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2008年6月30日 (月)

浴衣でパレード?!

有楽町イベントでは、ホントにひどい目にあいました。結果として、合唱団の皆さんにご迷惑をかけることになり、このブログの場でも、改めてお詫び申し上げます。

本番がどうなるか予想もつかずスリリングですが、こうなったら、なかば開き直って頑張りましょう。開き直りついでに、妄想的(笑)提案です。

合唱終了後、浴衣姿で銀座○○楽器まで「凱旋パレード」するという企画です。相当危ない企画ですが、やってみるかと・・・・・・・。ついでに、○○楽器前で、路上ライブやりますか!イベントのショック?で大分過激に走っている今日この頃です。

サミットの警備に阻止されないように、穏やかに、華やかにやりましょう。

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2008年6月29日 (日)

インディ・ジョーンズ

久しぶりに映画を観に行った。本当に久しぶりである。「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」。

長女が最近観て、面白かったと奥さんに盛んに勧めるので、私も行くことになったのです。場所は横浜みなとみらいの109シネマ。今はインターネットで直接座席の予約ができるから便利です。しかも、○○歳以上の夫婦割引があるので、二人で2000円とは格安です。

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私は映画はほとんど観ませんが(時間がないよう!)、インディ・ジョーンズくらいは知っています。ご存知ハリソン・フォード主演の4作目。3作で完結のはずだったんですが、ファンのリクエストに応え、ハリソン・フォードが老体(といっても65?)に鞭打って登場したというもの。まあ、アドヴェンチャー娯楽超大作ですから十分楽しめたわけですが、映画好きの奥さんに言わせれば、「なんでもあり」「今までのシリーズ集大成」だとか。

でも、ちょっと気になったのはストーリーの展開。ネタバレになるのをお許しください。冒頭のシーンで「エリア51」とか「ロズウェル」という言葉が出るので、ハハーン、この話は宇宙人が関係してるんだな・・・・・とすぐに判ってしまう。おそらく、日本では「エリア51」や「ロズウェル事件」を知っている人は限られているでしょうが、アメリカでは結構ポピュラーなんじゃないかな?最後に巨大なUFOが出て来るに及んで「やっぱりね」ということになる。世界の巨大古代遺跡は、宇宙人が作ったとの説もあるわけですから文句は言えませんが。まあ、そんなことにいちゃもんつけるのは邪道で、アドヴェンチャー超大作を純粋に楽しめばよいのですね。

そうそう、帰りに横浜で「浴衣」買いました。

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2008年6月28日 (土)

買った!聴いた!良かった!「有楽町」CD

カエサルの「来た、見た、勝った」じゃないけど、一言で言うとこんな感じです・・・・・「有楽町で逢いましょう」のCDを聴いた感想です。

同じ曲をこれだけの歌手で聴く経験は、そうあるものではありません。それぞれの歌手の特徴・持ち味が存分に示されて面白かったです。思いつくままに感想を書いてみましょう。

森進一と石川さゆりは、何の歌を歌っても森、石川になっちゃうんですね。森進一は1971年の録音で、まだ声も若々しいですが、ちょっとアクが強すぎて閉口気味。石川さゆりは10年前と比較的新しい音源。ビッグバンドをバックにとてもゴージャス、でもミスマッチな(笑)サウンドです。歌は相変わらず艶っぽく、特に「あー ビルのほとりの」の「あーあ」をため息混じりに歌っていてグッときます。

マヒナスターズも懐かしい。松平直樹の甘いヴォーカルに彼のニヤけた優男ぶりを思い出しました。佐々木敢一のファルセットが突然覆いかぶさってくるのも圧巻。それにしても、最近は彼らのようなメロウなムード歌謡が聴けないのが残念です。

歌の上手さでは天童よしみが最右翼。演歌のコブシを極力控えて、原曲に忠実。とても素直に美声を聞かせています。三田明はやっぱり歳をとったな・・・という感じ。不思議と歌い口は変わっていませんが、「美しい十代」を颯爽と歌っていた頃の美声はもはや聞けません。声質が太くなっていますが、これはこれで聴きもの。

面白かったのは、鳥羽一郎。なんとアレンジが宇崎竜童です。イントロがギター一本で、フォルクローレ風というか、まったく別の曲のようです。吉田正記念オーケストラによるタンゴバージョンも懐かしさイッパイです。バンドネオンがリズムを刻むアルゼンチンタンゴ風の部分と、ストリングスがムーディーに切ない響きを奏でるコンチネンタルタンゴの部分が交錯して胸を打ちます。なお、丸の内合唱団の録音でヴァイオリンを弾いてくださった水村浩司さんは、この吉田正オケのフォアシュピーラー(副コンマス)をやっているということなので、ひょっとしてここのバイオリンも水村さんかも?

歌の上手さでは、やはり五木ひろしを忘れてはいけません。でも、ちょっと上手すぎるのが難点かな(笑)。技巧が見えてしまうような気がしました。大月みやこは独特の浮遊感ある低音が魅力。リズムの崩しにも味がありました。

さて、このCDの一番の聴きものは佐良直美だと思います。ハスキーががった味のある歌い口で、まるで白人系ジャズヴォーカルを聴いているようです。本当にエモーショナルかつ堂々とした歌いぶりで聴く者を圧倒します。別格総本山という感じかな(笑)。不祥事(たしかレズ騒動?)で引退したのが惜しまれます。また、編曲が小粋で、ミュートをつけたトランペットをフューチャーするなど、とってもジャジーな雰囲気を醸しだしています。1969年の録音であることが信じられません。さすが名アレンジャー服部克久です。

以上がCDを聴き通した感想です。えっ、丸の内合唱団はどうなのかって?!これは自画自賛になっちゃうし、団員の皆さんがほかでも書いているし・・・・・一言いえば、感激モノということでしょうか。歌の巧拙は別として(決して下手じゃない上手い!)、一生懸命歌っているその熱意がスピーカーからビンビン伝わってきます。思わず、鳥肌がたってしまい、自分の声を探したりしているのは私だけじゃないでしょう(笑)。

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2008年6月26日 (木)

「有楽町」CDゲット!

「有楽町で逢いましょう」CDが発売され、ようやくゲットしました。

発売日の昨日は仕事が忙しくて買いに出られず、今日ようやく手に入れました。向かったのはもちろん銀座の山野楽器本店。入口ではライバルの(笑)ジェロのキャンペーンをやっています。さてどこにあるのかと、一階の邦楽売り場をずんずんと進んでゆくと、一番奥にありました、ありました。棚2つにおよそ10列もの「有楽町」CDが・・・・・・・・

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思わず、にんまりしてしまいます。ちゃんと目を引くように「有楽町・・・・」のプレートが飾ってあります。素晴らしいなあ・・・・と感動をかみ締めます。傍目には、なんかニヤニヤしたオヤジかいるなと映るかもしれません。でも、嬉しいからしょうがない。うしろを振り向くと、ビックリ。なんと、試聴用のCDとして採り上げられているではありませんか。

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さっそく、ヘッドホーンをかけて試聴します。もちろん、14曲目の丸の内合唱団を。ちゃんと聴こえる(当たり前だ!)。うーん、いいなあ。目を瞑って歌を聴くと、ビクタースタジオでの録音の時のことが眼前に広がるようです。ほほが思わずほころんで・・・・・やっぱりおかしなオヤジと見られているかもしれません。

来月初旬に、会社の業界の懇親会があるので、そこで配ろうと思って6枚も買っちゃいました。ビクターさん、私頑張ってますよ!印税分けて(笑)。帰宅して全曲聴きとおしましたが、その感想は明日のブログに書きましょう。

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2008年6月24日 (火)

カラヤンに学ぶ「けれん」の大切さ

NHK教育テレビの「知るを楽しむ」という番組が好きだ。古くは人間大学なんて名前の時期もあったけど、様々なテーマを業界人が面白く説き起こす。

普段は忙しくて見られないので、大体録画して休日に早送りで(笑)見ることにしている。先日「カラヤン」の特集(全4回)があった。今年はカラヤン生誕100周年とかで、この番組を見た音楽ファンも多いことだろう。ここでコラムニストの天野祐吉が面白いことを言っていた。

Karajan_mainimage_2 カラヤンは繊細さとけれんを兼ね備えた音楽家である・・・と。ここでは、前者は関係ないので置いておくとして、天野祐吉はカラヤンはけれん味たっぷりの指揮者だとエッセイに書いたことがあって、複数の人から手厳しい批判を受けたと言う。辞書を引くと「けれん」とは演劇用語で「見た目本位の、俗受けを狙った演出」と出ている。歌舞伎では差し詰め「宙乗り」で有名な市川猿之助などがズバリであろう。なんとなくカラヤン=けれんもわかるような気がした。

しかし天野は言う。確かに「けれん」は「あざとく皆の関心を得ようとする」といったネガティブな意味があるが、これは一面に過ぎない。

本当の「けれん」の意味は、人々に何かを届けたい、伝えたいと思うときに考え出された仕掛けであると。

本当に音楽の好きな人だったら、全神経を集中させて音楽を聴くだろう。

しかし、ほとんどの聴衆は、たとえばコンサートじゃなくて家でレコードを聞いている音楽ファンには、一音も聞き漏らすまいなんて人はまずいない。

それが聴衆としての一般的な姿勢だとしたら、そういう聴衆に絶えずこちら側に目を向かせるためにはどうしたらよいか・・・・・・その仕掛けを考えるのがけれんである。あるいはその仕掛けがけれんなのである。ここにカラヤンが良い意味でけれんたっぷりな指揮者であるという所以があるというのである。

私はこじつけではなく、丸の内合唱団も「けれん」だな(「かれん」じゃない!)・・・・と直感した。たまたま年末の第九イベントをキッカケに集まった合唱団。私を含め多くの人が「合唱経験豊富な合唱人」ではないフツーの人。不断の練習の積み上げが大切なことは理解しているが、それより華やかなイベントを楽しみにしている人が多い。そうした、団員の人たちを引っ張ってゆくには「けれん」が必要なんだな。私自身、短い間ではあったけれど楽しいイベントを考えて実行してきた。これからも、そうした楽しい「けれん」は必要だろう。勿論、本当に合唱の好きな人たちだけが残って、筋肉質の合唱団に唱歌じゃない、昇華してゆく道もある。しかし、それでは丸の内合唱団ではない、とも思う。マルガツはどうあるべきなのか、自問自答している今日この頃です。

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2008年6月22日 (日)

有楽町で「歌いましょう」

有楽町で「歌いましょう」・・・我ながら良い出来のネーミングだと思っている。

開催が危ぶまれた丸の内合唱団の「有楽町で歌いましょう」イベントがどうやら叶いそうである。有楽町とは、もちろんフランク永井の「有楽町で逢いましょう」発売50周年記念イベントで、74日に記念歌碑の除幕式が執り行われる。このブログの読者はご存知のように、我々丸の内合唱団は、ひょんなことからビクターから同曲のCDを出すことになり、先月録音したばかり。因みにこのCDの発売は今週625日ですから、ぜひお近くのレコードショップでお買い求めください(銀座の山野楽器なら在庫があるはずです)。

http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A010090/VITL-62833.html

さて、こちらの「歌いましょう」イベントは、除幕式にあわせて合唱団を強力に売り込んだら、ぜひ参加してほしいとの話になったわけです。まあ、だめもとでチャレンジしてみるものですね。本当は除幕式で歌う予定だったんですが、交通規制の問題などがあり断念。

そうしたら、あの岩手・宮城大地震で同時開催される東北の祭りイベントとともに除幕式の開催も危ぶまれていたんです(因みにフランク永井は宮城県出身)。しかし、こんな大変な時だからこそ、皆で元気を出そうという宮城県からの要請で、千代田区が全面バックアップして開催されることになりました。

丸の内合唱団は、75日土曜日の午後1時~6時の間に、有楽町イトシア前の特設ステージでご披露することになりました。被災地支援キャンペーンのお手伝いが出来るなんて大変光栄なことです。今回レコーディングした「有楽町で逢いましょう」のほかにも、丸の内合唱団のレパートリーのなかから相応しい曲を選んで歌います。この時間帯に複数回歌う予定ですし、ちょっと面白い趣向も考えていたりするので、是非是非聴きに来てください。

私は既に合唱団の役員を降板しましたが、このイベントは私しか関わっていなかった関係上、責任を感じて引っ張ってきました。最後の仕事としてなんとか頑張ります。

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2008年6月17日 (火)

神尾昇「合唱祭について」について

神尾さんのブログは、合唱に限らず教えられることが多い。しかも毎日書き続けていることには、本当に頭が下がる。音楽ブログランキングでトップクラスにいるのは、なにも合唱団の組織力ではなくて、内容が面白いからだと思う。

今回の合唱祭についての投稿や、それに対するコメントへなどを見ていて、考えさせられることが多かった。私はいわゆる合唱人ではないし、合唱祭に出た経験もないので議論に加わる資格を問われるかもしれない。しかし、神尾さんが言いたかったことを私なりに要約すれば、「合唱祭のための合唱、あるいは合唱団のための合唱には意味がない」ということになるのだろう。この考え方には大変共感できる。たとえば、綺麗にまとまった合唱には訴えるものは少なく、観客にも感動を与えられない。プロであれ、アマであれ自己満足の音楽をやってはいけない。たとえ下手でも、発展途上でも、やはり聴衆に感動を与えられるような、心のこもった魅力的な音楽をやりたいものだ。

丸の内合唱団には、技術的な向上が必須だし、合唱祭に出演して技を磨くことも必要かもしれない。でも、それ以前に必要なのは、どうしたら魅力的な合唱ができるかを考えることだろう。常に丸の内合唱団の立ち位置を自問自答し、ほかの合唱団にないオンリーワンの存在であってほしい。団員がどのような合唱団でありたいのか、また魅力的な音楽ができるシチュエーション、発表の機会とは何なのかを模索してゆくべきである。

・・・・・というように、今日は神尾先生に倣って力強く書いてみましたが、皆さんのご意見はいかがでしょうか?そうそう、大切なことを忘れていました。合唱をする以上、全てに優先することは、楽しく歌えることですよね。合唱団そのものが楽しく歌えなければ、聴衆に感動的な「何か」を提供することは出来ないのですから。

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くいだおれ兄弟仁義

ちょっと前に大阪に行ったとき、「くいだおれ」によりました。

Photo 家族がぜひ行くようにと・・・・・・私の弟だからです。私自身は意識ありませんが、会社でも家族からも、以前から似てる似てるといわれ続け、本人もそういえばと思うようになりました。7月いっぱいで引退(異動?)するとのこと、まことに残念です。

この日は、兄の太郎君はミュージカルに出演するとかで不在。かわりに次郎君が店頭に立っていました。素人目には見分けはつきません。やはり、なんとなく親近感が湧くものです。写メールで送りましたが、家族からは「なんで並んで写さなかったのか」といわれました。兄弟で写真を撮るなんて、恥ずかしいですよね(笑)。

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2008年6月14日 (土)

紫陽花と涙のブラームス

今日は梅雨の中休み。鎌倉の成就院の紫陽花と鎌倉交響楽団の定期コンサートに行きました。

002_2 ジモティーですが、江ノ電に乗るのは久しぶり。旬の紫陽花目当ての観光客で小さな電車はすし詰め状態です。江ノ島駅乗車で極楽寺駅で降ります。極楽寺も紫陽花の名所ですが、時間が無いので徒歩3分の成就院へ。鎌倉の紫陽花といえば、北鎌倉の明月院がとても有名ですが、近年クローズアップされているのが鎌倉西部の長谷寺と成就院。長谷寺は観光誘致?のため紫陽花を植えたと聞きましたが、この成就院はかなり昔から参道に紫陽花が植えられています。つまり、明月院は境内、成就院は参道ということで、成就院の境内は狭いし見るべきものは見当たりません。

014 でも、参道の紫陽花は素晴らしいです。成就院は海に面した高台にあるのですが、そこにいたる参道の両脇に紫陽花が咲き誇っています。もともと紫陽花は可憐なイメージなのでしょうが、帯状に繋がる紫陽花群は豪華ともいえます。しかし、凄いですよね・・・・この人の帯。午前中でこの混雑ですから、午後は入場規制が出たのではと思います。

005 そうそう、ここの見所は参道を登りきって後ろを振り返ると七里ガ浜の海岸が見えることでしょう。鎌倉の海と紫陽花の取り合わせは、景観的にとても魅力的です。今日はちょっと霞んでいましたが、天気がもっとよければ絶景です。うーん、やっぱり来て良かったなと実感。

012 タイミング的には紫陽花の花も丁度見ごろ。色とりどりの花々に思わず見とれてしまいます。紫陽花の花言葉は「移り気」。たとえ移り気でも、こうしてさわやかなパステルカラーのバリエーションを見せてくれるなら許します(笑)。日本原産ですから、まことに誇らしく思います。

その後、江ノ電・横須賀線を乗り継いで鎌倉芸術館へ。鎌倉交響楽団の91回定期コンサート。以前投稿しましたが、この由緒ある実力アマチュアオケのコンサートマスターを会社の後輩が勤めているのです。曲目はウェーバー「オイリアンテ序曲」、プロコフィエフ「ピアノ協奏曲3番」(ピアニスト芹澤桂司)、そしてブラームスの4番シンフォニーがメインです(指揮:角岳史)。先の2曲も良かったけれど、ナント言っても聴きものはブラ4。NHKハイビジョンの迷?番組、名曲探偵アマデウスでも採り上げられていました。この番組、名曲のアナリーゼを面白おかしく説いてくれるユニークな番組です。ブラ4の時の「オチ」は「ブラウス4枚干しといて」でしたが、さすがNHK、ブラジャーじゃないところが受信料不払いに対する苦悩がにじみ出ています。閑話休題。

001 ブラ4は彼のシンフォニーの中で一番好きな曲。あの第一楽章冒頭のすすり泣くような「3度のため息」を聴いただけで心が熱くなります。この部分は、技巧的には容易ですが、揺れ動く男の哀愁をどれだけ思い入れを込めて演奏するか、とても難しい部分だと思います。おそらく、指揮者の技量も含めて、出だしを聴いただけで、全曲の出来を推し量れるキーポイントでしょう。考えてみると、ブラームスの交響曲、とりわけこの4番は極めて私的な曲のような気がします。先人のモーツァルトやベートーヴェンと違って、宇宙や神、自然と人間、あるいは善悪といったような概念的な発想が感じられません。ブラームス個人の私的な体験、思想、気持ちの現れが極めてエモーショナルな曲想に乗って展開されます。男の哀愁といえばかっこよいですが、ウジウジした中年~初老男の煮え切らない気持ち・・・・・というと実も蓋もありませんが、ブラームスがエライのはそうした私的感情を、世の中の男たちが共感して涙を流すレベルにまで高めたことだと思います。

ちょっと個人的感想を言い過ぎました。この日の鎌響は素晴らしい演奏で、世の男たちの期待に応えてくれました。もちろん、管楽器のバランスとか弦のピッチの不揃い、とかもう少し・・・というアマオケ固有の部分はありますが、管楽器などは随所にはっとさせる美しい演奏をしてくれました。弦も素晴らしかった。弦楽器演奏者にとって、男の哀愁を紡ぎだすという点においては最高の楽曲ではないかとさえ思います。特に、コンマスは心底共感しきった弾きぶりで、中年男(笑)の哀愁を十二分に描き出していてとても感動的でした。アンコール曲でコンマスのヴァイオリンの弦が切れてしまったことがそれを良く物語っています。終楽章に至ってはオーケストラ全員がひとつの楽器になったような高揚感伴う演奏。思わず鳥肌がたち、涙がにじみでてきました。ありがとう鎌響!

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2008年6月 8日 (日)

クリック!・・・・・ポール・ポッツ

ポール・ポッツさんの番組ですが、「アンビリバボー」のホームページに粗筋が分かりやすく書かれていましたよ。

http://www.fujitv.co.jp/unb/index2.html

それから、丸の内合唱団に倣って、音楽ブログランキングを貼り付けました(左サイド)。気が向いたら(笑)クリックしてくださいませ。

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2008年6月 5日 (木)

ポール・ポッツ・・・・アンビリバボー

アンビリバボーです。

Image_2 今日は珍しく早く帰宅して妻とテレビなんか見ていたんですが・・・・「アンビリバボー」にはびっくりしました。携帯電話の冴えないセールスマン、ポール・ポッツ氏(36)が、イギリスのタレント発掘番組で優勝するまでの奇蹟を描いたドキュメントで、本当に泣かせます。

スーパーの店員をしながら歌の夢を捨てきれずにいたポールでしたが、ある日交通事故にあい大怪我。入院中は妻が働き彼を支えます。ポールは妻の献身的な愛情に報いるべく、歌を捨てて携帯電話のセールスマンに。未払いの入院費をまかなうために残業を続け、奥さんとの共働き・・・・・・でも、ある日勝利の女神が微笑んだのです。

上の写真は成功後(笑)のものですが、イケメン?が主流のクラシック界にあって、どうみても冴えない容姿、おまけに歯並びがガタガタなんです。よれよれのスーツを着込み、ステージに出てきた瞬間から聴衆の嘲笑をかっています。しかし、ひとたび歌いだすと会場は熱狂の嵐に・・・・・涙をぬぐう人も見えます。辛口で有名な審査員たちも「鳥肌か立つ」感動ぶり。歌はあの「誰も寝てはならぬ」。

歌自体が感動的ですが、容姿や雰囲気とのギャップ、そして彼のこれまでの苦しい人生を振り返ると、思わず涙がこみ上げてくるのです。さっそくネットで検索してみましたが、ユーチューブほか多数採り上げられています。是非ご覧ください。

http://ameblo.jp/iride/entry-10062789583.html

http://jp.youtube.com/watch?v=o5GUM8E0xPI

こちらは、準決勝と決勝の模様も採り上げています。http://labaq.com/archives/50955465.html

なんと映画化されるそうです。http://www.bmgjapan.com/paulpotts/

たまに早く帰ると、良いことがありますね。そうそう、今日は家内との記念日でもあったんです。

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2008年6月 4日 (水)

マルガツ・・・祝紅白出演!?

これまで丸の内合唱団の役員をやってきましたが、仕事の都合から役員を降板することにしました。

Photo_2 合唱団がスポンサーの手を離れ、自主運営になってすぐに前団長さんを引き継ぎ、半年に満たない間でしたが、「熱狂の日」そして「有楽町で逢いましょう」と大きなプロジェクトを手がけることができたのが良い思い出です。それから、これが大変だったのですが、合唱団の規約や入団手続き、連絡網などインフラの整備も進み、やっと合唱団としてのカタチができてきました。他の役員さんも同じ思いでしょうが、新しく組織を立ち上げるのは本当に骨の折れる事だと実感しています。

私は好きなことは、どんどん自分で「熱く」やってしまうタイプなので、随分と周りの方をハラハラさせ、ご迷惑をかけたと思います。でも、本当に丸の内合唱団が大好きなので、皆さんにより良い発表の機会が提供できればよいなと、いつも考えて突っ走ってきました。私は昔から「嵐を呼ぶ男」と呼ばれてきましたが(自称です・・・笑)、指導の先生方・団員・役員が一体になって頑張ったからこそ、「運」を呼び込むことができたのだと思います。

Photo_4 7月には「有楽町で逢いましょう」の除幕式が予定されていますが、ひとつ心残りがあります。それは、この勢いに乗って合唱団の紅白歌合戦出演を実現したかったことです。皆さん妄想と思われるでしょうが、私の中ではロジックが出来上がっていました(風が吹けば桶屋が儲かる式ですが)。夢であってもそれをひたすら「念じ」、努力を継続すれば運を呼び込むことができます。夢が実現するのです。

2_2 役員を降りても合唱の練習にはできる限り出たいと考えていますが、年末には紅白出演をぜひ実現させたいですね。え?、大晦日は看板の「丸ビル第九」があるから駄目だろう・・・・って声が聞こえます。でも、大丈夫です。ちょっと前まで、レコード大賞→紅白出演ってやっていましたよね(笑)。あるいは、二元中継とか・・・・妄想、いや夢はどこまでも拡がります。

丸の内合唱団のみなさん。お世話になりました。これからも一緒に楽しく歌いましょう!

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2008年6月 1日 (日)

ドイレク終了・・・・ハードな一ヶ月

ドイツレクイエム終了しました。というか、「熱狂の日」丸の内合唱団公演から始まった怒涛のような忙しさの一ヶ月が終わったと言ったほうがよいでしょう。

Photo しかし、ドイレクは体力勝負ですね。先週はほぼ毎日練習で、本番が金土の二回。曲も約80分立ちっぱなしなんです。通常のオケ付合唱曲は、ソリスト独唱があったりして、途中椅子に座ることもあるのですが、この曲の場合はバリトン、ソプラノの独唱があっても合唱との掛け合いなので、本当にずっと立ったまま。ブラームスは合唱団泣かせの曲を作ったものです。

でも、楽曲は素晴らしいの一言です。ラテン語ではなく、ドイツ語だからドイツレクイエムというのでしょうが、通常のレクイエム(死者のためのミサ曲)とは内容・構成がまったく違うのです。たとえば、「怒りの日」の楽章が無いなど、典礼用としての形式に則ったミサ曲ではなくて、ブラームスが自由に出典を求めて作った「私的なミサ曲」の趣を感じます。もっと言えば、ブラームス自身の宗教観、神へのかかわり、あるいは信仰告白が感じられるのです。我々日本人はキリスト教とは離れた位置にいますが、ドイレクのテクストを読むと、キリスト教的宗教観から解き放たれた、もっと普遍的な世界観が伝わってきて、何か親しみを感じるのは私だけではないのでは・・・・?

さて、約1年間も練習してきた合唱団ですが、本当に難しい曲だということを改めて思い知らされました。オケ合わせは2回ありましたが、マエストロ:ジェルメッティの指揮についてゆくのが大変なんです。合唱の声部が入り組んでいるうえ、マエストロのテンポが微妙に、しかも毎回変わってきます。テクストをよく理解して「考えて歌え!」、「オレの目をみて歌え!」という指示がマエストロから何回も飛びます。本番前はいささか不安でしたが、集中力を高めてマエストロの指揮をよく見たせいか、なんとか歌いきることができました。もちろん、出を間違ったり、走り気味になったり、細かなミスはあったのですが、ブラームスの深遠で豊かな世界に身を任せられることができて幸せです。たった二回で終わってしまうなんて、もったいないなあ(笑)。もっと、歌いたい・・・・・とコンサートの後はいつもそう思いますね。

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