心情的にはフリーメーソンの教条が好きである。特に博愛・・・それも女性に対しての博愛(笑)である。かつて私は東京タワー下にあるロッジ(拠点:教会のようなもの)を見学に行ったほどである。佐渡さんがフリーメーソンかどうかは別として(おそらく違うが)、彼の口からメーソンの言葉が出てきて嬉しかったのである

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2008年11月24日 (月)

来秋マルガツ芸大コラボに出演ヵ?!

東京藝術大学の定期演奏会を聴きに行きました(1121日金曜日)。場所は藝大キャンパス内の奏楽堂です。

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もともとは、「藝大in丸の内」で藝大の瀧井教授をご紹介いただき、今回の演奏会にお招きいただいたのです。http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-96e7.htmlその後、瀧井先生とは不思議なご縁を感じることになりますが、そのお話は後で。

演奏曲目は、メンデルスゾーンのオラトリオ「パウロ」。彼のオラトリオ「エリア」は日本でも比較的よく演奏されますが、この「パウロ」はまれ。二時間超の一大叙事詩です。瀧井先生によると、08~09年はメンデルスゾーン生誕200年とパウロ生誕2000年が重なる記念すべきシーズンだとのこと。まさに時機を得た素敵な企画を先生がなさいました。私は中高校がカトリックだったので、多少のキリスト教の知識があります。パウロは初代教皇ペテロと並び称される大聖人。もともとはイエス・キリストを迫害する立場にありましたが、復活したイエスに出会ったことでキリスト教に改宗する「パウロの回心」が有名です。メンデルスゾーンの本曲でも、パウロの目が見えなくなり、神の力によって再び目が見えるようになるのですが、その時「目から鱗のようなものが落ちる」というくだりがあり、これが現在の「目から鱗」の由来となったと言われています。

このオラトリオを聴くと、主人公パウロは、第一部すなわち回心前まではサウロと呼ばれていますが、回心した第二部ではパウロになっている・・・・なぜという疑問があり、この機会に調べなおしてみました。いくつか説がある(もともと二つ名前があった)のですが、最も納得が行くのは、回心を契機に自ら改名したという説。パウロには「小さき者」という意味があり、彼は自らを「使徒達の中で一番小さな者であり、使徒と呼ばれる値打ちのない者です」(コリント人への手紙)と言っているのです。

さて、肝心の演奏ですが大変感動しました。圧倒的な合唱の迫力です。最初の音を聴いた瞬間から、150人あまりの藝大の学生さん(声楽科)の声がひとつになって覆いかぶさってきます。特に子音の発音の確かさ、声の同質性は素晴らしく、音が立って聞こえるのです。迫力と明快さ・・・・・まさにこの上ない快感に浸ることが出来ました。こんな素晴らしい演奏、合唱を聴いてしまうと、終演後は脱力感と我々丸の内合唱団のとのレベルギャップを思い知らされました。まあ、相手はプロだから仕方ないですけどね(笑)。

今回の演奏で気がついたこと。ひとつは、メンデルスゾーンの音楽の作り方。声楽の扱い方がとても上手い。彼がバッハの名曲、いや人類の至宝である「マタイ受難曲」を復活したことは音楽史上特大筆される「事件」ですが、バッハの伝統の上に立った彼の宗教曲は時代を超えて感動を与えてくれます。冒頭序曲にバッハの有名なコラール(カンタータ)「目覚めよ、と呼ぶ声あり」のモティーフが出てきてビックリします。曲中にもこのコラールが挿入されていますが(16番)、私はメンデルスゾーンのバッハへの敬愛を示すものと考えました。瀧井先生は、バッハから流れ来る宗教曲の伝統を自分が受け止め、それを発展させる矜持・・・・というような表現をされていましたが、確かにこの矜持がパウロ、そして晩年の傑作エリアへと昇華されてゆくのでしょう。また、瀧井先生は曲中の「石投げ」の激しい場面には、メンデルスゾーン自身の体験が反映されているともおっしゃいました。彼は裕福なバンカーの家に生まれましたが、ユダヤ人という出生から、いわれのない迫害にあっていたことも事実です。その不条理な気持も、この「パウロ」に盛り込まれ神の力によって浄化されることを願ったのかもしれません。

さて、コンサートの始まる前と休憩時間に、瀧井先生から藝大の先生方をご紹介していただきました。直野資教授、佐々木典子准教授、多田羅迪夫教受・・・・日本を代表するそうそうたる声楽家の先生方で、私にとって夢のようなひと時でした(後でサインをいただきたかったと後悔しきり)。ついでに申し上げると、先生方は皆さん偉ぶらず、とても紳士的でユーモアがあり温かみにあふれた方々で、私のような初対面の者にも優しく接していただき、感激しました。

http://www.geidai.ac.jp/staff/fm016j.html

http://www.geidai.ac.jp/staff/fm012j.html

http://www.geidai.ac.jp/staff/fm013j.html

勿論、ただご挨拶ということだけではなくて、瀧井先生が来年の秋の「藝大in丸の内」の企画を考えていらして、オペラハイライトをやりたい。その際に、丸の内合唱団にも出演してほしい・・・・という前提があったからなのです。マルガツが藝大と協演する・・・・・・これまた夢のようなお話ですが、大変名誉なことです。

瀧井先生のお考えは、藝大が丸の内に出張してくるだけでも意義は大きいが、丸ビルやホールで演奏するだけではなく、丸の内で働いている人たちとともに演奏する・・・・・そこに本当のコラボレーションの意義がある、というものだと思います。私もまったく同意見で、「丸の内から文化発信」を目指すマルガツの理念とピッタリあうような気がしています。具体的な内容の取り決めはこれからですが、丸の内合唱団の皆さん、来年の秋を目指して頑張って「声」を磨きましょう。

最後になりましたが、瀧井先生とは不思議と共通することがあります。スポンサーの地所さんと打ち合わせした場所が、丸ビルの「フレミナール」という小岩井農牧経営のレストランで、そこの店員さんから瀧井先生もよくお見えになるとの話を聞きました。さっそく、その旨を瀧井さんにお伝えしたら、瀧井先生は毎年小岩井農場に生徒さんをつれて合宿・演奏会を開かれているとのこと。私は驚きました。だって、小岩井さんとは前にいた会社とお取引があって、社長さんもよく存じ上げている間柄。盛岡の小岩井牧場にも二度ほど足を運んでいるからです。来年の夏は、瀧井先生の合宿を訪ねて小岩井に行くことになるかもしれませんね。

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2008年11月20日 (木)

鍋シーズン到来

ようやく本格的な冬がやってきた。冬といえば鍋。

寄せ鍋、ちゃんこ鍋、水炊き、鴨鍋、かき鍋、てっちり、・・・・・美味しい鍋は数えたらきりがない。昨日もきりたんぽ鍋を食した。昨日会社の同僚と鍋談義が弾んだのだが、このところ「もつ鍋」がリバイバルブームだそうである。そういえば先日、あの丸ビルの中にももつ鍋専門店が入っていた。特に女性を中心に人気が出ているのは、コラーゲンがたっぷりで、カロリーも低いこと。あのもつのプリプリ感はコラーゲンだそうで、要はヘルシーさが受けているようだ。

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株式の運用をやっている同僚の一人が面白いことを言っていた。もつ鍋が流行し世の中に認知されたのが1992年頃。バブル景気が崩壊し日経平均が15000円を割り込んだ時分だという。こうした世相を反映して、それまで福岡中心の郷土料理だったもつ鍋が、「安い、旨い、ボリュームある」ことに注目され全国的ブームになったという分析である。

現在の第二次ブームは先ほどのヘルシーさが受けているとは思うが、アメリカ発の世界金融危機が、世界同時不況に拡大するなかにあって、もつ鍋の「コストパフォーマンス」の高さが再認識されていることがあるのではなかろうか。食生活の違いはあるにせよ、福岡の郷土料理が、ひょっとするとグローバルなメニューになる日が来るかもしれない。

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上の写真は、ティラミスカフェ。毎朝通勤途上で立ち寄る某文具メーカーが経営している喫茶店の新メニューである。私が常連であるおかげかわからないが、カプチーノ珈琲の上に、生クリーム山盛り、ココアパウダーも大サービスしてくれた。朝から高カロリーだが、なかなの美味。

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2008年11月17日 (月)

浅草めぐり

昨日は久々に浅草にあそびに行った。夜錦糸町で以前働いていた銀行関係者のコンサートがあったので、その前に浅草に赴いた。

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ただ、あてもなく行ったわけではなく、浅草大観光祭が目当てである。そのためか、仲見世はいつにも増して人人人の大洪水である。興味深いのは浅草寺のご本尊、お前立て観音のご開帳があること。ただ、遠くから見るとボヤっとしていて、小体であることもあってよく分からないというのが実態である。

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本当の本尊は聖観世音菩薩だが、これは絶対秘仏として知られていて、1400年もの間一度もご開帳されていない。このため、浅草寺のご本尊は紛失して今はない・・・という噂もあるのだ。かなり前のことだが、なにかのパーティーで浅草寺近くにある寺の住職から聞いた話。秘仏にしているのは、ご本尊が失われているから・・・・・実はその住職の寺にご本尊が安置されているから間違いない・・・・といういかにも嘘っぽい話だったのだが、坊主が嘘をつくわけもないし、と今まで半信半疑でいる。

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面白かったのは、お手綱。期間中、本堂前には3本の開帳塔婆が立ち、その塔婆からはお手綱が渡される。 お手綱は本堂のお前立観音の手に繋がっており、このお手綱を手に取ることで、直接お開帳のご本尊さまとご結縁できるというもの。 お手綱は、赤・黄・白・緑・紫の5本あって、参詣者が手にとってありがたく拝んでいた(私は黄色、家内は赤)。

そのあと、普段は見ることが出来ない伝法院の寺宝と庭園を見学。中でも作庭家として名を成した小堀遠州作による回遊式庭園は見事であった。浜離宮や六義園などと比べると小規模だが、浅草寺の寺塔特に五重塔を借景にした景観は見事であった。

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さて、ちょいと早いが食事でもと伝法院を出ると、奥山風景といって出店や大道芸が賑やかに催されています。面白かったのが見世物舞台。「大いたち」「大猿小猿」「大かみ娘」とオドロオドロしい化け物の看板が並んでいます。

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時間がなかったので中には入らず、塀の隙間から覗き手見ると、なんと「大かみ娘」は大きな和紙に筆で黒々と娘の字が大書されています・・・・・・なるほどねえ。と感心することしきり。この発想で行くと「大猿子猿」は「大きなザルと小さなザル」。「大いたち」は「大きな板に血(のようなものが)塗られてる」ということになるでしょう。他愛のない言葉遊びですが、なんともユーモアたっぷりで江戸時代の町人文化のウィットが感じられて楽しくなります。

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食事はもんじゃ焼き。家内が食べたことがないというので鮨屋通りの「祭りばやし」という店で。鉄板焼き、お好み焼き、もんじゃ焼きのセットで一人前1500円は安くて上手い、言うことなしです。

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最後は喫茶「アンヂェラス」を探し当て、名物梅ダッチコーヒーをいただきました。これは、アイスコーヒーに梅酒と梅をいれたこの店独自のメニュー。池波正太郎も贔屓にしていたという浅草らしい、浅草の良さを伝える名店です。

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2008年11月15日 (土)

第九を歌う楽しみ

いよいよ第九の季節がやってきた・・・・・ということで、第九についての私の想いを書こう。

①今年の第九出演予定は4回。内訳は某オケ付属合唱団2回、丸の内合唱団1回、そして初参加の1万人の第九。本当は某オケ合唱団は3回なのだが、一日は平日なので当然尾ことだが本業優先で欠席する。

②マルガツは例年吉田先生が指揮してきたが、今年は神尾さんが本棒を振る。理想的な形としては、合唱指揮の先生がそのまま本番も振ることだが、クラシック業界は階級社会でなかなかそうは行かないのだ。だから、今年は神尾さんの指揮で私としてはとても嬉しいし(マルガツとしても)、神尾さんも大変喜んでいるに違いない。

③第九の合唱を歌うなら、全曲つまり第1楽章から舞台に乗って演奏したい。某オケ付属合唱団では、全曲(1~3楽章)舞台の上で聴ける。第九は普通の交響曲の体裁だから、1~4楽章で完結する曲。全曲を聴かなければ本当の良さは分からない。丸の内合唱団では4楽章しか演奏しないが、4楽章は1~3楽章の否定形であり、否定される前の3つの楽章を聴かなければいけないのだ。個人的に好きなのは第3楽章アダージョ。素晴らしく美しい音楽だ。「第九が3楽章で終わってくれたら、どんなにか嬉しい」と言った人がいたそうだ。4楽章の合唱は例えようもなく偉大かつ素晴らしい音楽だが、第九全体から見れば異質とも感じられる。その点、3楽章はただただ美しく、「ベートーヴェンのアダージョで最も美しい」とか、「ベートーヴェンが書いた最美の音楽」ともいわれる。でも、私にとっては「世界で一番美しい音楽」である。丸の内合唱団でも、いつか全曲演奏したいと願っている。

https://app.f.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=13991094&blog_id=206840

④第4楽章、合唱の詞・曲の素晴らしさ。第九はもちろんドイツ語で歌うのだが、我々聴いている人(日本人)にとって内容を理解するのは難しい。先日の三菱地所さんとのミーティングでも、第九の言葉の意味をほとんどご理解されていなかった。ドイツ語を聴いても分からないのは仕方のないこと。そこで、年末の丸の内合唱団第九では、神尾さんが詞の解説をする予定である。

本当にこのシラーの作詞は素晴らしい。一言でいうと「人類愛」「人類は皆兄弟=Alle Menschen Werden Bruder 」という内容である。現代にも、いや現代にこそ訴えたい詞の内容なのだ。Deine Zauber Binden wider,was die Mode streg geteilt・・・・という部分も大好きだ。すなわち、「時が厳しく引き裂いたものを、あなたの不思議な力が、再び結びつける」という意味。世界には、戦争や紛争、病気、格差や差別、いじめなどによって、社会や家庭、学校などからプッシュアウトされ、「引き裂かれた」人たちが沢山いる。それを神・・・・必ずしもキリスト教の神ではないと思う・・・・的な力が結びつける・・・・そうなることを願うという、まさに感動的な内容なのだ。

私は出来れば全世界の人にこの歌を聴き内容を理解してもらいたい。いや全世界の人たちに一緒に歌ってもらいたいと思う。老若男女、大人から子供まで、たとえば、差別した人も、差別された人も皆である。そうすれば、世の中に醜い紛争や格差意識、差別やいじめはなくなるはずだからだ。

こうした想いで今年も第九を歌いたい。

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2008年11月13日 (木)

ハリケーン ムコ殿

以前、私は「嵐を呼ぶ男」と呼ばれるとブログに書きました。もちろん、石原裕次郎の同名の歌が由来ですが、なぜか私がいるところ、大きなイベントが生じてしまうのです。これも妄想かもしれませんが(笑)。

ところが最近はいろんな人を手繰り寄せてしまうのです。たとえば、今後丸の内合唱団でお世話になるであろう藝大の先生との不思議なご縁があります。そして今日も驚きました。

ひとつ前のブログで、三菱地所さんとのミーティングの話をしました。地所さんからは5人も出席いただき大変有意義な会合でした。今夜私は、会社の懇親会があり、和やかに終了した後帰宅。いつものように地元のモノレール駅の乗車列に並ぼうとしたら、私のまん前に・・・・・まてよ、ひょっとして・・・・・そうです。ミーティングでお会いしたFさんがいらしたのです。ええーっ。思わず「Fさん!」と声をかけたら、先方もビックリ。私が「奇遇ですね。どちらの駅ですか」と聞くと、これまた同じ降車駅なんです。二人で驚くことしきり。信じられません。こんなことってあるんですね。

しばし、モノレールの中で会話が弾んだのは言うまでもありません。今度地元で飲みましょうと挨拶して、駅で別れました。飲み会の話題はなんだって?当然、マルガツの次の企画です(笑)。歴史は・・・・じゃない、企画は夜作られるです。

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ひょっとして、私には人をひきつける何かがあるのではないか・・・・と思うようになりました(また、妄想)。求心力ですから、「嵐を呼ぶ男」を返上して、ハリケーン ムコ殿のニックネームはいかがでしょう。

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2008年11月11日 (火)

ムコ殿、役員再登板ヵ?!

あいかわらず、スポーツ新聞の見出しです。ムコ殿とは、私のこと。

月曜日の丸の内合唱団練習の際に、私が役員に選任された。この6月に団長を退任したばかりなのに、申し訳ない気持です。もともと、本業のほうが忙しくなり、とても体がもたない・・・などの理由で退任したのですが、再登板することになりました。

というのも、新団長にIさんが就任したのですが、Iさんはこのブログで何回か採り上げている通り、私の尊敬する親友だからです。彼に頼まれれば、なかなか断るのは難しい。そこで得意分野(笑)の渉外・広報に限ってお引き受けすることにしたのです。

副団長さんからは、「渉外は私しかいない・・・」などとおだてられたのが運のつきでもありました。私は、「渉外の障害を乗り越える」とか「生涯一捕手」なんて、例によって駄洒落をかましつつお引き受けしました。駄洒落では神尾さんに負けませぬぞ。

副団長さんいわく、「私を放っておくと、なにをしでかすか分からない。だから役員になってもらう」と、冗談とも分からない話をしていましたが、これが本音かもしれません。なにせ、「野に虎を放つ」状態ですから(笑)。役員に取り込んで、首に鎖をつけておきたいのでしょう。でも、そうはいきませんよ。役員になっても、このブログの読者の期待を裏切るわけにはいきません。裏情報、リーク情報満載のブログ方針を続けたいと思います。ご賛同される読者の方は、このブログに、ぜひコメントをつけてください。役員の除名処分はいつでも受けますから、ご覚悟ください(笑)。

さて、今日はお世話になっている三菱地所さんとのミーティング。場所は丸ビル。いつもお忙しいので、たまには食事しながらゆっくりと話したかったのです。この中身は流石にここではいえません。おって皆さんに正式に報告があるはずです。でも、大変和やかに、マルガツの苦労話も交えて、意見交換が出来ました。とても有意義なミーティングでした。

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帰り際に丸ビルのエレベーターを降りてゆくと、マルキューブに大きなクリスマスツリーが準備されている最中でした(写真は去年のツリー)。そこでまた妄想が・・・・私の妄想はなにかに刺激されて突然やってきます。「そうだ、京都へ行こう」・・・これはJR.。「そうだ、クリスマスキャロルを歌おう!」。来年の12月は、丸の内合唱団がクリスマスツリーを背景に、クリスマスコンサートをやっている画像が私の脳裏にはっきりと浮かんできました。是非、やりましょう。そして、三菱地所さんよろしくお願いします。また、楽しみが増えました。来年の12月はクリスマス&第九ガラコンサートで忙しくなりますよ!

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2008年11月 9日 (日)

フランク偲ぶ会にマルガツ出演か?

またまたスポーツ新聞の見出しのようでゴメンナサイ。

フランク永井さんが亡くなって、「有楽町」レコーディングでお世話になったディレクターさんにお悔やみの言葉を申し上げたことは、以前このブログで紹介しました。ところが、これにシンクロするように、丸の内合唱団の団員さんがディレクターさんと直接コンタクトをとっていたようなんです。

ある方は、訃報を聞いてすぐに有楽町の歌碑まで飛んでいって、マスコミのインタビューを受けた・・・・また、山野楽器に行って有楽町のCDを目立つところに置き換えたこと(よくやった!)。その後、再び山野楽器を訪ねたら、フランク永井の追悼コーナーが出来ていて、有楽町のCDも目立つトコロに並んでいたこと・・・・・などを丁寧にディレクターさんに報告していてくれたのです。そして、マルガツでお役に立つことがあればご協力しますということも申し添えていただいた。

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そうしたら、ビクターのディレクターさんから返信メールが来たのだそうです。中身の詳細は申し上げることは出来ませんが、重要なのは「フランクさんの訃報で、有楽町CDを世の中に再びアピールできることは、何かの巡りあわせだと思います」そして「何か追悼などの企画で(丸の内合唱団に)歌ってもらったりする場面が作れればと思っています」と書いてこられました。ひょっとすると、本当に追悼イベントにお声がかかるかもしれません。皆さん、心と喉の準備をしておきましょう(笑)。

まったく団員さんたちの行動力には驚かされます。たいしたものです。以前に比べて、自分達の合唱団、合唱団を盛り立てて行こう、といった意欲が強く感じられるようになりましたね。素晴らしいことだと思いますし、こうした団員の自発性・積極性は通常の合唱団にはないものでしょう。これがマルガツのマルガツらしさなんですね。

今朝寝床で6チャンネルの「サンデーモーニング」を見ていたら、コメンテーターがこんなことを言ってました「黒人演歌歌手のジェロの人気が凄い。これまでの日本では外国人の演歌歌手なんて考えられなかった。その延長線上で考えれば、次期アメリカ大統領のオバマさんへの日本人の親近感も強いものとなるのでは」。

司会の関口さんは笑っていましたが、まてよ、私はこう思いました。オバマが大統領になったことで、ジェロがもっと売れる・・・・紅白にも出場決定・・・・フランク永井追悼で、紅白では持ち歌の海雪じゃなくて有楽町を歌うことになる・・・・丸の内合唱団にバックコーラスでお声がかかる・・・とまあこんな具合です。「・・・・・」が多い分だけハードルは高いのですが、妄想族としてはなんとしても実現を祈ってます。皆さん妄想しましょう。

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2008年11月 6日 (木)

動画:バッハ モテット

マイミクのやっこさんが、ブログにユーチューブのモテットを貼り付けていた。

私も探してみました。結構沢山あって、視聴するのに時間がかかる。そのなかから、面白い画像をピックアップしてみた。

気が付いたのは伴奏にチェロ、オルガンが付いていること。丸の内合唱団はどうするのだろう。そして、合唱団が体全体で表現していること。バッハというと直立不動で歌うような先入観があるが、このモテットという曲の性格からして、生き生きとスイングするように歌っている。マルガツでもこのように歌いたいものだ。

1番:やっこさんが貼り付けていた動画。ベネズエラの合唱隊だそうですが、歌の上手さはともかく、みんなノリノリで、特に指揮者のモーツァルトのカツラをかぶったような女性、オーバーアクションというかとても一生懸命で愉快です。推薦画像。

http://jp.youtube.com/watch?v=PKHDAmiqmG8

2番:聖トーマス教会少年合唱団:格調高いです

http://jp.youtube.com/watch?v=_wDxkup3oQ4&feature=related

6番:美しい!

http://jp.youtube.com/watch?v=6aBNe1It1Go&feature=related

6番:暗譜はすごい。

http://jp.youtube.com/watch?v=fh9UgtNdrUg

1番:遠景だけど、こんな衣装で歌いたい

http://jp.youtube.com/watch?v=WU3YqIr8s1Y

6番:短いけどオケつき

http://jp.youtube.com/watch?v=iwefIjatIVo&feature=related

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2008年11月 5日 (水)

決起集会・・・フルネの死

このブログでは仕事の話はほとんど書かない。社内で見ている人がいるからだ。でも、今日はひとつ決起集会について書いてみよう。

社内であるプロジェクトが立ち上がり、その言いだしっぺである私以下で決起集会をした。場所は新橋の居酒屋?すき焼きとしゃぶしゃぶが両方食べられるところ。盆と正月が一緒に来たような気分だ。しかも肉・野菜が食べ放題。久しぶりに腹一杯食べた。味もまずます・・・・・・個室はカラオケまでできる。お勧めの場所である。

決起集会というからには仕事の話もするのだが、あいにく私は酒食で仕事の話をするは大ライ(仕事の話は職場で十分)。グダグダ仕事や上司の話をするのは御免だ。救われたのはカラオケがあったこと。後半は全員が歌いまくった。カラオケは点数が出る機種で、シニア組の私ともう一人が89点という高得点を取ったものだから、若手?がこれを追い越そうと躍起になって歌った。こういうところは頼もしい。仕事でもこの調子だと嬉しいものだ。因みに私は受け狙いで、以前このブログで紹介したアラジンの「陽は、また昇る」と鼠先輩の「ギロッポン」。シニアな私がこんな歌を歌うとなって、みんな目を白黒。まあ、こんな○長さんはあんまりいないだろうね(笑)。

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歌い足りなくて1時間延長しなのだが、終わってからも名残惜しいのかまだ立ったまま歌っています(上記写真)。

さて、昨日フランスの名指揮者ジャン・フルネが亡くなった。享年95。まさに大往生である。フルネは大の親日家で、晩年は毎年多くの日本のオケを指揮していた。私も都響や新日本フィルなどで何回となく聴いている。得意とするのは勿論フランス音楽。フォーレ、ショーソン、オネゲルなどのフランス音楽はやはりフランス人じゃないとピンと来ない。でも、フルネはドイツ音楽にも定評があった。往年の大指揮者カール・シューリヒトをして「最もドイツ的なフランス人指揮者」とまで言わしめたほどである。

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フルネの特徴は温たかく・高潔でスッキリした音楽性にあると思う。少し物足りないと思うのだが、そこはフランスのエスプリを端的に表現していた。だから、モーツァルトも相性がよくて、造形がしっかりしていて、均整の取れた表現は他の追随を見なかった。指揮姿も端正そのもの。特に晩年はタクトの振りも極端に控えめで、ほかの指揮者が無理やり音を引き出しているように見えるのに、フルネの指揮はまるで音楽そのものが指揮台から立ち上ってくるように聴こえた。

でも、練習はとても厳しかったそうだ。ひとつの箇所を2日間も練習させた・・・・というから妥協のない音楽家だったのだろう。温厚そうな人柄からは想像できないが・・・・・・・本当のプロである。

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2008年11月 4日 (火)

死と再生

今日はコンサートと丸の内合唱団の練習とで盛りだくさんの一日だった。

コンサートは新日本フィル定期。なぜか「死」がテーマなんです。現代の作曲家クルタークの「石碑」(戦場で倒れた者の音楽)、ベルクの名曲「ヴァイオリン協奏曲」。これには副題がついていて「ある天使の思い出のために」・・・・・マーラーの奥さんアルマが建築家グロピウスと不倫してもうけたマノンという娘の急逝をいたむ曲。武満徹の「弦楽オーケストラのための死と再生」、最後がマーラーの未完の交響曲第10番「アダージョ」。

最初の「石碑」は総勢120名ほどの超大編成。なんとフルートが6本。ホルンが8本でしかも半分は持ち替えのワグナーチューバまで登場する。驚いたのはコントラバスクラリネット。はじめてみたが、長くて大きくて異様な楽器。でも、現代音楽ってこれだけ大編成でも、総奏は少なく意外と透明な音楽だったりして、なんでごんなに楽器を無駄遣いするのだろうといつも不思議に思う。ベルクのソリストは女流イザベル・ファウスト。とても切れ味鋭いシャープな音楽性が素晴らしい。死をいたむ悲しみに満ち満ちた名曲・名演奏であった。アンコールのパルティータ2番からサラバンドも静謐な美しさをたたえた名演。

さて、その後、マルガツの練習に行く。先のブログでフランク永井の死去について書いたが、彼を追悼する意味で「有楽町で逢いましょう」を皆で合掌、いや合唱した。フランクさん、天国で喜んでいるかなあ?ビクターのディレクターさんとも電話で話し、今日合唱団の練習で「有楽町」を歌うこと、「偲ぶ会」などがあれば連絡がほしいこと(参列したい)、追悼コンサートがあるならマルガツとして出演することも検討する・・・・・などなど、話しました。

そして、役員からNHK番組出演の話がありました。どうやら、役員会ではスケジュールがタイトなどの理由で断り方針だったようですが(ホントは????)、団員から「出たい」との挙手が相次ぎ、前向きに検討するようです。私は、やっぱり、マルガツは違うなあ・・・・・前向きな合唱団だなあと感心すると同時に嬉しくも思いました。大変なのは分かっているけれど(特に先生と役員)、「来るものは拒まず」の精神で前向きにチャレンジする姿勢は天晴れです。これぞ、マルガツ!

そうそう、大事な団長選挙がありました。入江さんが新団長です。入江さんとは、某プロオケ付属合唱団でご一緒で、大の仲良しです。合唱に命をかけるくらい熱心で、尊敬しています。本日最後のスピーチを聞いて素晴らしいなあと思いました。やっぱり、団長の「顔」が皆さんに見えることがとても大切ですよね。きっと再生、いや新生丸の内合唱団の道が拓かれてくると思います。私も親友だからこそ、出来る限り入江さんに協力したいと思います。実はつい最近私のブログで採り上げたIさんとは入江さんのことなんです。http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-d325.html

ということで、今日のブログのテーマは「死と再生」でした。

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2008年11月 2日 (日)

「有楽町」よ永遠に・・・フランク永井逝去

一日に2本ブログを書いたのははじめてである。

フランク永井が逝去した。正確には先月の27日だが、一般公開されたのは今日。ニュースを見て驚いた。享年77歳。

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自殺の後遺症で話も出来ない状態だったということだが、「有楽町で逢いましょう」発売50周年のタイミングで亡くなったのは、最期の一花を咲かせたという意味で本人にとって幸せだったのかもしれない。どこのテレビでも、最大のヒット曲として「有楽町」が放映されていた。

我々丸の内合唱団も、今にして思えば、結果として追悼のハナを添えたということになるのだろうか。ニュースを聞いてハタと気がつき、ビクターのHディレクターにお悔やみのメールを入れた。人事(ひとごと)ではない気持だったからである。だから、お別れ会などが催される場合は連絡がほしい事も書き添えた。さらに、ひょっとしてマルガツにもお声がかかるかもしれないとも思い(いつもの妄想癖ですが)、その際はお手伝いする・・・・「有楽町」はいつでも歌えると申し入れた。

一応、私の知っている合唱団役員さんたちには死去のニュースをメールしたが、なんの反応もない。どうなっているんだろう?ちょっと冷たいなあ。

反面、後で知ったのだが、一部の団員さんたちは自発的に行動したようだ。有楽町に歌碑を見に行ったり、その際にマスコミのインタビューを受けた団員もいる。また、山野楽器に「有楽町」CDの確認に行った団員もいたようだ。私と同じように、Hディレクターにお悔やみのメールをした団員もいる。

丸の内合唱団にとって、「有楽町」はひょんなことから(私の責任でもある)、たまたま手がけた作品ではあるが、こうした団員の行動を見ると、団員の皆さんの胸に忘れられない一ページを刻んだことは確かだと思った。

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新幹線の音楽PART2

出張の疲れがとれず、すぐ眠くなる。ブログの更新も出来ずじまい。

今週木・金と京都・大阪へ出張した。新幹線の中での楽しみは睡眠・・・・じゃなくて音楽放送(FMラジオでも聴けます)。新幹線ミュージックチャンネルという番組で、以前このブログで紹介したことがあります。

今回(JR東海11月)目を引いた(正確には耳を引いた)のは藤田恵美のアルバム「ココロの食卓」。藤田恵美といってピンとこない人もいるかもしれません。今から約10年前にヒットした「ひだまりの歌」の夫婦ユニット「ル・クプル」のヴォーカルです。藤田は昨年ダンナと離婚し、現在ソロとして活動している。特に東南アジアでの活躍は目覚しく、韓国では「CMの女王」と呼ばれたり、香港ではアルバムがヒットチャートの1位に躍り出るほどだという。

http://slx.heteml.jp/songtube/watch?asin=B000VD3CLA&artist=%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%90%E3%82%B9&title=%E8%97%A4%E7%94%B0%E6%81%B5%E7%BE%8E

上記のプロフィールは、私自身彼女の活動を注目していたわけではなく、たまたま新幹線で歌に接して調べたもの。でも、新幹線で紹介されたアルバム「ココロの食卓」はとても素敵な作品です。まず、選曲が良い。かなり古い年代の・・・・私のひとつ上のジェネレーション・・・なつかしのメロディも採り上げていること。「ゴンドラの唄」、「胸の振り子」など。大正時代の前者はともかくとして、「胸の振り子」はサトウ・ハチロー作詞、服部良一作曲の名曲。私の大好きな曲です。

柳に燕は あなたに私 胸の振り子が なるなる 朝から今日も

「柳につばめは」は今から考えればやや陳腐な表現ですが(逆に言えばノスタルジックでよい)、「胸の振り子」・・・これはなんて素敵なフレーズなんでしょう!「胸の振り子」って何?そう、恋をした時に高鳴る胸の鼓動のことでしょうね。ネットサーフィンしていたら、あるブログでこの歌について書かれていました。元NHKアナウンサーの山川静夫さんは、その意味を「理想の人」と解釈し、自分の中で一番大切なものといっているそうです。山川静夫は、「胸の振り子」というエッセイ集を書いており、この曲への思い入れが伺えます。また、服部良一の公式サイトの名前もズバリ「胸の振り子」なんです。

霧島昇(かなり声は衰えていますが)http://slx.heteml.jp/songtube/watch?asin=B000VD3CLA&artist=%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%90%E3%82%B9&title=%E8%83%B8%E3%81%AE%E6%8C%AF%E3%82%8A%E5%AD%90%28%E4%BA%95%E4%B8%8A%E9%99%BD%E6%B0%B4%29

藤田恵美の試聴http://www.hmv.co.jp/product/detail/2753844

原曲は霧島昇が歌っていますが、手元にある服部良一生誕10周年記念で発売されたトリビュートアルバムでは井上陽水が歌っています。石原裕次郎に始まり、島倉千代子、石川さゆりなどが歌い、上記アルバムの解説では多くの歌手から慕われる「誘(いざな)われる名曲」と記されています。また、コード進行がモダンで優れているので、ジャズの世界でもよく採り上げられているんです。

さて、話題がそれてしまいましたが、藤田恵美の「胸の振り子」も名演奏です。いまお話したようにジャズのアレンジがとても小粋。彼女の声は優しく透明で、聴くものを包み込んでくれるようです。まさに癒しの音楽。WIKIを見ると、彼女は幼稚園の頃から「劇団ひまわり」に所属、「ケンちゃんシリーズ」でテレビに出演していたほか、左ト全の珍名曲「老人と子供のポルカ」に参加したことがあるそうです。

新幹線音楽でのトークでは、父親が厳しく?「勉強や宿題は一切しなくて良い。その代わり、就寝前に1時間歌の練習をさせられた」そうです。どんな父親だったのでしょうか。芸能パパ?彼女が神童かどうかは別として、子供の才能をいかに伸ばすか・・・・・という点で、日本の父親に聞かせてあげたい話です。そのおかげで、当時はいやだった懐メロを沢山歌いこみ、それが今になってとても好きな歌に変わったそうなのです。面白い話ですね。そうそう、このアルバムには、丸の内合唱団で歌った、これも服部良一の代表作「蘇州夜曲」も収められています。是非、試聴してください。癒されますよ。

石川さゆりで思い出しましたが、サントリー角瓶のCMは彼女=SAYURIが歌っています。例の「ウィスキーが、お好きでしょ」という色っぽい歌です。こんな風に勧められたら、酒の呑めない私でも、いっちゃいます(笑)。小雪がまたいいね。

小雪バージョン、本人録画も面白いhttp://slx.heteml.jp/songtube/watch?asin=B000VD3CLA&artist=%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%90%E3%82%B9&title=%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%81%8C%E3%80%81%E3%81%8A%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87

このブログを書いている最中にフランク永井の死去を知りました。このことについては、次回のブログで・・・・。

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