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2008年2月11日 (月)

イケメン3連チャンとアクトリ

イケメン3連チャン?アクトリ?・・・・・。意味不明のタイトルが多い私のブログですが二つともコンサートです。昨日9日土曜日はコンサートの連チャンでホール(17時10分終演)→錦糸町駅・・・電車・・・・・本郷台駅→ホール(18時30分開演)と走りに走りました。

Photo_2 イケメン3連チャンとは新日本フィルの定期のこと。イケメンの指揮者が連続して登場するという意味です。いくらキャッチが大切とはいえ、ここまでしないとお客さん呼べないのか・・・というくらい衝撃的な(笑)タイトルですね。中心となるのはご存知新日本フィル音楽監督のアルミンクですが、この日はアルミンクと同世代のマルク・アルブレヒトが指揮をしました。曲目は「さまよえるオランダ人序曲」「デュティユーのチェロ協奏曲」(チェロ:ベルリンフィル首席のクヴァント)、「英雄の生涯」です。アルブレヒトはイケメンかどうかは別として、エネルギッシュな指揮ぶり。踊るように指揮します。アルミンクが貴公子然としているのに対して、野生的といえばよいでしょうか。ただ、音楽はハッタリのないオーソドックスな作り方です。オペラの経験が豊富で、ワーグナーは勿論、R・シュトラウスも情景描写に長けています。英雄の生涯はシュトラウスが自分を英雄にたとえた「はなもちならない」作品ですが、ホルンが8本も登場するゴージャスな曲。トロンボーンの首席がこの日はユーフォニウムを吹いている・・・・・など、見ていても楽しい曲です。それから、オランダ人序曲は、昨年観たウィーン国立歌劇場の小澤復活第一夜を思い出して懐かしかった。序曲って、オペラの名旋律が上手くちりばめられていて聴いていて楽しいですね。そうそう、ついでに言うと、先日家族が借りてきた「パイレーツ・オブ・カリビアン」を視ていたら、ここに登場する幽霊船はまさに「オランダ人」の物語を下敷きにしているんですね。

Photo さて、お次のお題はアクトリ。冬といえば鍋、鍋といえばアクトリ・・・・・・じゃなかった。アクアトリニティという女性三人のトリオなんです。写真をごらんあれ。新日本フィルがイケメン3連チャンなら、こちらは美女3連チャンでしょうか(失礼しました)。バイオリン、チェロ、チェンバロという変わったアンサンブルです。バイオリンの礒絵里子さんは以前近所に住んでいらして(その後私が引越し)、そのころからのファンでコンサートもかなり聴いています。また、水永牧子さんは実演を聴く機会は無かったのですが、バロック音楽が好きな私としては関心を持っていました。お二人ともこのブログの「お気に入り」に入れさせていただき、時々コメントを書かせていただいています。そのお二人が、偶然にもアンサンブルを組むというのでコンサートに駆けつけたのです。なお、水谷川さんは家内が鎌倉円覚寺でのコンサートで聴いたことがあったそうです。そうそう、アクアトリニティという名前は三人の姓が水に関係があることからつけられたもの。第一部のステージ衣装は水色が基調で、なるほどなるほど。

舞台から4列目という至近距離で聴きましたが、ホールの響きも大変よく、ナマ音の迫力に圧倒されました。礒さんのバイオリンはますます磨きがかかり、聴くたびに素晴らしくなっています。シャープな持ち味の上に、艶やかな色彩が加わってきたような気がします。水永さんのナマは初めてですが、典雅なチェンバロの響きにうっとりです。当然、音量は小さいはずなのですが、演奏方法に工夫もしたのでしょう、ほかの二人に負けない存在感が感じられました。会場で「イングリッシュ・ガーデン」というCDを買い求めましたが、イギリスルネッサンス音楽の小品がちりばめられいて、まさに英国庭園を逍遥するかのような癒しの空間を提供してくれます。そして、水谷川さんのチェロ。私はチェロをこんなに間近で聴くのは初めてですが、迫ってくる音の波に包まれる幸せを感じました。いや、距離は関係ないのでしょう。曲に感情を移入して伸びやかに音を紡ぎだす、水谷川さんの音楽性にうたれました。それにしても、チェロって素敵な楽器ですね。

長くなりましたが、演奏曲の感想を少し書きます。ヴィヴァルディからピアソラまで、大変意欲的な選曲。特に印象に残ったのは、①亡き王女のためのパヴァーヌ:ラヴェルの擬古風な曲想にチェンバロの響きがぴったり。②ゴッドファーザー:ニーノ・ロータの名曲を加藤昌則さんが編曲。バイオリンとチェロの切々たる旋律が胸を打つ編曲も素晴らしいが、その演出がユニーク・・・・・観た人ではないと分からないですね。③ドヴォルザークのスラヴ舞曲:チェンバロがツィンバロン(ハンガリーですが)風の響きをうまく出していた。④ピアソラ3連チャン:ただただ、圧倒されました。というわけで、なにより三人が楽しく、そして時には鬼気迫るテンションで演奏していたのがとても嬉しかったです。ファーストコンサートでしたが、これからも是非是非続けていてほしいものです。次回は、三人それぞれの独奏も聴かせてくれると良いと思います。それから、観客の位置によっては、チェンバロの水永さんが隠れてしまうので、立ち位置にひと工夫ほしいものです。

コンサート終了後、サイン会がありました。新日本フィル定期のあった錦糸町で買い求めたお菓子(三人分!)をプレゼントして、色紙にサインをしてもらって霙が降る中、暖かい気持ちで家内とホールを後にしました。

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コメント

 マーク・アルブレヒトは、ヴァイマールの指揮者だったゲオルゲ・アレクザンダー・アルブレヒトの子息ですよね。
 写真を拝見するに、親父にはあまり似てない感じですね。「指揮棒は魔法の杖」という本に彼が出ていますが、こっちの写真がイケメン然としているようです 笑

 マーク・アルブレヒトは、ゲルト・アルブレヒトのアシスタントだったそうで、ゲルトとゲオルゲ・アレクザンダーの間には血縁関係はないそうです。

投稿: クラインディーンスト | 2008年2月11日 (月) 09時10分

クラインディースト さん

そうなんです。父親が指揮者と聞いて、てっきりゲルトの息子かと思いましたが、違ったんです。でもゲオルゲも結構立派な指揮者らしいですね。
来期の新日本フィルは、なんとハーディングが登場するようなので、いまから楽しみです。

投稿: ムコ殿 | 2008年2月11日 (月) 10時49分

チェロの音は実にいいですね~。
私も大好きです。

チェロの楽器のボディは、人間のからだのサイズと良く似ていて、だから人間の声にもっとも近い楽器なんだそうです(あるチェリストの弁)。

チェロの音は、心を落ち着けてくれますね。

投稿: nikiya | 2008年2月11日 (月) 23時18分

イケメン、いいなぁ
何時も何かを求めて、仕事以外にあれこれ、
特に音楽はベストですね。
それにしてもお忙しそうですね。
何事もしっかりと・・・・。

投稿: masasann | 2008年2月17日 (日) 19時59分

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