2012年5月14日 (月)

3つの「新世界」を聴く

ここ数ヶ月で3つの「新世界」を聴いた。

ドヴォルザークの交響曲第9番は「新世界」の名前でも有名な超通俗名曲である。新世界をコンサートで聴くなんて、おそらく数十年振りである。立て続けに3回連続というのも極めて異例のことだ。しかし、演奏は三者三様。これがクラシック音楽の愉しいところである。

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一つ目は、3月2日新日本フィルの定期演奏会。そもそも、定演でこんな通俗曲が採り上げられるのは珍しい。定演の演目は、ちょっと奇をてらった通好みの曲が多いのだ。通俗曲はだいたい「なんちゃら名曲コンサート」といった枠で演奏されることが多い。通俗、通俗と連呼しているが、通俗曲=レベルが低いということではない。今回新世界を続けて聴き、やはり素晴らしい名曲だなと感じ入ったのである。

新日フィルの指揮はスピノジ。フランスの中堅指揮者である。演奏は才気煥発というか、何かをやってくれるのではないか・・・と飽きさせない。小柄な身体をフル回転させて、スピード感よく前進する。その新鮮さが心地よいのである。これまでの旧弊にとらわれない解釈というか、そうだからといって奇をてらうことなく、そこには新しいドヴォルザークの音楽が鳴っている。

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二つ目は、翌週の3月9日、大友直人指揮@初台オペラシティホール。実はこのコンサートは一般に公開されたものではなく、大手町にある某大手総合商社主催のプライベートコンサートだったのだ。商社のお取引様や、外国の大使?など、招待客は多士済々。私はコンサートを企画・運営している人物と歌友で、お招きいただけたのだった。

もう一つ、面白いのは、オーケストラが特別なこと。「一夜限りのスペシャルオーケストラ」と銘打った企画で、在京を中心とした11のプロオケのトップ奏者を中心に臨時編成された、なんとも贅沢なオーケストラなのだ。資金的にも大手企業でなくては出来ないイベントだ。

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大友の指揮は、まことにオーソドックスな演奏。我々の期待を裏切らない安堵感と豊かさがある。「新世界」とはこういう演奏で聴きたいと思わせる。実は、先のスピノジの新日本フィルのチェロ奏者がこのコンサートにも出演していた。彼とはフェイスブックで顔友なのだが、彼曰く「安心して弾けた」演奏だったようだ。一流奏者とはいえ臨時編成なので、合わせも大変だろうと思うが、アンサンブルは整っていたし、とても立派な演奏だった。

さて、最後はチョン・ミョンフン指揮の東京フィルハーモニー。この日は東フィル創立100周年特別演奏会だった(ご招待だが)。はじめて知ったのだが、東フィルは日本最古のオーケストラで、発祥はなんと名古屋の松坂屋の少年音楽隊だったという。驚きである。本来は昨年が100周年だったが、大震災で記念演奏会は今年に延期されたとの事。

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チョンの指揮は、ダイナミズムに富み、鋭角的でコントラストがハッキリしていること。少なくとも、私の好みとは違うが、とても力感溢れる演奏だった。きっと、オケに対しても指導は厳しいのだろうな。東フィルは新星日響と合併したため楽団員は150人にも及ぶ、日本最大のオーケストラである。ざっと数えただけでも、コントラバスが12人もいたのだから、第一バイオリンは20挺はあったのだろうか。トゥッティで弓が林、いや森のごとく林立する様は壮観である。

この日の呼び物は、150人編成による、ラヴェルのボレロ。サントリーホールのP席に陣取ったバンダは20人もいただろうか。フィナーレの豪壮なことといったら、おそらく空前絶後であろう。

そして、アンコールはウィリアムテル序曲。この曲はチョンが好む曲のようで、オーケストラが総立ちになって演奏していた。客席の拍手も鳴り止まない。とうとう、チョンが舞台からヒラリと客席に飛び降りて、客席からオケを拍手で褒め称えるた。チョンもいいところあるなあ。

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2012年5月 6日 (日)

一音入魂合唱団@熱狂の日

今年のゴールデンウィークもラフォルジュルネ(熱狂の日)で歌った。

毎年、丸の内合唱団で歌っていたが、今年は休団中であるのと、運営を巡って問題が発生していることがあるのは前のブログでも書いた。

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本番はとても楽しく思う存分歌えた。オーケストラとの共演は文句無く愉しく胸が躍る。また、今回の曲目、ボロディンの「ダッタン人の踊り」、チャイコフスキーの「1812年序曲」はともにド派手な曲で歌い映えする。特に1812年はご存知大砲の音が耳を劈く物凄さだし、舞台前に金管のバンダまでついた。お客さんは拍手喝采、ブラヴォーまで飛んでいた。合唱は男声が少なく、ちょいと心配だったし、演奏もまず合格点だと思うが、このラフォルジュルネは楽しく歌えることが大切なのだ。

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この日は生憎一日雨だったのだが、事前にチケットを購入している熱心なクラシックファンで会場は埋め尽くされ、立ち見もでる盛況ぶり。通常は30分のコーナーなのだが、我々は1時間も時間をいただいた。というのも聴衆参加のクイズコーナーがあって、とても楽しい番組だったのだ。イントロ曲当てクイズ、一音曲当てクイズまであったが、聴衆の皆さんは流石クラシックファンだけあってよくご存知だった。

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前のブログで、一つの出会いを紹介したが、この本番の日、もう一つの嬉しい出会いがあったのだ。国際フォーラムの会場控え室につくと、なんと岸本マエストラがいるではないか!岸本さんとは、中野のスタバで思いがけず再会し、一音入魂とアマデウスオーケストラを主宰する指揮者の曽我大介さんと仲良しだということは聞いていた。だから、遊びに来たのか(笑)と思っていたのだが、話を聞いてみると、アマデウスオケに練習をつけていたというのだ。うーむ、なんてことだ。やはり中野のスタバで再会したのは運命的な結びつきだったし、二重のセレンデピュティということになるのだ。このあたりの経緯は私の下記ブログをご覧いただきたい。彼女の麗しき絵姿も貼り付けてありますから。

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-e0ec.html

舞台が跳ねて、「打ち上げ」にも一緒に来ていただき、親しくお話も出来た。一音入魂合唱団には、岸本さんが指揮をした、去年の藝大アーツ出演者も多くいるので、彼女を囲んで盛り上がった。そして、今年の藝大アーツでも、岸本マエストラの指揮で歌えたら幸せだな・・・・・ということになった。この後、彼女と合唱団のO嬢、私の三人がある暴挙(笑)に出るのだが、これはここでは書けない。まあ、打ち上げの席ということでお許しいただきたいのだが、それだけ今年の藝大アーツにかける思いが熱いのだ。

さて、この日のコンサート。歌友のA氏が客席最前列に陣取って、動画を収録してくれた。なかなか良い音で収録できているのでここにご紹介したい。録音・録画自体問題ないのかどうか定かではないのだが、アマチュアの演奏だから問題ないのかな。ただし、1812年の後半部分は、目の前がバンダだったので音が潰れてしまっている。


http://www.youtube.com/watch?v=MOQvu4l9QCw
http://www.youtube.com/watch?v=BFhJx26voO0

http://www.youtube.com/watch?v=rCZl4ubOG5Q&feature=g-upl
http://www.youtube.com/watch?v=2NmfuyfTNnw&feature=g-upl

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2012年4月25日 (水)

音楽が産む出会い

音楽は様々な出会いをもたらしてくれる。また思いがけない出会いがあった。

ただ今現在、一音入魂合唱団というテンポラリーに活動する合唱団で歌っている。一音入魂とは妙な名前だが、読んで字の如し、説明は不要であろう。一つの音に魂をこめる素晴らしさを表現したのだと思う。余談だが、私の会社の事業説明会で「一品入魂」という言葉が出てきて笑ってしまった。一品入魂は一般的な用語なのだろうか?

この合唱団に入ったのは最近である。家庭の事情(介護問題)で丸の内合唱団ともう一つの某オケ合唱団の掛け持ちが難しくなり、前者は休団中で、ある事情からマルガツへの復帰はまだ先のことになるだろう。その点、一音入魂は練習が不定期で出席率の縛りも無く、そのかわり練習時の音源が完璧に備えられている。自習も可能ということだ。オケつきの演奏でこれがまた楽しい(アマデウス・ソサイエティー管弦楽団)。

次回の出演は、ラフォルジュルネジャポンで、国際フォーラムの無料コンサートに出演する。合唱の曲目はボロディンの歌劇イーゴリ公から「ダッタン人の踊り」とチャイコフスキーの1812年序曲。そのオケアワセが今週の日曜日にあった。

オケも合唱もお互いにアマチュアだから、当日、いったいどんな演奏をするのだろうとかなり意識する。オーケストラは大変立派だった。練習が始まる前にどんな人たちが演奏しているのかな・・・・と何気なくオケを見渡すと・・・・・「あれ」私に向って大きく手を振っている女性がいるではないか。「まてよ」・・・そして「まさか」になって、喜びが溢れてきた。

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そうそう、彼女はあのときのコントラバスのトップを弾いていたんだ。昨年の2月に銀行合併五周年記念行事としてサントリーホールで「第九」の演奏会があった。銀行の合唱団とオーケストラの合同演奏会だ。私はある事情から銀行の合唱団には参加していないのだが、このときは人数が足らず助っ人として参加した。この演奏会で一番印象に残った人がこの女性、石垣夏穂さんである。練習のとき指揮者から罵倒されながらも本番で最高の演奏をしたコントラバス奏者である。

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/index.html

再会を喜ぶべく、彼女のところに駆け寄った。私は、握手をしたら失礼かな・・・・とか思っていたのだが、彼女はいきなり抱きついてきて・・・・といっても欧米でよく見る挨拶・・・・・ハグハグしてしまったのだ。もちろん、練習会場では大勢のオケや合唱の団員でごった返していたので、ちょっと注目を浴びたに違いない。流石にちょっと恥ずかしかったせいもあり、私は満足に話もせずに席に着いてしまったのだが、とても嬉しかった。

彼女は何事にも熱心だし、爽やかで誠実な女性。しかも美人なのである!!音楽がもたらす出会いの素晴らしさに今日も感激した。

参考までにコンサートの情報は下記
ラフォルジュルネジャポン(熱狂の日)
5月3日午後4時30分~5時30分
東京国際フォーラム地下2階展示ホール「キオスク」
コンサートの名称は「ナマオケサロンby曽我大介」です。
無料コンサートですが、入場には一連のイベントの有料公演のチケット半券が必要です。

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曽我さんの指揮、本当に素晴らしいですよ。ぜひ聴きにいらしてください。


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2012年4月18日 (水)

ああ、三重苦!

滝の音は 絶えて久しく なりぬれど・・・・・・

皆さん、大変ご無沙汰しました。1ヶ月を超えるブランクに、「どうかしたんですか?」との声も複数からいただいた。忙しかったこともあるが、ブログを書く気にならなかったというのが真相かな?一言でいえば、三重苦の世界にいるからかもしれない。三重苦とは・・・・

仕事:仕事の話はここには書けない。

プライベート(合唱):プライバシーの問題もあり、これも書けない。

家庭:これはある程度は書ける。

我が家は私の両親と長らく同居していたが、このブログにも再三書いたように、父親は入院、母親は介護施設という状態。そうしたら、私の長女まで急病で入院してしまったのだ。

私と家内の手しかないのだから、分担するにせよかなり物理的にも精神的にもキツイのは確かだ。家庭だけで三重苦が成立してしまったのである。

まあ、暗い話ばかりしていても気がふさぐ。ここ1ヶ月強の間に撮った写真をご披露しよう。

水戸の鰻
水戸は納豆が有名だが、どうして鰻の名店も多い。 ご飯の下にも蒲焼が隠れている嬉しい鰻重。

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浜松の鰻
しかし、鰻といえばやはり浜松だろう。これも蒲焼が二段で贅沢。鰻の稚魚の不漁により、鰻の価格は著しく上昇しているが、本場だけあってかなり割安の価格設定。

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浜松の餃子
餃子の町宇都宮を抜いて、いまや浜松が餃子消費量日本一。鰻よりも餃子が看板になっている。浜松の餃子はごらんのように円形に並べられていて、真ん中に茹でモヤシが鎮座している。具には浜松キャベツがタップリ入っていてとてもジューシーだ。地元の人は、30個くらいある大皿をペロッと食べてしまうから驚きだ。

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さて、次は珍品。

自動販売機の缶味噌汁
たしか中野で見つけたんだと思うが、これを買う人がいるのかなあ?アズキフェチの私は、隣のお汁粉を買いました。

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鎌倉檑亭のそば汁粉
来客があったので、近くの庭園散策に連れ出した。茶屋で一休み。そば汁粉は、普通は汁粉に蕎麦団子が入っているが、ここのはなんと「そのまんま蕎麦」。味は???

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鎌倉山の桜
檑亭のある鎌倉山は桜の名所。

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津波の?警報
つい最近だが、湘南地方の電信柱に写真のような「掲示」が出現。これは父親が入院している藤沢の病院の近くの電信柱。海抜4.8メートルでは不安だ。私の自宅は山の上なので、海抜40メートルはあるから、まず安心。

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2012年3月11日 (日)

大切な日にココロに染みわたる音楽を聴く

今日は東日本大震災の一周忌。全国各地で慰霊と復興の催しが開かれたが、私は鎌倉建長寺に出かけた。

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建長寺では「東日本大震災~1年目の祈り~」と題して、大きな催しが行われた。今日は入場料(拝観料)無料というのも力の入れようが分かる。催しでは被災者のお話や、仏教・神道・キリスト教など宗派を超えた合同法要が営まれ、最後には鎌倉在住の女優石田ひかりさんも詩を朗読した。

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実を言うと、私はこれが主眼で出かけたわけではない。フェイスブックを見ていたら、顔友&クラ友(クラシックつながりの友人)が主宰するクラシック音楽のマネジメント会社が、本日の催しに登場することを見つけたからなのである。

アズアーテイストという会社。まだ設立されて数年のマネジメント会社だが、主にヨーロッパ留学帰りの若手女性アーティストを擁し、積極的に活動している。特に各地の寺院でのコンサートを手がけているほか、震災後は被災地に出かけるなどチャリティコンサートにも熱心で、大変立派な活動をされている。

http://www.azartist.jp/01what/what.html

昨年秋も台湾の若手二胡奏者とのコラボレーション(大震災復興祈念)が表参道であり、ご招待いただき聴きにいったが、大変素敵なコンサートであった。

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-22ad.html

本日は曹洞宗の若いお坊さん達有志による復興支援の組織「スジャータプロジェクト」が主催するチャリティーコンサートである。演奏会場である建長寺の法堂の天井には小泉淳作による「雲竜図」が描かれている。

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出演者は以下。

津軽三味線:福居一大
中国琵琶:シャオ・ロン
キーボード:城之内ミサ
弦楽カルテット:アズアーティスト

前半は津軽三味線の福居さんとアズの皆さんの演奏。アメージンググレイスやジュピターが、ストリングスと三味線の掛け合いで美しく演奏された。そして、津軽三味線といえばこれ、じょんがら節がソロで演奏された。津軽三味線をナマで聴くのは初めてだが、福居さんはコンクールで優勝した実力者。素晴らしいテクニックと胸を打つ迫力には圧倒された。

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後半はユネスコ平和芸術家の称号を持つ城之内ミサの登場。この称号は世界でも50人、日本人でも3人程度しかいないという。彼女はキーボードを弾きながら指揮をしていたが、演奏は彼女の作曲による美しい曲。中国琵琶のシャン・ワンが凄い。日本の琵琶はバチで弾いて演奏するが、中国琵琶は素手。クラシックギターの演奏に近い。しかし、音色は力強く、そして哀愁を帯びた甘い香りがする。トレモロの繊細さも素敵だ。

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アズアーティストの皆さんはあまり演奏の表に出ることは無かったが、ソリストを優しく包み込む名伴奏振り。時折ソロを聴かせてくれたが、皆さん技量も確りしていて音楽も容姿も美しい!

でも、お寺のお堂の寒いこと。扉は開けっ放しだから風も吹きさらし状態。そんな中で、ステージ衣装で頑張るアズの皆さんには、本当に頭が下がります。マネジメントをされている門ゆりさんに演奏後ご挨拶をしたら、アズの皆さんがたは、お寺だけに「修行」のつもりで演奏しているのだと。聴衆も底冷えがして寒かったが、被災地の方のことを思うと、これくらいで根は上げられない。

門さんは、「美しすぎる」マネージャーであります。

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震災後一年という区切りに、なにも出来ない私達だったが、建長寺の追悼式で祈ることが出来、またチャリティコンサートで微力ながらお役に立ててよかったと思う。お堂は寒かったが、我々の心はとても暖かく、そして気持が熱くなるのを実感したメモリアルデイであった。

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2012年3月 6日 (火)

私たちはなにを聴いているか

先週、仕事でビクターの青山スタジオに出かけた。

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丸の内合唱団の古株の方たちは、青山スタジオを懐かしく思う事だろう。そう、ビクターから当時マルガツの団長をやっていた私に電話がかかってきて、急遽レコーディングすることになったのだ。フランク永井の「有楽町で逢いましょう」のコンピレーションアルバムの新録音である。私が書いた下記ブログ記事をみると当時の熱狂が思い出される。

http://marugatsu.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_661c.html

http://marugatsu.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_8e9b.html

http://muko-dono.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_bfe1.html

さて、今回はハイレゾリューション(以下ハイレゾ)自然音の試聴にうかがったのだ。ビクターでハイレゾを研究されている牧元裕之さんから説明を受けるためである。牧元さんはビクターでサザンやSMAPをプロデュースされた大物プロデューサー。彼とフェイスブックで知り合ったのがキッカケである。フェイスブックのパワーと伝播力は凄い。プライベートな関係がビジネスにも波及する。

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ハイレゾ自然音とは、一言でいうとアナログの加工されていない音ということ。人間の可聴周波数領域は20Hz~20KHz程度といわれる。理論上それ以上は人間の耳に聞こえない。このため、デジタルの世界、例えば我々が日常聴いているCDは情報量の制約から20KHz以上の音はカットされている。これまたお馴染みのipodやウォークマンのMP3音源は更に情報量が圧縮されている。

ところがである。自然環境においてはその何倍もの音が存在していて、熱帯雨林では120KHzと、可聴音域の6倍もの音が溢れている。実は我々は耳では聴こえなくても、ちゃんとこうした何倍もの音を「聴いている」のである。音は音波=振動で、耳だけでなく、肌や骨など身体全体できいているものなのだ。

良い例えかどうか分からないが、オーケストラをCDで聴くのと、コンサート会場で聴くのとでは感動の仕方が全く違う。ナマで聴くと、音の洪水が押し寄せてきて、身体全体で受け止め、時には肌に粟が立つような感動を覚えることが誰しもあるだろう。もちろん、視覚や思考による違いも影響しているだろうが、音そのものに違いがあるのである。

また、森林浴は癒し効果があるといわれるが、森林の空気(オゾンなど)、緑の樹木、そして森林から聞こえてくるハイレゾ自然音、小鳥のさえずりやせせらぎの音などが身体に良い影響を与えているはずだと牧元さんは指摘する。実際、大学との共同研究でも、ハイレゾ音楽が脳を活性化することが実証されているのだという。

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今回のビクタースタジオでの試聴体験でも、私の会社の参加者全員がCD音源とハイレゾ音源の違いがはっきり認識できた。森林の音や波の音、楽器やヴォーカルを聞き比べたのだが、音の透明感が増しや奥行きが深まり、心地よい響きに聞こえる。音源の一つに、バイオリンの小名曲であるエルガーの「愛の挨拶」があった。二つを聞き比べると、バイオリンの音の艶、伴奏ピアノの輪郭の明瞭さが際立っていた。話が逆になるのだが、まさに目の前で演奏を聞いているようだ・・・・とはこのことである。

このようなハイレゾ音をビジネスに生かせるだろうか。実際、牧元さんは企業のロビーや執務室、エステや銀行などの商業施設に導入し効果を挙げているという。また、商業施設などでも滞在時間が長くなったり、クレームが減る効果が期待される。ただ、視覚と違って、聴覚は効果測定が難しい分野であり、これをどう「見え化」してゆくのか・・・・課題なのだと思う。

いずれにせよ、いま我々は何を聴いていて、何を聴くべきなのか、考えさせられる経験だった。CDや特にMP3などの圧縮音源を聴いていると、脳にとってよくないストレスが加わることになるのではないか。

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2012年3月 1日 (木)

ジンギスカン食べてダッタン人を歌おう!!

次回の合唱では「ダッタン人の踊り」を歌う。というわけ・・・・ではないが(笑)、会社の同僚たちとジンギスカン鍋を食べに行った。まだまだ続く(笑)居酒屋・鍋シリーズ第7弾。

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実は、前から気になっていた店だった。中野「神居古譚」(カムイコタン 譚はサンズイ)。鍋シリーズ第2弾で書いた「ちゃんこ 力士」の真向かいにある店である。

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つまり、中野ブロードウェイの「新仲見世商店街」の一店。地元では通称「右奥」と呼ばれる一帯で、「三丁目の夕日」の昭和がそのまま残されたようなスポットなのだ。

しかし、ここは古色蒼然というより、いまにも潰れてしまいそうな店構え。店内も戦後の闇市のような有様(ちょっと誇張したが)。かの有名な「きたなシュラン」三ツ星というから、読者の皆さんも想像がつくだろう。「力士」もそうだったが、はっきり言って汚い。しかし、ジンギスカンは期待通り(笑)素晴らしく旨いのだ。私はジンギスカンの経験は少ないが、東京一かもしれない。

へえーっと感心したのは、いまどき七輪炭火を使っていること。このこだわりからして期待を持たせる。

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まず、肉の厚さに驚く。写真はラム肉(生後1年未満の羊肉)だが、ステーキのようだ。ここの肉と較べると、札幌のビール園で食べる「本場の」ジンギスカンなんて薄っぺらいのだ。しかもとても柔らかくコクがある。

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そして、ジンギスカンの最大の弱点である羊肉の臭みが殆ど感じられない上質な肉なのである。店の人の話では、生産地にこだわり、飼料に抗生物質を混ぜていないかららしい。

羊肉の種類が多い。特にホゲット肉という生後1年~2年未満の羊肉は珍しく、程よく脂が乗って非常に旨い。

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面白いことに、ここのメニューはジンギスカン一本。普通のつまみ類は極めて少ない。なんせ、ご飯も出さないのだ。ご飯を食べると肉が食べられなくなるからという理由。同じ理由で、ビールよりも日本酒を勧めるのだ。

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結果、パクパクと肉を食べ、1人二人前は軽くクリアー。でも、牛肉や豚肉と違って胃にもたれない。羊肉の脂は融点が高いので、溶けて体内に吸収されずに排出されてしまうという。

いやー、食った食った。これなら、威勢のいい「ダッタン人の踊り」が歌えそうだ。

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2012年2月26日 (日)

柏には旨くて安い鍋あり

お待たせしました。居酒屋・鍋シリーズ第6弾。先々週の土曜日、なんと、柏からバスに乗って店まで行ったのだ。

バスに乗るだけの価値があるって?・・・・・あったんです!。柏に行ったのは仕事。普通は仕事が終わって駅の近くで軽く一杯と相成るのだが、今回は以前柏に勤めていた同僚の昔行き付けの店。となれば、バスに乗ってでも行かねばなるまい。

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魚介料理「ふじい」。内陸の拍で魚介が旨いのか?と一抹の不安が頭をよぎったが杞憂に終わった。魚も旨いし、料理も丁寧と来ている。更に値段が安いとくれば言うことなし。

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突き出しに、白子としいたけの煮物。いきなりの白子に驚いたが、しいたけとの相性が良く、とても美味しく炊けている。

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刺身盛り合わせ。厚切りで豪勢。特に貝類が新鮮で旨い。

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ブリ大根。同僚に言わせると、ここの看板メニューだとか。薄味だが大根とブリのハーモニーが絶妙。

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サービスに、鯨のさえずり。めったにお目にかかれない珍味である。さえずりとは鯨の舌のことで、旨みのある脂身でシコシコした食感が魅力的。

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最後にメインの鮟鱇鍋。柏でアンコウを食するとは夢にも思わなかった。鮟鱇の身がどっさり。ここの鍋は味噌仕立てでアンコウの旨みが滲み出た汁は最高。同僚たちも旨い旨いと飲み干してしまった。これで、4人前3980円は信じられない。

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皆で河豚のひれ酒をしこたま飲んで、ひとり5千円弱だから本当に安い。バスに乗ってきたかいがあるというものだ。一同、同僚に感謝、感謝。しかし、土曜の夜、柏から自宅のある大船に帰るのはちょっとした旅行であった。

今年の冬は寒い。まだ鍋シリーズは続けたい。乞うご期待。

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2012年2月21日 (火)

幸せなセレンディピティ

また、幸せな出会いがあった。

私は現在、家庭(介護)の事情や音楽上の考え方から、丸の内合唱団を休団している。しかし、ひょんなことから、別の合唱団に呼ばれることとなり、練習を開始した。

「一音入魂」という合唱団である。指揮者の曽我大介さんが主宰するアマチュア合唱団で、同じく関係の深いアマデウス・ソサイエティーOと、今年のラフォルジュルネ音楽祭で演奏をする・・・・というもの。

曲目はチャイコフスキーの「1812序曲」とボロディンの「ダッタン人の踊り」。ラフォルジュルネはマルガツとカブるのだが、オケ付きの方が楽しいし、練習回数も少なく出席率も問わないので、家庭の事情をかかえる現状の私の環境からすれば気楽なのだ。音取り音源、ディクションCD、練習の録音までネットにアップされていて大変手厚い対応も気に入っている。

そんなことで、先週の某日いそいそと練習会場に向った。会社から中野駅に行く途中、スターバックスの前を通りかかった。いつもは足早に通り過ぎるのだが、視線にちょっと気になる姿がかすった。立ち止まり表からよくみると、うつむき加減なのだが、どこかで会った人に似ている。思わず店内に入り込み、「岸本先生?」と声をかけたのだが、果たして岸本マエストラその人であった。

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指揮者の岸本祐有乃さんは、昨年の藝大アーツ「カルメン」で指導いただいた大変素晴らしい指揮者である。中野で偶然会えたのは驚きであった。「岸本さん、なぜ中野に来ているの?」と思わず聞いたのだが、昔住まいしていたことがあって、時々買い物などに出没(笑)しているらしい。

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問わず語りに、これから合唱の練習に行くことを伝え、「一音入魂」や曽我マエストロのことも口にした。そうしたら、「私、それ知ってるわよ! この間曽我さんに会って聞いたから」と返事が返ってきた。また驚きである。音楽業界は広いようで狭いのではあるが、ここまで符合したのにはまたビックリ。なんでも、彼女がウィーンに留学していた頃から、曽我さんにはお世話になっているらしい。

岸本さんには「今度、カルメンの仲間と一緒に食事でも!」と約して、東陽町の練習所に向った。一音入魂」合唱団は、イベントの都度団員を募集する形態をとっているようなのだが、今回は男声が圧倒的に少ない。初回の練習のときにバスが5人しかいないのには不安を覚えた。

不肖私も歌友2名に声をかけたのだが、今回(2回目)出席簿をみて、またまたビックリ。なんと、私がもう一つ入っている某合唱団の某名物団長の名前がそこにあったのだ。おっとり刀で登場した某団長に問いただすと、彼は「一音入魂」の創立メンバーである由。やはり、広いようで狭い業界なのだな(笑)。

このブログをお読みの諸氏。男声はまだまだ不足しているので、ぜひ参加していただきたい。既に書いたように、出席率不問だし、音源など環境は非常に整備されている。本番は5月3日である。某合唱団のYOさん、私の同僚のYKさん、もったいつけないで入ってくださいな!

一日のうちに嬉しい出会いが二つもあった。自慢と受け取られると恥ずかしいが、私の引き寄せる力=セレンディピティをまた実感してしまった。

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2012年2月15日 (水)

マイ・ファニー・バレンタイン

このブログを最後まで読んでくれた方に、ちょっといい話をしよう。

昨日はバレンタインデーだった。バレンタインに因む歌というと古典的名曲「バレンタイン・キッス」(笑)・・・最近はリメイクもあるが・・・・など沢山あるが、世界的に有名なオトナの曲といえばマイ・ファニー・ヴァレンタイン(My Funny Valentaine)に止めを刺すだろう。

ロレンツ・ハート(詞)、リチャード・ロジャース(曲)の名コンビによる、1937年のミュージカル「ベイブス・イン・アームズ」のナンバー。今なお名ミュージシャン達が採り上げる人気曲でもある。古くは、ペリー・コモ、トニー・ベネット、ジャズではマイルス・デイビス。そうそう、チェット・ベイカーの名唱・名演も忘れてはいけません。フランク・シナトラはこの曲の中興の祖で、映画「パル・ジョーイ」(夜の豹)で名曲の名を不動のものとした(歌ったのは相手役のキム・ノヴァク)。

さて、この名曲だが、物悲しい曲調からして失恋や別れの歌という印象を与える。しかし、実は熱烈なラブソングなのである。下記に、シナトラが歌ったYou Tubeを付けた。これは歌と同時に、歌詞が画面にスクロールされるのでご覧いただきたい。

和訳はこんな具合である。

私の変てこなバレンタイン、スイートで面白いバレンタイン、

あなたは私を心から微笑ませてくれる

あなたのルックスは笑えるわ、写真向きじゃない

でもあなたは大好きな芸術作品なの

あなたの見てくれはギリシャ人以下でしょ?

口許はちょっと弱点よね?

その口を開いてしゃべる言葉なんてスマートって言える?

だけど私の為に髪の毛一本も変えないでね

だめよ、もし私を思ってくれるなら

そのままでいて、かわいいバレンタイン、そのままで・・・

あなたさえいれば、私は毎日がバレンタインデ-なのだから

どうです。なかなか素敵でしょ。はじめの2段落は相手の容姿や知性?をけなしていて、ここまで言ったら喧嘩になりそうだなと思うのだが、決め手は最後の段落。私のために髪の毛一本までかえないで・・・なんて熱烈なラブコールなんだろう。わが国の「痘痕も笑窪」という諺のままである。

ここではバレンタインは人名で、それをバレンタインデーとかけているのである。もともとは女→男への歌なのだが、男→女と読み替えても良い。この気持、私もよく分かるなあ。

さて、私の今年のバレンタインはどうだったかって?勿論、貰いましたよチョコ。親しい人から。会社でも、チョコっと(笑)期待していたんだけれど、貰えなあったなあ。おそらく、そうした取り決め(約束)があるんじゃないかと思う。

でも、僕の机の上には、いつもご覧のようなバスケットが・・・・。

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そう、この歌詞の最後、Each day is Valentaine's Day(わたしは毎日がバレンタインデー)なのだから・・・・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=JGxrE6Mf_6Y&feature=fvst

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2012年2月11日 (土)

中井貴一か、くいだおれ太郎か(笑)

中井貴一か、くいだおれ太郎か・・・・。また、馬鹿な話をしたい。いや、本人は真剣なのだが。

私が誰に似ているのかを巡って、フェイスブックが炎上しかかった。最近よく思うのだが、私は中井貴一に似ている・・・と。平清盛の父親役はともかく、テレビドラマ「最後から二番目の恋」なんかみていると、そう感じる。振り返れば、以前、中井貴一に似ていると友人から言われた(ような記憶がある・・・笑)。

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しかし、フェイスブックでは、「くいだおれ太郎」だ!という友人の指摘があり、圧倒的多数でくいだおれに賛同が得られた。そこまで、イジメなくてもとは思うのだが、恐ろしいもので勢いがつくと手がつけられなくなる。もっとも、「くいだおれ」も以前から良く言われていたので違和感は無いのだが。

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私=中井貴一、私=くいだおれ太郎となると、中井貴一=くいだおれ・・・・ということになるので、これはちょっと中井貴一に失礼なのではないか。

ということで(笑)、大阪に出張したおり、道頓堀に立ち寄った。道頓堀こそ、くいだおれ太郎の故郷だからである。

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写真のくいだおれ太郎はいなくなって久しいが、記念グッズが華々しく売られている。くいだおれのストラップを購入。通常の立ち姿と「走ってくる」タイプ。

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「くいだおれ」絆創膏なんてものもあったので、迷わず購入。くいだおれの衣装があったら、ぜひ買いたいと思っていたのだが、流石に売ってなかった。ぜひ取り揃えていただきたい。

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よしもと系列のお土産屋には、噂の「面白い恋人」があった。販売差止めにならないうちに、迷わず購入。ところで、面白い恋人の箱に入っていた、「東京カブレ」ってなんやねん。こんなの平気で作りよるから、大阪めっちゃ好きやねん。

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ところで、某メガバンクの現役頭取も「くいだおれ太郎」に似ているといわれている。本人がそう言っているのだから間違いない。そういえば、若い頃私は某メガバンクの現役頭取(これも若い頃)に似ているといわれたものだ。「○○二世」と言われてもいた。これは某メガバンクの現役頭取が自ら言っているので間違いない(笑)。

くいだおれ太郎も捨てたもんではないのだ。

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2012年2月 7日 (火)

インフルの真っ只中で

父親がまた入院した。

このブログでご存知のように、昨年父は入退院を繰り返し、一時は人工呼吸器を気管に直接挿入する事態となり、危篤状態に陥った。しかし、その後奇跡的に持ち直し、人工呼吸器を抜管、秋ごろからは自宅で療養をしていた。

長い入院生活で足腰が弱り、車椅子生活を余儀なくされていたが、最近は、デイケアへリハビリに通い、ようやく少しではあるがつかまり歩きが出来るまでになっていたのだ。

ところが、先週あたりから、再び呼吸器に支障をきたし、加えて食欲不振で、水分も摂取しにくくなっていた。このままでは、脱水症状を起こすと判断し、急遽日曜日の朝に救急車を呼んで総合病院に運び込んだのだ。本人は入院を嫌がっていたが、栄養や水分まで摂取できなくなると命にも関わることを説得し、なんとか入院させることが出来た。

医師の診断は心不全と呼吸不全。と聞くと驚くが、85歳の高齢者なので、心機能・呼吸機能に問題が出るのは仕方の無いことらしい。なんせ、去年は肺炎で生死の間をさ迷ったのだから、確実に機能は衰えているようだ。

今日も酸素マスクをつけて苦しそうにしていたとの事で、一日も早く回復に向って欲しい。長引けば長引くほど、重篤な状態に陥る可能性が高まるし、折角回復しつつあった足腰もまた元に戻ってしまう。日曜日は朝から夕方6時頃まで、私と家内は病院につめていて、ヘトヘトになった。病院での付き添いは本当にエネルギーを消耗する。

一日病院にいたので、何度も診察室や観察室を行き来するのだが、日曜日の救急外来は大変な混雑振りだ。特にインフルエンザの患者が多いようで、マスクやヒエピタをして待合のソファに寝そべる子供達を多くみた。また、薬もインフルエンザの治療薬が多く処方されていた。

我々家族もマスクをしていたのだが、インフルを貰ったのではないかと心配である。病院の医師、看護師、事務員もインフルウィルスがうようよしている環境の中で、大変苦労しているに違いない。患者の病を治すのが仕事であることに間違いは無いが、自らの健康と引き換えるような職業は、まさに高い使命感なくしては出来ないだろう。

JUJUの新曲「sign」、いい曲だ。映画「麒麟の翼」の主題歌らしい。


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2012年2月 4日 (土)

鍋は無くとも(笑)居酒屋ツアー

突如、居酒屋に目覚めた私。居酒屋シリーズ第五弾。

ここまでくると、偶然では済まされないかもしれない。短い期間に名の知れた居酒屋5連発とは、神の導き以外になかろう。これまでの、食生活を懺悔(笑)しなくてはならない。

ということで、今回訪ねたのは・・・・すっかり、吉田類の酒場放浪記であるが、なんと天下の慶應義塾大学に隣接した由緒ある居酒屋「津国屋」(つのくにや)である。由緒あるとことわったのは、建物が明治26年というから、120年を超えている。港区の歴史的建造物に登録されているというが、さもありなん。

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お誘いを受けたのは、私が社長をやっていた前の前の会社の同僚2人である。積もる話に花が咲き、また現在の境遇についてひとしきり。しかし、私を入れて3人ともアグレッシブ(笑)志向なので、これからの相互事業展開にも話が及んだ。早速、それが私の会社で実現しそうな様子になってきたのは、大変喜ばしいことだ。

さて、閑話休題。この居酒屋はもともと酒屋の建物であった。それを居酒屋に衣替えしたのが今から10年弱前と聞いた。酒屋が経営する居酒屋だけに、日本酒の種類が豊富な上、安価なのが嬉しい。例えば、私が好む島根の酒「李白」がさりげなく置いてあったりする。

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小魚のサラダと刺身から始まり、自家製のさつま揚げを注文。肉厚で旨い!

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当店の名物、烏賊わた味噌ゲソ入りオーブン焼き。これ自体絶妙な味で、涎を禁じえない。一緒に出されるガーリックバターバケットに味噌をつけて食べるとこれまた大変美味である。

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他にも居酒屋メニューが沢山用意されているが、締めはふんわりオムそばに。パクパクいってしまう。

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鍋がないのはチト残念だが、どの肴もいける。酒屋の酒に気の利いた肴のコンビネーションは強力だ。慶應大の傍だけに、「偏差値」の高い居酒屋だといえよう。


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2012年1月31日 (火)

凄いディープな街の明るい居酒屋で

おそらく、日本で一番ディープな街にある明るい居酒屋で鍋を食した。ご存知居酒屋・鍋シリーズ第四弾。またまたまた、偶然ですが(笑)。

偶然でなくて意識的だと批判される向きもあろうと思うが、本当に偶然である。毎年、年末は第九やらガラコンサートやらで、忘年会の誘いも全て断っている。最近では、もうお声もかからなくなってきた。これはこれで寂しいものである。その分、新年会に回してもらっていて、このシーズン私は超多忙である。そして、予算の問題もこれあり、居酒屋が重なった。私は、どちらかというと居酒屋は苦手なほうだったが、通い続けてみると、しみじみとしていいなと思うようになったのである。

さて、誤解を恐れず申しあげると、日本一ディープな街とは、ズバリ南千住から南へ下った山谷(さんや)のことである。昔のドヤ街。今は、外国人旅行者=バックパッカーのメッカとも言われているが、足を踏み入れるにはそれなりの勇気がいる。山谷地区、日本堤に居酒屋「丸千葉」がひっそりと佇んでいる。

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この日は、マーケティングライターで、テレビにもよく出演されている牛窪恵さんを囲む会という趣旨であった。牛窪さんと山谷はイメージがかけ離れているが、幹事役の元敏腕経済雑誌編集者のF氏が選んだ店なのだ。普段行けない店に行く・・・・おそらく牛窪さんの驚く顔を拝みたかったのだろう。男は彼と私。そして牛窪ファンの女性二人(OO=オーオー=コンビ)。

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この店、居酒屋業界(そんな業界あるのか?)ではかなり名が知られた存在らしい。とにかく安くてボリュームが多い。肝心の味も旨い、と三拍子揃った店なのだ。まず、酒が只者でない。いまは殆どお目にかからないサッポロの赤星。大衆居酒屋の勲章である。

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そして、焼酎が「キンミヤ」と来ている。最近でこそ、芋や麦の乙類焼酎がよく飲まれるが、キンミヤは甲類焼酎の王様である。なんといっても、このラベルの優美で繊細なこと。金色の宮(キンミヤ)の字が眩しい。味もスッキリしていて、私は定番のホッピーでいただいた。幹事のF氏は自宅の冷凍庫にキンミヤをストックしてあって、いわゆるシャリキンで呑むらしい。

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酒の話はこの位にして、肴はというと、まず〆鯖。このボリュームで550円とは驚きだ。絶妙な酢加減で文句無く旨い。

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同行したO嬢(2人ともO嬢だが)の1人が注文したカツ煮。甘辛出汁が染みていて食欲が出る。ご飯が食べたい。

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私が頼んだポテトサラダ350円。居酒屋の定番である。これまた、大盛りでマヨネーズがたっぷりかかっている。

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他にもいくつか注文したが、極めつけはこの鍋。みてください、このボリューム、圧倒的な存在感!!これで、一人前である。もともとは白子鍋1500円(安い!)を注文したのだが、大将の勧めで牡蠣とのミックスに。味噌味が効いていて抜群に旨い。

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この大将が愉快で、ナルトの沢山入ったナルト鍋を注文した客がいて、ナルトいっぱいで目を回した・・・・なんて冗談を言う。「やっちゃん」と呼ばれているが、私達の間ではすっかりエナリ君になってしまった。

いやいや、楽しい飲み会だった。私はカツ煮を注文したO嬢に呑まされて、すっかり酔っ払ってしまった。帰りの電車を乗り過ごすのではないかと心配していたがなんとか帰宅。しかし、その晩の夢で、乗り過ごした夢を見た(笑)。なぜか小田急線の最終で、厚木の先まで乗り過ごした夢である。

もう一つ、面白いことが。わいわい騒いで呑んでいたのだが、世間を騒がせている寺田農が話題になった。そして、信頼できる筋という触れ込みで、F氏から館ひろしと某女優の話が・・・・・。そのとき、私が何気なくテレビを見上げると、なんと当の寺田農と館ひろしが出演しているテレビドラマだったのだ。それに気づいた私・・・・・また呼んできてしまったようだ。シンクロニシティ。

かくして、ディープな街の楽しい居酒屋の夜は更けていったのである。

おしまい。

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2012年1月29日 (日)

東京最古の居酒屋で鍋を食らう

明治38年創業というから、優に100年は超えている居酒屋、人呼んで「東京最古の居酒屋」で鍋を食らった。なべシリーズ第三弾・・・また、偶然ですが(笑)。

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店の名前は「みますや」という。神田淡路町の路地裏にひっそりと佇んでいる。先の大戦でも戦火を免れたのだろうか、実に風情のある店構えである。歌友三人で呑もうということになり、事情通のTさんが予約してくれたのだ。6時半に遅れるな・・・との厳命であったのだが、行ってみて納得した。年季の入った引き戸を開けると、テーブルは人、人、人で埋め尽くされている。壮観である。予約もなかなか取れないらしいから、時間に遅れたら待ちの客に取られてしまうに違いない。

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周囲が静かなオフィス街だけに、店の中の喧騒はまさに別世界である。6時過ぎだというのに、かなり広い店内は満席で、奥まった回り込んだスペースにTさんの名前の書いた経木(懐かしい!)がおかれたテーブルを見つけた。当方は3人だから当然相席である。

さっそく、呑み始めたのだが、肴も500円前後と安い。Tさんのお勧めで串カツとから揚げを頼んだ。Oさんと3人でつまんだのだが、ボリューム満点で大変美味しい。

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相席のお隣さんが寄せ鍋を頼んだのをみて、こちらも鍋を。冬は鍋に限る。Oさんが道に迷って、私がコートを着ずに淡路町の交差点まで迎えに行ったのでとても寒かったし。我々は「ねぎま」鍋にした。かじきマグロだと思うが、脂の乗った切り身がどっさり。刺身でも旨いだろうが、それを鍋にして食べるところが粋だねえ(笑)。ほっこり柔らかくて幸せな気分になる。そして、なにより出汁が素晴らしく旨いのだ。最後のおじやまで一気に食べてしまった。

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もともと私は酒が弱いので、しばらくはビールをお付き合いして、鍋が出たタイミングでウーロン茶をいただいた。ところが、このウーロン、なんかヘンなのである。妙に甘味がある。店員が来たので、「これ、本当にウーロン茶?」と聞いたぐらいだ。合点がゆかないが、半分ほど飲み進めたところ、ハタと気が付いた。これ、ウーロンハイじゃない?合唱団の暴露話などで盛り上がったのだが、私は一気に酔いが回ってきた。

酒飲みにはラッキー?かもしれぬが、私にはいい迷惑。もっとも、東京最古の居酒屋で、ウーロン茶なんて注文する輩はいないのだろうなあ。

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2012年1月26日 (木)

どすこい~どすこい

なべシリーズ第二弾・・・・偶然ですけど。

昨年の6月に中野の会社に来るにあたって、友人から「中野には汚くて旨いちゃんこ屋がある」と聞いていた。ようやく、それと思しき店をみつけ、ちゃんこを賞味した。間違いなくその店だった。汚くて旨いちゃんこ。

月に一度グループ会社の同役が集まって会議の後に会食(といっても飲み会)をする慣わしとなっている。今月は、私がこの「力士」というちゃんこ屋を所望したのだ。

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汚い店といってしまえば、身も蓋もない。汚いといったのは私の友人であり、私に言わせれば風情のある店だ。中野のブロードウェイ東側にある新仲見世商店街の一つ。この新仲見世商店街は、終戦直後昭和24年に生まれたという。以来、大きく変化することなく、懐かしき昭和がそのまま残されたようなスポットだ。いまや大人気の「三丁目の夕日」がそのまま残ったような・・・・と表現してもよいくらいだ。とにかく、時代に取り残されている。聞くところによると、ブロードウェイが出来る前は大変な賑わいだったようだが、ブロードウェイ完成後は人の流れが変わってしまい、寂れてしまったようだ。でも、いいなこの雰囲気。

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さて、肝心の「力士」。二子山部屋のOB力士二子竜が経営するちゃんこ屋である。人呼んで「幻のちゃんこ」。いくら電話をかけても繋がらないのだとか。電話番号が違っているとか、大将が1人で切り盛りしているので電話に出られないだとか、諸説あるが、いずれにしても鷹揚な店である。

しかし、ちゃんこは確かに旨い。我々が食したのは「醤油」(ソップ)と「味噌」。それぞれに具も違う。スープが素晴らしいのだ。醤油も味噌も出汁がよく出ているのだが、しつこくなくあっさり味。だから、いくらでも食べられる。具を食べた後のうどんの旨いこと。しこたま食べて満腹満腹。

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ここの大将が面白い。なにを言っても「ごっちゃんです」。そして、ビールの注ぎ方がユニーク。こんな注ぎ方は見たことない。ネタバレはよろしくないので、興味のある方は自分の目で体験していただきたい。

店の壁に、自分の力士時代の体験談だとか張り紙がしてあって面白い。しかし、極め付きはトイレに貼ってあったこれだろう。「JT」の意味がわかった方はコメントに書いて欲しい。

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2012年1月24日 (火)

その手は桑名の・・・・

本当に久しぶりだが、街のグルメの話題を一つ。

フェイスブックで再開した旧友と蛤(はまぐり)を食べに行った。新聞で紹介されていた店で、私から提案した。六本木ヒルズに昨年オープンしたばかりの、「新三郎」という店である。

別にめちゃくちゃ貝類が好きというわけではないが、蛤は貝の王様。旨いが値段も安くない。この店は三重の蛤問屋(そんなのがあるんだ!)マルタカ水産が直営する蛤専門店。旨くないわけがない。六本木ヒルズがミスマッチだが、もの珍しさに訪問した。

http://www.roppongihills.com/shops_restaurants/restaurants/japanese/201550006.html

蛤のコースが3500円で、たいしたことは無いだろうと高を括っていた。ブログ表題の諺「その手は桑名の焼き蛤」からして、半信半疑だったのだ。ところが、どうして質・量ともに大変満足した。

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コースの概要を言うと、まず突き出しのわかめサラダ。ガーリックと唐辛子のみじん切りがアクセントになってなかなか旨い。次が蛤の刺身。これも歯ごたえと甘味が感じられて美味。そして、名物焼き蛤が三つ。蛤ときたら焼きハマに限る。汁がジューシーでいける。意表を突かれただったのは、蛤の天麩羅。衣のサクサク感と熱々の蛤のコンビネーションが絶妙。あと、蛤のあさつき焼き?も悪くない。

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ここまでで、かなり蛤を食べたのだが、締めはこれまた名物の蛤のシャブシャブ。蛤の出汁が効いて最高に旨い。蛤を食べ終わったあとのスープの美味しいこと。締めの締めにこの汁で作ったラーメンが出る。

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あーあ幸せ。お腹一杯。そして蛤の殻が山と詰まれる(この店では貝塚と呼ぶらしい)。かれこれ、1人蛤を20個は食べたろう。養殖のようだが、味は確り出ていて文句ない。これにデザートがついて3500円はお値打ちだなあ。

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お酒も蛤酒なんていうユニークなものをいただいたりして、締めて一人5000円あればたらふくいただけるのだ。もう、一年分の蛤を食べて満足な会食であった。

蛤はいいなあ。最後に有名な川柳を一つ。

蛤は初手 赤貝は夜中なり

この意味が分かった人は、相当な通です。

この川柳で思い出したのが、貝は貝でも牡蠣。今年日本に来るフェルメールの「青いターバンの少女」(真珠の耳飾の少女)で有名な、オランダのマウリッツハイス美術館にある、ヤン・ステーンの名画「牡蠣を食べる少女」。牡蠣と少女、そしてこの目つきに貴方はなにを感じますか?川柳と名画、解釈のコメントをぜひお書きください。

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2012年1月18日 (水)

ダークヒルズ恋愛白書あるいはクラシック音楽の新しいかたち

これは、新しいクラシック音楽のかたちなのでは・・・・と思った。

昨日、バスバリトン北川辰彦さんが脚本&演出&出演する「ダークヒルズ恋愛白書」を観にいった。本当は北川先生なのだが、ここでは親しみをこめて北川さんと呼ばせていただく。北川さんは、私が所属する某プロオケ付属合唱団のヴォイストレーナーとしてご指導いただいているのだが、偶然にも昨年末の丸の内合唱団(マルガツ)の第九のソリストとして共演させていただき、なにか因縁を感じているのである。

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その北川さんから「ダークヒルズ恋愛白書」のお誘いがあったので、歌友のOさんと一緒に勇んで出かけた次第。ダークヒルズは昨年の二期会weekで評判となり、今回は@座・高円寺で再演されたのだ。チラシや当日のプログラムにも粗筋などは何も書いてなく、ビバリーヒルズ恋愛白書をパクッた題名からも3組の若いカップルが織り成す「古今の名アリアを歌う」恋愛オペラかと思っていた。予備知識ゼロで会場に向ったのだが、素晴らしい舞台でとても楽しめた。

始まってすぐに気づいたのは、筋書きがモーツァルトのオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」(女はみんなこうしたもの)のパロディであること。ただし、コジとは男女が入れ替わっていて(ネタバレですが)、言ってみれば「男はみんなこうしたもの」という体裁になっている。なるほど、現代は男女の立場が逆なんだな!・・・・気の利いた着想に引き込まれた。コジは二組の男女、ダークヒルズは三組になるが、うち一組はコジのドン・アルフォンソとデスピーナといった役回りになる(もっとも、ここでも「しかけ」は女性主導なのだが)。

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あと、同じくモーツァルトの「フィガロの結婚」を下敷きにしたような部分もある。アリアがフィガロとその兄弟作であるロッシーニ「セビリャの理髪師」から歌われる。J・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」を想起させる部分も。偽りのデートでケリーが取られてしまう指輪は、あきらかに「こうもり」のアイゼンシュタインの「時計」のコピーだろう。「こうもり」からもアリアが二曲取られている。

さて、曲目はというと

L.バーンスタイン キャンディード 着飾ってきらびやかに
L.バーンスタイン ウェストサイドストーリー アイフィールプリティ
ヴェルディ リゴレット さようなら私にはあなただけが希望と命
ロッシーニ セヴィリアの理髪師 私は街の何でも屋
プッチーニ ラ・ボエーム ミミ、君はもう戻ってこない
E.ジョン ライオンキング ハクナ・マタタ
J.シュトラウス こうもり さぁ来たまえ、踊りに行こう
J.シュトラウス こうもり 公爵様、あなたのようなお方は
F.スッペ ポッカッチョ 恋はやさし、野辺の花よ
モーツァルト ドンジョヴァンニ 窓辺においで
ヴェルディ 椿姫 乾杯の歌

F.ロウ マイフェアレディ 踊り明かそう
プッチーニ ラ・ボエーム おお、麗しい乙女よ
モーツァルト 魔笛 愛を感じる男の人たちには
バーンスタイン ウェストサイドストーリー トゥナイト・アンサンブル
プッチーニ トゥーランドット 誰も寝てはならぬ
M.レイ ラ・マンチャの男 見果てぬ夢
レハール メリーウィドゥ メリー・ウィドゥ・ワルツ
モーツァルト フィガロの結婚 フィガロ、静かに
J.ラーソン レント シーズンズ・オブ・ラブ

どうです、このラインナップ。よくぞこれだけ名曲をちりばめたものである。しかも、ストーリーの展開にちゃんと平仄があっている。どれもこれも、素晴らしい歌だが、個人的に凄いなと感じたのは、バーンスタイン「ウエストサイドストーリー」のトゥナイト・アンサンブル。この曲は、昨年のマルガツの定期公演で採り上げたが、非常なる難曲で最後まで四苦八苦した曲なのである。それを各パート1人で完璧に歌い上げていたことに驚嘆した。実は、昨夜はマルガツのムッシュー一夫氏が偶然にも会場にも来ていたのだが、彼も同じ感想だったに違いない。なんせ、彼こそ、定期演奏会でトゥナイト・アンサンブルを採り上げた張本人なのだから。

他には、椿姫の乾杯の歌・・・これもマルガツで歌っているので、一緒に口ずさんでいる自分があった。レハールの「メリー・ウィドゥ・ワルツ」。岩本町にある「オペラサロン トナカイ」でいつも最後に歌われる曲。私の大好きな曲で、時々風呂場で熱唱している(笑)。最後の「言わねど知る恋心・・・・」だけを日本語で歌ったのは、私の思いが通じたのか!?

出演者も素晴らしい。それぞれ個性が立っていて役柄にピッタリ嵌っている。笑の要素もちりばめられていて、チャラ男キャラクターの高田さん、北川さんの古畑任三郎など爆笑である。桝さんの大阪弁もいけてま(笑)。女性3人はいずれも美声美女で魅惑される。ピアノの穴見さんにも拍手!。バラエティに富んだ数々の曲の性格を見事に弾きわけ、それも2時間弾きっぱなしなんだから。

そして、脚本&演出も北川さんだというのだから驚きである。古今当時の諸事情・・・・ダチョウ倶楽部やチャラ男まで通暁しているとは(笑)。冗談抜きに、大変な才能であり、広く深い人間性がないと出来ないことである。

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いやはや、ダークヒルズは本当に楽しかった。一緒にいったOさんは昨晩興奮して寝付けなかったといっていた。クラシックファンのスノビズムをくすぐる仕掛けがある一方で、クラシック音楽に全くなじみが無くても十分に楽しむ事が出来る。「クラシックは死んだ」といわれて久しいが、私はこれからのクラシック音楽の一つの方向性を示しているのではないかとさえ思う。ぜひ、再々演してほしいものだ。そのときは多くの友人に声をかけファンを増やしたい。

そしてもう一つ、思ったことがある。終演後ムッシュー一夫にFB経由で話したのだが、我々もMFS(丸の内オペラシンガーズ)でこうしたミュージカルをやりたいという事。ムッシューはMFSの林光・・・・座付き作家・演出家でもあるのだから(と妄想してます)。

ケリー  :鷲尾麻衣(ソプラノ)
アンドレア:三宅理恵(ソプラノ)
ド ナ  :澤村翔子(メゾソプラノ)
ディラン :北川辰彦(バスバリトン)
ブランドン:桝貴志(バリトン)
デビッド :高田正人(テノール)
ピアノ   穴見めぐみ

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2012年1月10日 (火)

丸の内合唱団を休団しました

丸の内合唱団を休団しました。今日、休団届けを出してきました。

人二倍愛していると公言しているマルガツを休団するのはよっぽどのこと・・・・とお感じの方もいると思う。練習終了後に築地に行ったのだが、仲間からは「なぜ?」と聞かれた。神尾先生や団長にも挨拶したのだが、そのときに家庭の事情と音楽上の事情とお答えした。

ここでは少し詳しくご報告したい。まず、家庭の事情とは、介護問題である。このブログの読者なら良くご存知とは思うが、昨年は両親の病気と介護で大変な一年だった。母親は介護施設に、父親は一度危篤状態に陥ったが、奇跡的に持ち直してただ今自宅で介護をしている。今年の私の年賀状には、「やってみて はじめてわかる 老介護」と添え書きしたくらいである。

今の会社では、私は日曜日と水曜日が休みなのだが(ちなみに土曜日、祝日は出勤日)、日曜日は母の介護施設へ訪問、水曜日は父の通院介護や雑用代行にあてていて、休日二日間のかなりの時間を両親の面倒見に割いている状況にある。マルガツとほぼ同時に始めたもう一つの合唱団があるのだが、これまでのように週に二日、夜間べったりと合唱の練習に充てるのはなかなかシンドイ。

音楽上の理由とは、ここらで正式に発声のレッスンを受けてみたいと思ったことである。合唱を5年超やっているが、はっきり言って自分の発声がどのようなものなのか自信がなかった。もちろん、これまでの練習の成果で、ある程度のレベルにはあるかとは思うが、基本中の基本である発声が確り出来ていないのである。かといって、今のマルガツでは、人数も多く、人の出入りも激しいので、一人ひとりの発声のレベル云々という状況ではない。

幸い、ある先生に巡りあう事が出来たので、お世話になろうと考えている。時間的にも、1時間@月に2回程度であれば、さほど負担にはならないと思う。まあ、これからの合唱人生を考える上で、少し足もとを固めておきたいのである。

もっとも、他の合唱団からのお誘いもあったり、それが魅力的な曲目だったりして、心は揺れ動く。また、昨年来ある音楽事務所とのつながりが出来たり、まだ公表は出来ないが、マルガツも毎年出演している「熱狂の日」のプロデューサーと直近知り合いになるなど、色々と面白いことも出来そうな予感がしている。それも、家庭の事情が許せばの話なのだが・・・・・。

また、いつか戻ってきますからね、わが愛するマルガツに。

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2012年1月 3日 (火)

歌で一年を繋いでゆく!!

皆さん、あけましておめでとうございます。新しい年も、この「ゆびじぶ」ブログにどうかお付き合いください。

さて、新年早々風邪を引いてしまった。また、腰痛も出てきた。風邪は強い薬を飲んでいるので、大事には至っていないが、年末の疲れだろう。三日連続のコバケン第九の合唱。そして、大晦日の恒例丸の内ガラコンサートがきつかったのかもしれない。

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直接的には、ガラコンサートの寒さ。上の写真をご覧いただきたい。背か高いので、例年最後列で合唱しているのだが、背後のガラスから寒気が襲ってくる。寒気の中、歓喜の歌を歌うのだ。写真の紫色の光線がまさに寒気(笑)。カイロをはったり、ヒートテックの下着を着たり防寒には怠り無いのだが、今回は2時間もあったので、流石に寒かった。あと、2時間立ちっ放しだと腰に来る。四捨五入で60歳だから、身にこたえる。

でも、年と年を歌い繋いでゆくのは特別の感慨がある。今年のガラコンサートは、盛りだくさんで、竹山愛さんのフルートコンチェルトにはじまり、第九女声ソリストのオペラアリア、男声イケメングループのJADEメンバーのオペラアリア、恒例の第九、JADEの「リヴァイブ」などなど。特にバス・バリトンの北川辰彦さんは、私が所属する某プロオケ付属合唱団のヴォイストレーナーで、今回は第九のソリストを歌った。舞台で共演できるのはとても嬉しいことだった。

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合唱の出来は良かったようだ。お世話になっているマネジメント事務所の社長さんが褒めていたというし、指揮の神尾先生からもお褒めをいただいた。一方、かなり手厳しい意見もいただいた。男声の迫力不足、女声のハーモニーが出来ていない・・・などなど。美しい第九を標榜したのだから迫力が足りないという批判もあるかもしれない。私自身は思い残すとことなく歌えたのだが、第九に賭けるパッションや一人ひとりの第九への思い、メッセージが不足していたのかもしれない。これは反省点である。また、練習期間が短く、新規入団者も歌えてしまうので、技術的に問題が無くはなかったと思う。較べるのは酷であるが、第九だけで練習に最低3ヶ月は欲しいところである。

オーケストラはとても良かった。特にチェロ・バスの低弦は非常に充実していた。チェロにN響の手だれが入っていたこともあるかな。管楽器も昨年に較べて良くまとまっていたと思う。バイオリンが薄く聴こえるのはホールのせいかもしれないが、もう少し増員したほうが良いと思う。

今年はどんな歌が歌えるか、楽しみである。

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