« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »

2008年5月25日 (日)

有楽町で逢いましょう・・・の悩み

「有楽町で逢いましょう」のレコーディングも無事終了。

合唱団の皆さん、関係者の皆さんに感謝、感謝です。ブログをアップしたかったのですが、本業の仕事を含めて多忙・・・・それに、団長として合唱団のブログも書いているので、どうしても後手に回ってしまいます。いうならば、この「ゆびはじぶんに」は合唱団の裏ブログになってしまっているのです。といことで、裏なりに感じたことをいくつか。

010 ビクタースタジオは立派。建物自体は新しくはありませんが、各スタジオは綺麗に整備されています。でも、スタジオがあるフロアにはいたるところに灰皿が置いてあって、高価な機械が鎮座しているミキシングルームでも吸いたい放題です。あの悪名高き「健康増進法」とは隔絶された世界・・・・「業界」の匂いプンプンです。

002 業界で思い出しましたが、業界用語も飛び交ってました。スタジオへの「入り」の時間とか、録音開始の「回ってます」コールとか。いまどき、アナログテープが回っているわけは無いんですが、でも録音される側にとっては、イメージしやすいですよね。極めつけは「ジャケ写」。口頭で聞いたらまず分かりません。字体を見ても??。最初、なんで鮭茶漬けかなのかと思いました(笑)。まあ、ジャケット写真のことなんですがね。というわけで、業界のテイストに触れることも出来、団員さんそれぞれが記念撮影?なんかも済ませ、一生に一度になるであろう体験をしたのであります。

実はこのあと、続編があって、今度は「有楽町で歌いましょう」が実現しそうな雰囲気です。レコーディングの企画の時から、ビクターさんには「除幕式」で歌えたらいいな、とお話をしていましたが、まずは録音が先決。それも、採用されないことには話にならないと考えていました。ただ、収録が決定した現在、除幕式イベントに参加するという願望がムクムクと沸きあがってきて・・・・・この続きは、別の機会にお話しましょう。ひとつだけ言いたいのは、単にミーハーなのではなく(その傾向はちょっとありますが)、大丸有エリアへの貢献、エリア活性化の力になればとの強い気持ちがあることはを忘れていない事なんです。

誰ですか・・・・次は紅白歌合戦・・・・だなんて妄想してるのは(笑)。

008 006

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2008年5月11日 (日)

終わっちゃったな・・・マルガツの熱狂の日

連休の後、出張があったり、別の合唱団の練習があったりして(今月末にドイツレクイエム歌うんです)、なかなかマルガツのアップが出来ませんでした。多くの団員さんが自分のブログに書かれたり、ミクシィのコミュニティなどに投稿されたり、そうそう神尾先生もソリストの田辺いづみさんもブログに感想を書かれていて、私自身としてもとても感激しました。

でも、終わっちゃったんですよね・・・・。まだ、シューベルトのミサ曲が頭の中でグルグル鳴っていますが、もう歌えないんだなあ。ちょっと、寂しいものです。それほど素晴らしい曲だったし、丸の内合唱団も完全燃焼しました。少なくとも仕事を含めて、最近これほど燃えたことはなかったように思えます。もちろん、自分だけの感動ではなくて、合唱団をはじめお客様まで今回の関係者全員が私に、そしてお互い一人ひとりに与えてくれた感動なのです。

四日に有料公演を聴きに来て、ショップでTシャツとバッジを買いました。5日、6日の公演の際に、盛り上げようと思って着て来たのですが、ふと思いつき神尾・鈴木両先生、ソリストの方々のサインを書いてもらいました。良い記念です。これを見れば(着れば・・・笑)、あの時の感動が再びよみがえるような気がします。

1_2 2 

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2008年5月 6日 (火)

熱狂の日

熱狂の日では丸の内合唱団として、シューベルトのミサ曲を歌いました。今日と明日の二日間です。この個人的な感想は別途アップすることにして、今回聴いた公演について書いてみます。

熱狂の日プログラムは人気が高く、なかなか思うように予約できません。今回はシューベルトがテーマなので、歌曲とオーケストラが人気。そこで、目標を絞って音響の良いホールCと後期のピアノソナタに絞って聴くことにしました。手当たり次第のチョイスより「思想」がありますよね(自画自賛)。

Photo_3 ピアノソナタは19番~21番のいわゆる遺作。最晩年の連作です。これが素晴らしい曲たちなんです。彼の晩年は梅毒に罹り、体力的にも限界に達していたという説もありますが、死のわずか二ヶ月前に書かれた3曲のソナタはそんな影響は微塵も見えないような力強さを持っています。それぞれが30分~45分にも及ぶ大作で、ベートーヴェンの影響が随所に見られる力感・激しさを持っています。しかし、美しく親しみやすいメロディラインはシューベルトならではのもので、私が最も愛する20番では、全編に誰でも口ずさめるような慈愛に満ちたメロディが流れているのです。

さて、19番はミシェル・ダルベルトのピアノ(54日)。タルベルトはいかにもおしゃれなフランス人という出で立ちで、なかなかのハンサムオジサン(古いことばでは「やさ男」)。NHKのスーパー・ピアノレッスンにも出演していました。しかし、演奏は感情の起伏に富んでいて、特に第4楽章アレグロのドラマチックな表現は素晴らしい。惜しむらくは、会場がG409というガラス棟の会議室みたいなところで、天井も低く音の抜けが悪いこと。これは、ちょっといただけません。演奏が良かった分、ちゃんとしたホールで聴いてみたいピアニストです。

Photo_5 大好きな20番はクリスティアン・ツァハリアスのピアノ(54日)。こちらは、ホールB7。音楽専用ホールではないはずですが、思ったより音響がよく、高音部のキラキラした輝きも十分に聴こえていました。勿論演奏も申し分なしというか、しっとりとした情感に満ちた伸びやかなピアノで、シューベルト晩年のある意味で澄み切った叙情が余すところなく表現されていました。彼はシューベルトのピアノソナタ全曲を録音しているとのことで、シューベルトを得意としているらしい。本当に素晴らしいピアノでした。

6日はやはりダルベルトのピアノで21番。このプログラムは、丸の内合唱団の公演が延びて途中入場。幸いに2楽章から入れました。B5というホールですが、19番の会場よりはだいぶ改善されて、ダルベルトの本領を聴くことができました。21番は最後のソナタで、まさに「白鳥の歌」です。ベートーヴェンの影響がもっとも顕著で、メロディとのバランスもとれていて、ダルベルトのパワーと情感の織り成す演奏に圧倒されました。

1921番の三曲を聴いて、やはりベートーヴェンの最晩年の傑作30,31,32番を思い起こしました。古典派ピアノソナタの双璧といえるのではないでしょうか。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »